プロが教えるわが家の防犯対策術!

良くドラマでやってる科学捜査研究所などで、監視カメラの映像から拡大をして人物特定や腕時計の時間などを読み取るシーンがありますが、本当に出来るのでしょうか?解像度が大きければ可能でしょうが、解像度の低いものからの特定は不可能に思えますが、専門家の方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

無い情報は見つからない。

これ原則。

ただ、人間の視覚で感じ取れない情報はあります。
たとえば特定の色だけを抽出して、それを先鋭化させつつ
しきい値を切り替えて、輪郭が目視できるようになるようなことはあるはずです。
ただ、カメラが24bit,すべての色、理想を言えば非可視光線まで撮影可能で…
さらに、録画システムが無圧縮のデータを保存している場合 orz

現実的には、そういう肉眼で感じ取られない情報のほとんどが
録画システムの動画圧縮技術で切り捨てられていると思います。

デジタル化前の防犯カメラシステムだと、アナログTV並の色情報を
VHSの3倍品質で保存しているので、やはり厳しい。


なお、現在では、高解像度モニター上でDVDなどのSD画質映像を
美しく再生するために、解像度を上げる特殊な技術も一般化し始めました。

"超解像"と呼ばれる技術で、東芝とNECの取り組みが知られています。

東芝では既存技術である、動画の複数のフレームを元に計算する手法を
PC用として大々的に売り出して来ました。

ごく単純な例えをすると
10cmの棒らしきものが写った静止画と
20cmの棒らしきものが写った静止画があり…
それが同じ物体と仮定すれば、本来の大きさは15cm程度と考えられる…
これに移動量などの情報を加味したり、3枚4枚と多くの静止画を元にしたり…
これで解像度がいくらか向上できるわけです。
その繰り返しで熟成モードや超熟成モードという
徹底的解析にも対応しようとしています。

でも、防犯カメラでは0.5秒ごとで撮影しているようなものもあるので
そういうのだと、比較分析の余地が無い場合もあると思います。


またNECは、混色現象を元に戻すというアプローチで
一枚のフレーム(つまり静止画相当)を元にする超解像技術を実現しました。
これも、あまりに元の画質が低ければ、ほとんど意味をなさないでしょう。

これらについては日経のサイト等に記事があります。
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n …


閑話休題
たしかにリアル警察の発表する監視カメラ映像は
ぜんぜん鮮明な映像では無いのが現状で
SF的な画像解析は、最初からそれを想定した撮影システムが必須です。

マーズパスファインダーやかぐやが送ってくる情報は
そのための可逆圧縮技術で送信されているはずです。

MPEG2,MPEG4などの視聴用技術、あるいはMP3やJPEGも、非可逆圧縮技術。
完全に元の情報を保持できる技術ではありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。やはり、そうですよね。もし、本当に出来るとすれば膨大なデータが必要ですよね。

お礼日時:2009/08/23 14:45

欠落した情報を補う手段はありません。


オリジナルが何なのかが解っていれば自在に崩して元に戻す事は可能です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。ですよね。

お礼日時:2009/08/23 14:47

ドラマでやってるのは


予め鮮明な画像を用意して、Photoshopなどの画像処理ソフトを使って段階的に複数のボケた画像を作ります
鮮明な画像→中くらいに見える画像→少しボケた画像→ボケた画像


それをドラマの演出の中で逆に見せてあたかもボケた画像が鮮明になるように見せてるわけです。
ボケタた画像→少し見える画像→中くらいに見える画像→鮮明な画像
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この回答へのお礼

ありがとうございました。これで、はっきりしました。

お礼日時:2009/08/23 14:48

あれすごいですよね~「本当にこんなことできるの?」と思っていつも見ています。


スパイ映画などでもよく見るシーンですよね。
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この回答へのお礼

早々のコメントをありがとうございました。

お礼日時:2009/08/23 14:49

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