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こんにちは。。お世話になります。
唐突ながらお尋ねします。
ふと思ったので投稿させていただきます。

この近年(7~8年前ころ?)から、
朝日新聞、読売新聞の一面のトップタイトルを
見ていて気になったのですが、
新聞テーマタイトルの地紋装飾
に≪波紋≫や≪斜線≫が
使われなくなってしまったのでしょうか?!
不況だからでしょうか?!
・・現在は地紋にはただの
のっぺらぼうの黒地です・・

90年代前半のころは
しょっちゅう重大記事のテーマタイトルには
地紋に波紋が使われていました。
江副被告・・ 本島市長・・

A 回答 (11件中1~10件)

こんにちは。



>その意味で、制作上の問題は全くありません。
それを聞いて安心しました。自分の回答が的外れではなかったことがわかり,ほっとしています。

>最短で十数秒、長くても5分とかからず処理してしまいます。
やっぱりそうですよね。そうでなくっちゃ。
具体的な数値が分かると説得力が増しますね。

明快なご回答,ご教示どうもありがとうございました。(私がお礼を申しあげるのも変かもしれませんが…)
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この回答へのお礼

みなさまのご回答
大変興味深く読ませていただきました!!!

お礼日時:2003/11/12 22:34

端的に言えば、好みが変わっただけです。



昔は、活字代わり(背景が白の地紋文字)は鈍くさい文字の代表選手といわれ、敬遠されていましたが、各社が地紋の背景の模様に凝り出すようになり、何種類も出るようになってからは、見出しの「濃さ」でニュースの甲乙をつけることが難しくなってきます。白抜きの波線地紋と濃い網地紋の二本の見出しが同じ面にあったとき、どれが最初に読者の目を引くか?みたいな神学論争もあったとか。

それに、たとえば植林の記事にはヒノキの木をあしらった模様の地紋、といったものまで登場するようになると、読者、特に高齢者から「文字が見えない」といった非難の声が寄せられるようになりました。

そこで、単純な、活字代わりや黒字白抜き、単調な線地紋、網地紋に使用を限定して、すっきりした見出しにしようという動きが出てきたのです。社名は申しませんが、内部の通達で、使用できる地紋を限定している会社もあるそうです。そういう新聞と、たとえば地方紙を同時に読んでみると、やはり地方紙の方がゴテゴテした印象になるのが不思議です。

そんな事情ですので、不況とはあまり関係がないのではないかと思います。地紋を単純化したことでインク代が浮くとは思えませんし、仮に浮くとしても、そんなことで経費を浮かすくらいなら、地方版の数を1つ減らした方がよほど経費削減になります。

また、新聞の見出しには、(一部例外はありますが)活字と地紋の2種類しかなく、網でも線でも、もっと複雑な模様の地紋でも、制作上の区別はありません。地紋は確かに画像扱いですが、現在主な新聞社で使われている、地紋作成用のコンピューターは、最短で十数秒、長くても5分とかからず処理してしまいます。現在新聞の印刷はオフセットになっていますから、版を作り直す作業を含めても、15分ほどあれば完全に終わって輪転機が回り始めます。その意味で、制作上の問題は全くありません。
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>ここは回答者同士が論争をする場ではありません


基本的には同感です。ただし,互いに食い違ういくつかの回答が寄せられていた場合,それぞれの回答者が自分の回答を書きっぱなしで,あとは質問者の判断に委ねる,というのでは,質問者も結局混乱してしまい,回答者として無責任ではないか,とも思っています。
(もちろん,恋愛相談などのような場合は,違った回答があって当然ですし,それをみて質問者が自分なりに判断するのもまた当然です。)
本来なら,回答に疑問がある場合は質問者が「補足」や「お礼」欄を利用して追加質問をを投稿するのが筋ですが,質問者が忙しかったりして,必ずしも活用されていない場合が多いようです。
そこで,私としては,質問者の混乱を防ぐうえで意味があると考えた場合は,他の回答についても触れることがあります。
それはお前のかってな解釈だという意見もあるでしょうが,最終的にはサイトの管理者の判断に委ねたいと考えています。

さて,本題です。
二重線やグラデーション(ちなみにグラジュエーションは卒業のことです)について。
私も昔は一太郎や松を使っていましたし,Wordは今でも使っていますので,ワープロソフトで二重線や網掛けなどの文字修飾を行うと,文字を挿入しても引き継がれる,というのは分かります。
しかし,CTSのソフトウェアがパソコンのワープロソフトと同レベル(つまり,二重線や網掛けは簡単だが,波紋や斜線は手間がかかる)だとはちょっと信じられません。
新聞製作において,各種の地紋つきの凸版見出しを作る作業は,昔から日常茶飯事ですから,ソフトを開発した人たちが,その機能を考えないはずはないと思います。
一般のワープロソフトで網掛け文字を作るのと同じ程度の手間で,各種の地紋の上に文字を乗せて見出しを作ることができるのではないかと思いますが,どうなのでしょうか。
前の回答に,「処理が大変」とありますが,具体的にどの程度大変なのか。
グラデーションつきの見出しなら,文字を増やしても一瞬で反応するとしたら,波紋つきの見出しを作り直すのにはどの程度かかるのでしょうか。まさか何分とか何十分はかからないと思いますが。
これ以上,推測で書いていても,らちがあきません。どなたか,現役の整理部記者はいらっしゃいませんか?

しつこいようですが,あまり通じていないようなので,もう一度書きます。
もともとの質問で問われているのは,「最近は地紋が減っているようだが,そうなのか。だとしたら,なぜなのか」です。
それに対して,見出しを作成する手間を指摘するのは結構ですが,それだけでは回答になっていません。
何度も言いますが,90年代の前半にはもうCTSは普及していて,かつ,波紋や斜線は広く使われていたという事実があります。
手間が原因だとしたら,90年代中ごろに,例えば次のようなことが起こったと考えなくてはなりません。

(1) コンピュータのハードの性能やCTSソフトの性能が,この時期に後退したので,凝った見出しがつけにくくなった。
(2) 新聞制作上,従来よりも短時間で紙面を組み上げることが求められるようになった。

(1)はちょっとありえないでしょう。
(2)も思い当たらないのですが,見出しの簡略化をしなければならないほどの大きな要因が90年代なかば以降は働くようになったのでしょうか。

>今は1版から14版まで、どんどん記事を入れ替えていますから、
とありますが,これを読んだ人は,1日に14回も版を作っていると思うでしょうね。
しかし,それこそ昔話です。
全国紙の東京本社版の場合,社によって若干の差はあるものの,夕刊は2版~4版の3種類,朝刊も12版~14版の3種類+統合版が1~2種類です。(もちろん地方面はたくさんあります)
大阪本社では,朝刊が2種類しかない社もあります。
残りの1版,5~11版は,
 (a) 輸送体制の充実(高速道路網の整備によって,印刷工場からトラック便で運べるようになった。昔は長距離普通列車の貨物室に積み込んだりしていた)
 (b) 地方印刷拠点の増加(本社で印刷しなくても,たとえば東北地方なら青森や福島などで印刷すればよい)
によって,印刷してから販売店などに到着するまでの時間が大幅に短縮されたので,徐々になくなっていきました。
また,昔(おおむね活版時代と考えましょう)は版と版の間に大ニュースが入ると,紙面の一部を差し替える「追っかけ」を頻繁に行なっていましたが,これも昔ほど行われなくなりました。
特に,最終版を作ったあとはそれ以上追っかけ版は出さないよう,各社間で協定を結んでいます(大ニュースのときは各社間で話し合って臨時に解除)。
したがって,
>昔のスピードでは仕事になりません。
とありますが,昔のほうが今よりもスピードが求められていたのです。列車便は(自前のトラックと違って)待ってくれませんし。
もっとも,追っかけ版などでは,差し替えた部分の見出しは(作っている時間がないので)たいていただのゴシックか,せいぜい白抜きでしたが,そうでない通常版の記事には,波紋や斜線もよく使われていました。

私も少々疲れてきました。ここはひとつ,現役の整理記者にびしっと回答を決めていただきたいなあ,なんて思っております。
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ここは回答者同士が論争をする場ではありませんから、


puni2さんのように名指しをする方が居る場合外は
他の方の回答には触れないようにしているのですが、
他の方からも出てきたのでそちらについて答えて
おきます。

地紋や波紋を使うと、
絵-文字-絵 という形の場所が出来るのですが、
これはもちろん、全体が「絵」扱いで
流し込み(絵の周りに字を配置する作業)が
行われます。
そうすると、たとえば、版が変わってタイトルの
文字数が変わったときに処理が大変なんです。
また、絵をつくらないといけません。

今は1版から14版まで、どんどん記事を
入れ替えていますから、
昔のスピードでは仕事になりません。

しかし、二重線、グラデュエーション、
なんてのは、文字の装飾扱いになります。
ワープロソフトの一太郎をお持ちなら
すぐに体験できます(笑)
真中に字を増やしても、装飾は引き継がれます。
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付け足します。


見出しの背景に「波紋や斜線」はあまり使われなくなりましたが,「網掛けのグラデーション」や「斜めではない平行線」は今でもよく使われています。
CTSを操作するうえで,文字の後ろにグラデーションや平行線が入ってもテキスト扱いで操作は簡単,しかし波紋が入ると画像扱いで操作が複雑,なのでしょうか? 平行線が入った時点で画像扱いなのではないでしょうか。
だとすると,やはり操作の手間が主要因とは考えられません。
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tnt様


コメントありがとうございました。

>肝心の、御質問にはちゃんと答えていませんね。
>そっちが大事なのに。

という厳しい批判をいただきましたので,私なりに回答を申し上げたいと思います。

私は,「なぜ新聞テーマタイトルの地紋装飾に≪波紋&斜線≫が消えてしまったの?」という題名や,「…≪波紋≫や≪斜線≫が使われなくなってしまったのでしょうか?!」「不況だからでしょうか?!」という質問文から,お聞きになりたいことは次の2点であると考えました。
1.朝日・読売の1面トップ見出しの地紋で,波紋や斜線が使われる回数は減っているかどうか。
2.もし減っているなら,その原因として何が考えられるか。

前者に対しては,減っているという趣旨の回答をしました。
後者に対しては,「各社の整理記者たちの間での一種の「はやり」のようなもの,あるいは美的感覚・ファッションセンス等の変化」「紙面の美しさ・見やすさの面での変化」と回答し,またそう考えられる理由を説明しました。

活版時代を含め,見出しの地紋の流行について触れたのも,減少の原因が単なるCTS化だけではないと考えられる,ということを示したかったからです。
もし単なる手間の問題なのであれば,活版時代に比べ手間が減少したにもかかわらず,なぜ使われなくなったのか,という説明ができません。
また,波紋や斜線の減少時期は,これら大手新聞社においてはCTS化が完了した時期よりもずっと後です。つまり,製作の手数は変わらない中で,別の要因によってこれらの地紋が選択されなくなってきたと考えるべきです。

いったい私の回答のどこが「御質問にはちゃんと答えていませんね。」だとおっしゃるのでしょうか。
「なぜ」と聞かれたから,理由として「一種の「はやり」のようなもの,あるいは美的感覚・ファッションセンス等の変化」「紙面の美しさ・見やすさの面での変化」を挙げ,そう推測した理由を述べたのです。これでは回答になっていないのですか?
「あなたは文章力不足だ,質問と回答との対応が分かりにくい」とか「もっと短く書けないのか」というご批判でしたら,甘んじて受けなくてはならないでしょうが。

>他の本文に比べると手間は多く掛かるのです。
それはそうでしょう。本文はテキストなのに対して,見出しは(地紋をつけると)画像ですし,指定すべき事項も,本文はせいぜい字大と字体(明朝・ゴシック)なのに対して,地紋の入れ方は多種多様ですから。
本文と見出し作成との手間の比較を私がしなかったことがご不満のようで,「見出しだけを活版時代と比較してくださったようで、……ちょっと残念です」とおっしゃられました。
しかし,それはいわずもがなだから省いたのです。
私が「手間やお金の問題は生じないといっていいでしょう。」と書いたので,「手間は掛かっているぞ」とおっしゃりたいのかもしれませんが,よく読んでください。
「手間がかからない」と言っているわけではありません。手間やお金の「問題は生じない」です。たとえ手間が掛かっていても,それが見出しの地紋を選択するうえでの問題点とはなっていない,ということです。
「問題は生じない」は言い過ぎだったかもしれませんが,少なくとも「主要な問題ではない」と考えています。

今質問者から問われているのは,「地紋を入れるのに手間はかかるか否か」ではありません。「なぜ地紋に波紋や斜線が使われなくなってきたか」ということです。

活版時代には,手間は掛かっても多種多様な地紋を使っていた。
それがCTS化されても,90年代前半までは,(楽になったとはいえ)本文よりは手間の懸かる地紋付き見出しを,あえて整理記者は選択していたわけですよね。
それが90年代後半から減少したのは何故か,ということですから,原因は「地紋を入れる手間」ではない(少なくとも大きな理由ではない)ことは明らかだと思いませんか。

まさか90年代後半から各社がCTSのシステムを変更し,地紋を入れるのがものすご~く面倒くさいシステムを導入する社が相次いだから,とか? それでは性能の後退です。
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no,2です。


ええと、以後、私の回答に異議を唱える方が
続きましたが、
肝心の、御質問にはちゃんと答えていませんね。
そっちが大事なのに。

では、なぜ、手間が掛かるか、もう一度書きます。
CTSで確かに全体のレイアウトの取り方が簡単に
なったのですが、
背景挿入や、字体の変更はリードと同じ様な感じで
エリアを確保して、文章を流せば済むのです。
しかし、地紋が入ると、no.3さんが
書かれている通りの手間が掛かります。

つまり、昔よりは地紋に波紋を入れるのは簡単に
なっていても、他の本文に比べると
手間は多く掛かるのです。

だったら、太字、アンダーライン、斜字の方が
良いですね。
これならリードと同じ扱いで簡単に入りますから。
これが、NO.2に書いた内容なのですが、
どうもみなさん、
見出しだけを活版時代と比較してくださったようで、
(本文が簡単になったのだから、
 見出しも同じだけ簡単にならないと嫌われます)
ちょっと残念です。
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あ,もしかして「毎日新聞の波紋に近いタイトル」というのは,1面題号の上の「◎MAINICHI◎」とか,他の各面の上部にある「◎毎日新聞◎」などの,ロゴの両サイド(◎の部分)にある,同心円の中心に◆がはいったような模様のことでしょうか。


でもそれだけの理由で他社が見出しのバックに波紋を使うのをやめるとはちょっと思えませんが…。
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面白いご質問ですね。

私なりに考えてみました。

波紋というのは,黒字に白く同心円が描かれているパターンですね。
斜線と並んで,かつては見出しの背景模様の定番だったといっていいでしょう。
確かに最近は減りましたね。

いま手元にたまたま,97年・98年の朝日新聞の縮刷版があったので,パラパラとめくってみましたが,波紋は「まれ」といっていいくらい減っていますね。斜線もかなり少ない。
今でもよく使われている見出しの背景は,
 見出しの文字の並んだ方向に引かれた平行線
 完全な黒地に白抜き文字(いわゆる白抜き凸版)
 背景の黒の部分の網掛け(つまり黒地ではなく灰色地)や,そのグラデーション
などが多いですね。
しかし,それ以外が全然なくなったわけではなく,たとえば今朝(12日)の毎日新聞(東京本社最終版)朝刊では,3面・5面にかなり大きな(5段)波紋見出しがありますし,4月1日の東京新聞朝刊は1面トップ(5段),2面(同),7面(3段),10面(3段)と波紋を使っています。
ただ,かつては「最大級のニュース」=白抜き凸版(時々しか使わない),「そこまでではないけれど1面トップに持ってきたくなるニュース」=黒地に白波紋,というパターンが多かったことを考えると,波紋が1面に出る回数はかなり減ったのは確かでしょう。

と書いてきましたが,ご質問の文章でわざわざ「朝日新聞、読売新聞の一面のトップタイトル」と限定していらっしゃることから,おそらく,そのへんの実態はご存じの上でのご質問だと思います。

さて,その減った理由ですが,おそらく,各社の整理記者たちの間での一種の「はやり」のようなもの,あるいは美的感覚・ファッションセンス等の変化ではないでしょうか。
もっと面白い回答を期待されておいでなのかもしれませんが,それが一番大きいように思われます。

地紋にも各社それぞれのスタイルがあり,また時代によってもかなり変化します。
たとえば,波紋というと通常は黒地に白の同心円,その上から白抜きのゴシック文字というのが定番ですが,読売新聞ではしばしば,白黒を全く反転させた波紋見出しを使いました。これも最近は見なくなりましたね。
また,昭和30年代ぐらいまでですと,黒地に白の波線とか,その波線が小さいドットを並べて描いてあるとか,小さいドットが縦横斜めに打たれてきれいな幾何学模様を成しているとか,小さな蝶の絵がちりばめてあるとか,ずいぶん各社工夫していたものです。

それともう一つ,紙面の美しさ・見やすさの面での変化もあると思います。
見出しにさまざまな地紋を使うことで,紙面に変化が生まれるという効果があります。
昔の新聞は,今よりも小さい活字がびっしりと並び,図解も今ほどは使われず,紙面の変化をつけるには写真か見出しで工夫する,という部分が多かったといえるでしょう。
しかし,今では活字の大きさが大きくなり,活字の行列が与える圧迫感は減りました。また,写真はカラーになり,図解も増え,いろいろと紙面に変化が生まれ,読みやすくなっています。
この上にさらに地紋を多用すると,それぞれが持つ,目立とうとする効果がぶつかりあって,うるさく感じられたり,かえって効果半減ということになりかねない,と思ったのでしょう。
先ほどの東京・毎日などのように,白黒で印刷されている中面では波紋(斜線も時々あり)が使われているということからも,これはありそうな話だと思います。

実際,産経新聞は一時期,全ページから地紋を撤廃したことがありました。
その後,あまりにも寂しい,変化に乏しいということで,2面以降の中面では復活しましたが,1面では今も使用していません。
イラク戦争の開始を伝える紙面でも,ほとんどの新聞は1面トップ,横2段,白抜き凸版でしたが,産経だけはただのゴシックでした。

>不況だからでしょうか?!
ある程度は関係あるかもしれません。景気を含め,暗いニュースが多く,逼塞感が世の中を覆っているので,波紋などを使って必要以上に不安感をあおるのはなるべくやめたい,といった気持ちが働いているのかもしれません。

なお,地紋を入れることによって手間やお金がかかる,との回答がありましたが,現在はほとんどの社がCTS(computerized typesetting system)を採用しており,コンピュータの性能も以前と比べてはるかに向上していますので,手間やお金の問題は生じないといっていいでしょう。
むしろ,かつての活版印刷時代のほうが,手間がかかっていました。
たとえば「秋田で大地震」という見出しを作る場合,普通に文字だけを並べた見出しなら,大きい活字を6文字並べるだけで済みますが,地紋が入っていると,見出しの部分だけ別の工程にかけて,「秋田で大地震」というハンコのようなもの(凸版)を作り,紙面の中にはめ込みます。
(印刷の方法としては,本文の活字も凸版印刷なのですが,一種の業界用語として,見出しをまとめて一つのハンコにしたものを凸版といいます)
もし,地震の被害が拡大してきて「秋田」を「東北」に書き直す場合,文字だけの見出しなら2文字分活字を差し替えれば出来ますが,地紋つきですと,ハンコ全体を作り直しです。

したがって,No.2の
>波紋を使うと写真のようなはめ込み扱いになってしまう
>はめ込みは修正しにくい
という点に関しては,むしろ逆で,CTS(これも一種のDTPです)に移行したことで,かえって修正しやすくなっています。
また,新聞社がCTSに移行したのは,早いところで70年代後半(朝日・日経など),遅いところでも90年代前半にはかなりの社が移行していたはずです(ちょっと手元に資料がないので不確実ですが)。
少なくとも朝日・読売は早いほうですので,波紋・斜線が減ってきた時期よりずっと前にCTS化が完了しています。

>毎日新聞の波紋に近いタイトルを使い始めたので
これは意味がよくわからないのですが,「毎日新聞が見出しの地紋として波紋に近い模様を入れ始めた」ということでしょうか?
それでしたら,違います。
波紋見出しは,毎日・朝日・読売をはじめ,各社ともかなり昔から使っています。毎日が最近になって頻繁に使い出したということはありません。
また,かりにそうであったとしても,だからうちの社では使うのをやめよう,というのは妙な話です。
(まあ,非常に斬新でオリジナリティのある地紋デザインをどこかの社が開発したとしたら,他社がそれを真似するのははばかられるかも知れませんが,波紋や斜線はこれには当てはまらないと思います。)

それとも,「タイトル」とは1面の右上にある「毎日新聞」というロゴ(題号という)のことでしょうか?
だとしたら,現在の毎日新聞の題号は,青地に白抜き文字です。波紋は入っていません。
その前の題号に入っていた背景の地紋は,横の縞々模様です。

長くなってすみません。推測も混じっていますが,ご参考になれば幸いです。
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恐らく、なのですが、



まず、編集が完全にDTPに移行したことで、
波紋を使うと写真のようなはめ込み扱いに
なってしまうことがあるのではないでしょうか?

タイトルといえども時間が経つ(版が変わる)に連れて
修正が必要になりますが、
はめ込みは修正しにくいのです。

次に、毎日新聞の波紋に近いタイトルを使い始めたので
これに似た物が使いにくくなったという事情も
あると思います。
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