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中頃男ありけり。女を思ひて、時々通ひけるに、男、ある所にて、燈火の炎の上にかの
女の見えければ、「これは忌むなるものを。火の燃ゆるところをかき落してこそ、
(その人:1)に飲ますなれ」とて、紙に包みて持たりけるほどに、事繁くして、まぎるること
ありければ、忘れて、一日二日過ぎて、思ひ出でけるままに、行けりければ、「悩みて程
なく、女隠れぬ」といひければ、「(いつしか行きて、かの燈火のかき落したりし物を見
せで:2)」と、過ちに悲しくおぼえて、常なき鬼に一口に食はれけむ心憂さ、足ずり
もしつべく、嘆き泣きけるほどに、「(御覧ぜさせよ:3)とにや、この御文を見つけ侍る」と
て、取り出だしたるを見れば、
鳥辺山谷に煙の見えたらば(はかなく消えしわれと知らなむ:4)
とぞ書きたりける。(歌さへ燈火の煙とおぼえて、いと悲しく思ひける:5)、ことわりになむ。
(注)(1)常なき鬼=無常(死)という鬼。(2)鳥辺山=現在の京都の東山山麓。火葬場や墓所とされていた。

ググって見たのですが、全訳はなかったので

A 回答 (1件)

この回答への補足

これは使ったことがありますが、きちんと品詞分解されてなかったので
変なところで区切ったのだろうと思うのですが、現代語訳されたのを読んでておかしいと思いました。

やはりこういうのは機械では無理かと・・・

補足日時:2009/08/16 04:11
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