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こんばんは。
いつもありがとうございます。

・・・まづ差しあたりたる、目の前のことにのみ紛れて月日を送れば、
ことごと成すことなくして、身は老いぬ。

という文があって、そのなかの「老いぬ」についてわからないことがあるのですが、よろしくお願いします。

最初に、意味なのですが「身は老いてしまう。」と聞いたような気がするんですが、老ゆのゆって過去の意味があるって感じがするんですがどうですか?
もしそうだったとすると「・・・・月日を送れば」のあたりも過去の意味になってくるんでしょうか。
「ゆ」ってなんですか。

あと、これはヤ行上二段活用で老ゆの連用形ということでした。
でも連用形っていうのは用言にかかるっていう意味ではなかったんでしょうか?
よく考えてみたら、中学の時も連用形は「ます」をつけてつくったし別に用言にかかっていなかったんですよね・・
どうして「老い」が連用形ってことになるかもわからないので教えてください。

よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

おはようございます。



完了の助動詞「ぬ」の意味ですが、完了・強意(確述)・並立の意味を持っていますが、一般に完了の意味で使われることがほとんどです。同じ様な助動詞に「つ」がありますが、「つ」は意識的な動作の完了を表すのに対し、「ぬ」は無意識・自然な動作の完了に用いています。そのため意味的には「~た」「~てしまう」「~てしまった」とするのが一般的ですが、その裏には「(自然に)~てしまった」のように「自然に~」に類する気持ちがこめられているようです。
さて、「「・・・・月日を送れば」のあたりも過去の意味になってくるんでしょうか。」の部分ですが、「送れ」が四段動詞の已然形、「ば」が接続助詞で、「已然形+ば」の形で「(順接の)確定条件」を作っていると考えられます。確定条件は、すでに起きたこと(過去の出来事)を前提に、(順接なので)その当然の結果が後の文になる条件で、「~ので」tp訳すのが一般的です。「目の前のことにのみ紛れて月日を送」ったので、「身は老いぬ」ということです。確定条件ですから、「・・・・月日を送れば」には当然過去の意味があります。「老いぬ」の意味ですが、確定条件下なので、「(月日を送ったので-自然に)老いてしまった」としたほうが良いように思います。
「ゆ」はヤ行上二段動詞「老ゆ」の活用語尾です。ただ、ヤ行は現在では使われていませんが、「ヤ・イ・ユ・エ・ヨ」と変化します。「イ・エ」の部分がわかりずらくなっていますが。活用は「老い・老い・老ゆ・老ゆる・老ゆれ・老いよ」です。蛇足です。
連用形は本来下に用言が来る=用言に連なるので連用形ですが、助動詞の接続のほうが優先されます。他の方も言っておられるように完了の助動詞「ぬ」の接続は連用形なので、「ぬ」の上には必ず連用形がきます。ですから「ぬ」の上の「老い」は連用形ということになります。

脈絡のない回答となりました。参考程度に。
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この回答へのお礼

こんばんは☆
お返事が大変遅くなってしまってすみません。。
文法がうまく理解できないみたいでお礼をうまく書くところまでできませんでした。
もう一回印刷してマーカーしてみたら多分少しわかると思います。
こんなわたしに教えてくださってありがとうございました。
ありがとうございます☆

お礼日時:2009/08/07 23:26

#1です。


私は高校で古文を習っただけなので、上代についてはよく知らないのですが
回答で使った上代というのは質問者様の回答の補足の(2)のことです。
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この回答へのお礼

こんばんは。
奈良時代のことなんですね・・
新しい言葉を知ることが出来ました。
教えてくださってありがとうございました☆

お礼日時:2009/07/23 00:43

NO4の方の回答を見ながら追記を。



「已然形+ば」については確定条件のほかに「恒時条件」があり、ある条件のもとで(この文では「送れ」まで)、いつも一定の事柄(ことごと成すことなくして、身は老いぬ)が起こることを表し、「~といつも(~てしまう)」と訳します。文法的には確定条件、恒時条件共に成立しますが、「まづ差しあたりたる」と前文にありますので、NO4の方が言われるように恒時条件に訳したほうが適切であると思います。(より正確にはこの段の全文を見ると確実ですが)
なお、確定条件の場合、「ば」より上は理由・原因を表し、下は結論・結果を表します。ほんの蛇足ですが。
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この回答へのお礼

♪こんばんは♪
二回も教えてくださってありがとうございます。
なかなか理解できない(この話以前に文法そのものがちんぷんかんぷんなんです・・)生徒なために、すみませんでした!!
印刷してもう一回やってみますね!
ありがとうございました♪

お礼日時:2009/08/07 23:35

「老ゆ」は、老い(ず)、 老ゆる(とき)、などと活用するこの動詞が、老ゆ(。

)と終止するときの形ですね。
  「書く」の「く」も、 書く。 と終止しますが、別に「く」で何かの意味が加わったりはしていないように、内容はありません。「書く。」と終わるときの形です。「書き。」と止まることもありますがこれは終止ではなく中止です。ですから、「老ゆ。」は、「老いる。」「年をとる。」の意味で、〈老いた。〉〈年をとった。〉ではないわけです。この「ゆ」はこの動詞の活用語尾のひとつの形です。

どんな動詞でも動詞そのものは過去の意味をもつことはなくて、過去の意味は過去の助動詞で加えます。「・・・・月日を送れば」には過去の助動詞らしいものはないので、過去の意味はないのです。

「--- 身は老いぬ。」の意味ですが、「身は老いてしまう。」だと聞かれてどこかすっきりしなかったのではないかと思います。
 同じ完了の意味の「身は老いぬ。」でも、「身は老いてしまった。」という過去の意味のようにとれる場合もあり、むしろそのほうが普通です。でもこの段のこの部分では、「ある一人の人が年をとってしまった」のではなくて、「人間というものは、そのうち何かしようと思っているうちに老いてしまう。」という、だれにでもいえることを語っているところなので、「老いてしまった」と理解するのは不適当なのです。これが過去の意味をさがしたいような気持ちになった理由だと思います。

連用形について。
「用言に連なる形」という名前なのに、「ます」は用言ではないですね。
これは、用言がどんな活用をするかを調べてわかった形と共通するものが、用言ではない助動詞や助詞につながるときにもあらわれることを、簡単な呼び方で「連用形」と呼んでいるためです。名は体を表さず。誤解されやすい呼び名だと思います…。
∥連用形
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E7%94%A8% …

どうして「老い」が連用形か。
これは「老いぬ。」の場合の「老い」のことですよね。「老い」だけ見ていてもわかりません。「老い+ぬ」とつながっている「ぬ」が完了をあらわす助動詞であり、助動詞には上で書いたように連用形でつながるので、この「老い」は連用形だ、ということです。
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この回答へのお礼

こんばんは☆
身は老いぬ。のところは普遍的な真理?みたいってことでしょうか。
なんとなくわかりました。
それから説明はとてもわかりやすかったのですが私が文法だめだめのためお礼もよくかけずにとても遅くなってしまいました。
ごめんなさい!!
ありがとうございました☆

お礼日時:2009/08/07 23:31

こんにちは。


国語の領域を離れて数年以上たっているので、忘れたことも多いのですが、上代の文法が専門だったので懐かしくなりました。
ちなみに文法的解釈は様々な場面で学者によって意見も違うと思いますので、受験勉強用の学校文法を前提にして考えてみます。

「ゆ」に関して、ヤ上二動詞「老ゆ」の一部ですが、単語はよく2語がくっついて後代に一つの単語をなすので、その意味でのご質問かなと思うのですが、「ゆ」には過去の意味はなかったように思います。むしろ受け身とかのほうではないでしょうか。また「過去」という意味を含んでいたという学説があったとしても、すでに一語として使われている時代ではそのニュアンスが抜け落ちてしまっていると考えることもできます。

連用形は、用言につく形ですが、用言だけにつく形ではないです。
未然形も、未然(おこってないこと)につきがちな形ですが、いつもそうではありません。文法用語は、呼ぶのに便利だから決めたようなものなので(すでに存在する言語と分析してまとめてみただけ)、用語がすべての様態を表すというわけではないというようなことでしょうか。

>どうして「老い」が連用形
助動詞「ぬ」が、他の動詞は連用形にくっついているから(四段動詞だとクリアに)、「老ゆ」だけが他の形とは考えにくいからということしか言えないのではないかと思います。他の形とは思えないというぐらいですが。
いかがでしょうか?
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この回答へのお礼

こんばんは☆
お返事遅くなってしまいました。
少し忙しかったり、あとはすぐ眠くなってしまって苦手の文法のお返事を書くにはむずかしい日々でした。ごめんなさい。。

「ゆ」については他にも上一段で「見る」という言葉があったかと思えば、他に「見ゆ」という言葉もあったりして同じような見るみたいな言葉なのに二つもあって、だから「ゆ」になにか意味があるのかな・・と思いました。

連用形といっても用言につくとはかぎらないのですね。
ありがとうございます。

「老い」が連用形というより、助動詞「ぬ」のせいなんですね!
説明はとてもわかりやすかったです。

ありがとうございました☆

お礼日時:2009/07/25 00:07

「ぬ」が完了の助動詞なので「…してしまう」と訳します。


「ゆ」はよく知りません…「老ゆ」で一つの単語だと思いますが…
一応上代の助動詞で「ゆ」というのががありますが過去の意味はないようです。

ちなみに「老ゆ」が連用形になるのは助動詞「ぬ」が連用形接続だからです。
これは助動詞によって決まっています。

この回答への補足

こんばんは☆
お返事ありがとうございます。
#1さんと#2さんの回答の中で上代って言う言葉が出てきて、辞書で調べてみたのですが、意味がいくつかありました。
時期のことみたいなのでどっちのことなんだろうと思ったのですが教えていただいてもだいじょぶですか?

上代
(1)おおむかし・太古・とかあとよくわかんないですが上世と書いてありました。
(2)日本史、特に文学史の時代区分のひとつ。一般に奈良時代。またその前後を含めた時期をさす。

和英辞典だと ancient times

上代かな 平安時代に用いた、漢字の草体に近い仮名。

和英辞典は別としても、三種類ありました。

あんまり最初の質問には関係ないかもしれないんですが、もしよかったら教えてください。

あと、回答のお礼の手紙は、ひとつずつ読んでいくので、遅くなってしまうかもしれないのですがよろしくお願いします☆

補足日時:2009/07/22 23:00
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この回答へのお礼

こんばんは。
「ぬ」がしてしまうって言う意味だったんですね!

それから「ぬ」によって連用形ってことに決まったんですね・・
教えてくださってありがとうございました☆

お礼日時:2009/07/22 23:39

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