

No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>軍属とは準(臨時?)公務員と考えて良いのでしょうか。
準公務員と言うよりは準軍人ですね。旧日本軍の軍属は階級があり、制服や階級章があり、功労者は勲章を授与され、戦死すると靖国神社に合祀され、退任すると軍人恩給が受けられたということですので。
>従軍者に対して、軍は何らかの(日本人の生命、財産の保護と言う、一般的な意味以外の)法的義務を有するのでしょうか。
これは、国や時代によって様々なんだと思います。旧日本軍の従軍看護婦の場合、軍属扱いでなかったことから軍人恩給が受けられなかったところを、救済措置として慰労給付金という形で年金を支払う法律が後に制定されたようです。
例えば、現代の従軍記者の中には軍から徴用されたわけではなく自らの意思で従軍している人も多くいると思いますが、このような人に国が法的に何らかの義務を負うとは一般的には考えられません。「行きたくて行ったんだから自己責任」というところではないでしょうか。
この回答への補足
解りやすくご説明いただき有難うございます。
「従軍」という言葉に法的意味は無いと考えて良いようですね。
つまり、軍人以外は全て「従軍者」で、その中に「軍属」と「民間人」が居た。ただし「軍属」は徴用されたのだから、それに対して軍(政府)は、その職分に応じて待遇した。看護婦は「実態的に軍属」と見做され、戦後、救済措置が取られた。
このような理解でよろしいでしょうか。
No.3
- 回答日時:
うんと簡単に言うのなら、
ある国の正規軍にその国が定めた法律にしたがって正式に所属し、
軍服ないし国家の徽章がついた制服を着用し、
任命された将校の元で軍務に服した人、
でしょう。
ただあくまでもこれは「筋論」で、従軍記者、看護婦(この概念がでたのはクリミア戦争よりあと)、また非正規軍として戦闘に従事したもの(チトー率いるユーゴスラヴィアのパルチザンが有名です)、軍隊に準じる組織(タイの警察軍など)に所属したもの、も、カウントすることがあるようです。
時代によっては、強制徴募隊という恐ろしいものがあって、道を行く人を捕まえて「今日からおまえは海軍の兵士だ」とか、「艦長、隣の艦は炭鉱街に行ったそうで、大漁だったそうです。くそっ」という恐ろしいことが行われていた時代もありました。
ただ、これは国家が認めていた手段で、つかまったほうもキチンと(表向きは)給料がでて、当時の農村よりよい食事ができたという事情もありました。酒とタバコが定期的に配給され、肉が食べられ、医者がいて、ついでに敵の船舶を拿捕したときにはボーナスがでます。
この場合基本的に制服はなく、軍艦の乗組員名簿に名前がのってその人物がサインしたときに正規軍兵士となります。当時の識字率は低いので、「ここにバツを3つかけ」といわれたところに×××ですが。
これはナポレオンが欧州であばれていたころの、英国海軍のハナシです。
ご回答を、楽しく読ませていただきました。
「強制徴募隊」も、ものは考えようかもしれませんね。
シャバにいても、どうせ碌なことは無い。
暇を持て余し、女の尻を追っかけまわして、ストーカーで捕まる事を考えれば、「救世隊」と言っても良いかもしれませんね。(笑)
麻生さんも、思い切って渋谷や環七あたりに「強制徴募隊」を組織し、ふらふらしている奴らを軒並みしょっ引いて、農山漁村で働かせたら良い。親は安心し、街中、道路は静かになり、人手不足の一次産業が活性化するかもしれない。だいいち本人にとって心身ともに健康になって、国家の根幹である治山治水に寄与できるメリットがある。
これで、本人が目覚めてくれたら、日本は万々歳なのですがねー。
紳士の国といわれた英国においてもそうでしたか。
そうかもしれませんね、サーの称号を与えられたネルソン提督も、フランス人からみれば、凶悪な海賊船の船長ですからね。
横道にそれましたが、楽しい回答でした。
有難うございました。
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