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こんばんは。マーケティングを勉強している大学生です。ロジスティクスとサプライチェーンマネジメント。どちらとも定義が似通っていて、違いがイマイチ理解できません。

要は「財の物流ネットワーク全体を見直し、企業の生産性を上げる」ことと認識しております。
サプライチェーン・マネジメントはロジスティクスより、包括的な言葉なのかな…と思っているのですが、ご回答お願いします。

A 回答 (3件)

メーカー 卸売  小売 消費者



      W1→→R1→→C
M→→→W2→→R2→→C
      W3→→R3→→C



メーカーM、卸売W1~W3、小売店R1~R3、消費者Cがいるとき、
小売店は、消費者にたくさん売りたい、と考えます。
欠品が生じると機会損失になりますから、欠品が出ないように商品を多めに発注しがちです。

小売店R1は商品Xが100個売れるだろうと考えました。そこで、いつも注文している卸売W1に商品Xを100個注文します。でも、納品が遅れると欠品を生じるかもしれない、と心配します。そこで、他の卸売R2とR3にもそれぞれ10個ずつ注文しました。結局、小売店R1は100個の需要に対して120個の商品Xを注文したわけです。

小売店R2も自分の商圏内で商品Xが100個売れると考えました。いつもの取引先W2に100個注文しましたが、納品が遅れることを心配して、他の卸売業者R1とR3にそれぞれ10個ずつ注文しました。
小売店R2も100個の需要に対して120個の商品Xを注文したわけです。

同様に、小売店R3も100個の需要に対して120個の商品Xを注文しました。


さて卸売業者W1は、3軒の小売店から合計120個の注文を受けたわけです。商品Xは売れ行きが好調でどんどん売れそうです。また追加注文が来るかもしれません。そのときに欠品があると、注文を他の卸売業者W2やW3に取られてしまうかもしれません。そこでそれに備えて少し多めにメーカーに発注をします。小売店から120個の注文がありましたから、メーカーへは140個発注することにしましょう。

さて卸売業者W2も、3軒の小売店から合計120個の注文を受けました。追加注文が来た時に欠品があると競合他社に取られてしまいますから、メーカーへは多めに発注しようと考えました。120個の注文ですから、140個メーカーへ発注することにしました。

さて卸売業者W3は、・・・・
というわけで、小売店からの120個の注文に対してメーカーへは140個発注することにしました。


小売店が予測した需要の合計は300個ですが、卸売3社からの注文の合計は420個です。メーカーはどうするでしょう?納期が遅れると競合の他社製品に乗り換える業者が出てくるかもしれません。多めに作ることにしましょう。420個の注文ですから、450個作りましょう。



というわけで、300個の需要予測に対してその1.5倍の450個の商品Xが生産され、流通過程の在庫となります。
このようにして、需要量より多くの製品が生産されてしまい、流通在庫が必要以上に増加してしまう現象をブルウィップ効果と呼びます。

在庫が増えると在庫保管・管理コストがかかりますし、運転資金需要を増加させます。資金繰りのために短期の借り入れをすると、利息がかかります。
ブルウィップ効果により在庫が増加すると、サプライチェーン全体のキャッシュフローが減少し、利益も減少してしまいます。



サプライチェーン全体で情報を共有化することによりブルウィップ効果を防止しようとするのがサプライチェーンマネジメントです。



小売店の需要予測情報をもとにメーカーが300個の製品を作った場合、各小売店へ100個の商品が迅速に配送されないと、小売店で欠品を生じ、小売店の機会損失となりますから、小売店はやはり120必要だ、という情報をメーカーへ流すようになってしまいます。これを防ぐためには、生産された商品が迅速に配送されなければなりません。このための仕組みがロジスティクスです。
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この回答へのお礼

ブルウィップ効果を防止するためにサプライチェーン全体で情報を共有化する→サプライチェーンマネジメント

生産された商品を迅速に発送するための仕組み→ロジスティクス

なるほど!とてもわかりやすいです!ありがとうございます☆

お礼日時:2009/09/13 00:40

非常にシンプルに、



ロジスティクス: 物流。物の輸送だけ。

サプライ・チェーンマネジメント:
物を他社から供給してもらっては加工し、できた製品をさらに他社に供給する、という連鎖を管理。

で良いのではないでしょうか。

ロジスティクスは、物の移動(どこからどこへどの手段で運ぶか)は気にしますが、その物がだれから供給されてだれが加工してだれに販売されるかは気にしない(でも、商売のためには連携が必要)、ということです。

いくら運送屋さんが頑張って物が早く届いても、肝心の数が足りなかったり、希望するものが期日までに製造できなければ、お客さんへ売るチャンスを逃してしまいます。そういう商売の連携をサプライチェーンで考えて対策していくのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。皆さんの説明のおかげでわかりやすく理解できました。

サプライチェーンマネジメントに興味が湧きましたので、自分でも調べてみます!

お礼日時:2009/09/14 18:12

【ロジスティクス】


モノの動きを制御する

【サプライチェーンマネジメント】
モノの動きの制御だけでなく、その手前の"製造"および製造に必要な生産財の"調達"、ほかに"受注"・"生産計画"などを絡めて制御する

こんな違いだと理解しています。
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この回答へのお礼

サプライチェーンは製造から、消費者の手に渡るまでの一連の流れを制御するといった意味で、ロジスティクスより広範な定義になっているのですね^^ご回答ありがとうございます☆

お礼日時:2009/09/13 00:42

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