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現在大学三年生です。

私は本を読んだり文章を書いたりすることが好きなので、来年の就職活動において新聞業界を志望の一つにしようかと考えています。全国紙と、地方紙(地元が神戸なので神戸新聞)を両方受けて見たいと思っています。

ただ、新聞業界に果たして将来性があるのかという点がすごく心配です。なぜなら、今はただでさえ若年層が新聞を読まなくなっている上、ニュースを必要とする人はわざわざ新聞を買わなくてもインターネットやテレビで情報収集ができる時代ですよね。なので、倒産とまではいかなくても新聞業界はこれから規模縮小を余儀なくされ、これから就職しようとする場合はよほどの覚悟で入社する必要があるのではないかと思っています。

以上は私の見解なのですが、新聞業界の将来についてみなさんの認識はどうでしょうか?さまざまな意見を聞かせていただけるとありがたいです。あと、全国紙と地方紙の経営状況の違い(どちらのほうが経営状態が比較的健全か)などあれば教えていただけると幸いです。

よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

 現役の新聞記者として、老婆心から補足します。



 企業としての新聞社の実情は、容易にうかがい知れません。なにしろ上場企業ではないので財務情報も少ししか開示されていません(未上場版の四季報などに僅かばかりの情報が載っていますが…)。しかし、各新聞社の(企業としての)優良性は「部数」だけでは決して判断できない、ということは留意しておいてください。

 地方紙の場合、重要なのはむしろ「シェア」です。特定地域におけるシェアが高ければ高いほど、効率良く広告収入が稼げるからです。だから、神戸新聞より部数が少なくても財務状態がはるかにいい新聞社がありますし、その逆もまた言えます。

 また、地方紙の場合は、(良くも悪くも)地元の行政や財界や論壇との結びつきが深いため、その地域において、見かけの部数や業績以上の「存在感」を持っている場合がままあります。
 わが国の企業は、将来的に、「超大型企業か、専門性の高い企業しか生き残れない」という意見がありますが、そうした点からみれば、地方紙には全国紙にない魅力がありそうです(むしろ全国紙や通信社の方が、淘汰や再編の波に巻き込まれる可能性が高いかもしれません)。ただし、地方紙と全国紙では、活動のフィールドが違いますし、「ニュース価値の判断基準」も大きく異なります。どちらが自分に合っているか、よく考えてみてください。

 すでに多くの人が指摘していますが、新聞が斜陽産業であることは間違いありません。しかし、「生きる道はある」と私は考えています。とりわけ、ネットの普及によって情報が無尽蔵に溢れる現代にあっては、情報を取捨選択する「指針」としての役割が増してくると思います。

 ただし、鼻柱の高さから構造改革が立ち遅れている業界なので、将来的には、社会における位置付けや、仕事のあり方なども大きく変わっていくことでしょう。
 いずれにせよ、厳しい状況であることには変わりがありませんが、自分なりの「やりがい」を見出して、初志貫徹してくれることを願ってやみません。

 ところで、新聞社は、業種別採用が徹底しています。「記者」として入社した以上、余程の事情がないかぎり、販売の仕事に回されることはありません(もちろん、販売の道を志して入社してくる人もいます)。
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この回答へのお礼

いろいろと詳しいお話をありがとうございました。
大いに参考にさせていただきます。

お礼日時:2003/06/09 23:25

WEB系マスコミの仕事に携わっています。



友人に○経、朝○新聞記者がいますが、
未来はかなり暗い・・・と言っています。
同僚ではネット系企業に転職する人も多く、
焦りを感じているそうです。

新聞はまだいいですが、系列雑誌「週刊○○」とかそういうのは
どんどん部数が下がっているようです。
ハッキリ言って赤字です。

新聞業界に未来はないわけではありませんが、
業務縮小・提携の一途をたどっています。

○経なんか、ヤフ○をライバル視しているくらいですから。

新聞記事の有料配信なんていうのも、
あまりうまみはないみたいです。
ネットはタダっていうのが、一般論になりつつありますから。

結論を言いますと、雑誌、新聞、ネット 
の順で事態は深刻だと思います。

新聞はなくなることはないでしょうが、業務縮小の一途をたどると思います。
まあ潰れることはないと思いますが。

参考になりましたでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になりました。
やっぱり、新聞業界って、将来が暗いんですね・・・

お礼日時:2003/06/01 12:00

とりあえず、新聞業界の将来性ということについてだけお答えしますと、たいした将来性はありません、というか、少なくとも成長産業ではありません。

それは、発行部数が頭打ちであるということ一点だけ示せばよいでしょう。

新聞は、発行元が多数存在していることにその意義がある産業ですから、現在でもかなりな過当競争状態です。その上部数、つまり全体のパイが頭打ちになれば、さらに競争は激化し、いくつかの新聞社は倒産することになるでしょう。そういう場合でも、従来は他の新聞社が何らかの救済策を取り、発行を続けている場合が多いのですが、今後は必ずそうとも言えなくなります。何しろ、個々の新聞社の事業としての規模は、全国紙といえども中小企業とそうたいした違いはないレベルなのです。その意味で、「本を読んだり文章を書いたりすることが好き」という程度の関心で、安定した仕事を求められているのだとしたら、もっと別の仕事を探される方がいいでしょう。

しかし、産業としての新聞がなくなることは、予見しうる将来にわたり、ないと考えます。新聞(朝刊)一日分の情報量はよく新書1冊分といわれます。もちろん、かなりの部分はフィーチャーですからすべてがニュースではありませんが、しかしこれだけの情報量を毎日、各戸に届けられる媒体は、新聞以外にありません。
インターネットは、欲しいと思う情報を得ることには適していますが、その情報がどこにあるか分からなければ意味がありません。キーワード検索がある、といっても、キーワードを知らなければ探すことすらできません。テレビは(デジタル化が進めば多少は変わってくるでしょうが)見逃してしまえば、二度と同じニュースを見ることはできないということがしばしばあります。しかも、1時間のニュース番組でもその情報量は新聞に及びません。そして、人間の集中力は、1時間もテレビを見続けることを許しません。
そして、上にあげたそれぞれの欠点は、同時に新聞の得意とする分野でもあります。

もし、何かしらの希望を持って新聞社に入ろうとされ、運良くどこかに就職することができても、そのことは十分頭に置かれる必要があるでしょう。新聞業界でも相当なリストラが進んでいますので、一人一人の負担する仕事量は増えるばかりです。給料だって下がるかも知れません(というか多くの会社で下がっているようです)。それでも何かをやり遂げる、という決意がないと、(どの業界でも同じだとは思いますが)新聞業の中でやっていくことは大変ではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
おかげさまで色々と参考になりました。
やっぱり新聞業界はこの先大変なんですね・・・。

お礼日時:2003/05/23 22:45

 新聞業界に就職を希望とのことですが、一度新聞配達でも配達してみることをお勧めします。

できれば配達だけでなく、集金、そして営業もお願いしてやらせてもらえばいいと思います。

 どの業界でもそうだと思うのですが、現場を知ることが仕事の基本です。

 実際、上記の活動を通して読者と触れ合ってみると新聞社の「主力商品としての新聞」がどのように受容されているかが分ると思います。新聞販売店のドアをノックする気がないなら近所の人に新聞の購読契約をどうやって結んだか訊いてみたらいいと思います。

 また、本を読んだり文章を書いたりすることが好きと言うことなので、もしかしたら記者になりたいのかもしれませんが、本社入社後に販売にまわされる可能性もあるんですよ。会社の規模や安定性についてあれこれ考えるよりも、自分の毎日の仕事について具体的に考えてみることをお勧めします。

 ごめんなさい、質問にまっすぐ答えてないですね。経営業況については『日経会社情報』とか、『四季報』とかに載ってる数字から判断できるようにちょっと勉強すればいいんじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
色々と参考にさせていただきます。

お礼日時:2003/05/23 01:00

新聞業界は、これからも生き残っていくであろうという意味で将来性はあると思います。


テレビが発明された時には、ラジオは無くなるのではないか?といわれていましたが、今もちゃんと存在しています。新聞にしても、テレビが普及して何十年も経った現在も、健在です。
確かに、テレビや、インターネットなど様々な情報源があふれている中で、情報源としての新聞の占める割合は減っていくかもしれません。
しかし、現在までに新聞業界がマスメディアにおいて果たしてきた役割は、大変に大きく、築いてきた情報の信頼性、信用は、確固たるものとして存在していると思いますし、これは、インターネットなどで得られるそれとは、一線を画するものだと思います。よって、今後も、新聞業界は、信頼のおける情報源として、マスメディアの中で安定勢力として生き残っていく気がします。
経営状況については、全国紙か地方紙かというよりも、個々の企業によるような気がしますが、全国紙では朝日新聞社などはステータスがあり、待遇も比較的良いと聞きます。地方紙でも、神戸新聞社は、兵庫県下ナンバー1の発行部数を誇るようですし、良いのではないかと思います。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。
言われてみるとそのとおりですね。ラジオは、テレビやインターネットというライバルの出現にもかかわらず一定の勢力は保ち続けていますね。それはやはり歌番組などもあって若い世代をもひきつけるものだからでしょう。今の新聞にはそのような若年層をひきつける部分が非常に少ないと思います。ニュースを若い人にもわかりやすく説明するような努力が新聞社の生き残りには必要な気がします。

お礼日時:2003/05/18 20:46

これは新聞業界に限った話ではありませんね。



今までのやり方で新しいことを考えなければ、いずれ衰退していく。
これはどの業界でもいっしょです。

今のサービスをもっと安く、または付加価値をつけていくものがあれば、お客様はそちらに流れていきます。

将来といっても2,3年ならともかく、今のやり方のままで20年、30年先まで安泰の業界なんてありません。
あなたのような若い方が、既存のやり方で満足しようとしている、きっと大丈夫だろうと考えている人達を変えていかなければいけないのです。

安泰なところを探すより、どんな状況でも発展させるぐらいのつもりで頑張って下さい。

ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

激励のご返事をありがとうございます。
確かに、どの業界においても生き残るためには変革を進めなければならないと思います。メーカーなどは新商品を盛んに開発するなど経営努力をしていると思いますが新聞社は、見る限りでは既存のやり方に固執して新しいことを始めようとしているようには思えませんね。

お礼日時:2003/05/18 20:41

紙の新聞はすたれるかもしれませんが、取材をし、ニュースをネット配信することによって、収益は得ることができると思います。

おそらく今後も新聞業界は存続するでしょう。

ただ、マスコミ一般の報道には、偏りがあると思います。たとえば読売は与党第2勢力を賞賛しすぎですし、朝日はプライバシー侵害その他の問題を起こしいます。毎日は外国の空港を爆破し、犠牲者を出しました。

どのマスコミも、問題を抱えています。現在の経営状態にとらわれず、どこの社に就職したとしても、公正な立場で、偏りのない報道をするよう、心がけてください。活躍を期待します。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ただ、「ニュースをネット配信することによって収益を得ることができる」とありますが、現在は新聞社はWeb上で無料でニュースを提供していますよね。ということは新聞を購読しなくてもネットを通して新聞を「読む」ことができるようになり、ネット配信というのは新聞社がビジネスを有効に進めるどころか自分で自分の首を絞めているような部分があると思います。

お礼日時:2003/05/18 20:37

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