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先日「アスペの実験」なるものの話を聞きました。先に断っておきますと、私は物理があまり得意ではなく、そんな人間が理解できる話ではないと思ってはいますが、それでも気になったところが有るので質問します。

私の聞いた話を私なりに理解したところによると。
A「物事はもう既に決まっていて、観測することでそれを知ることが出来る。」
B「物事は決まっておらず、観測した瞬間に初めて決定する。」
という二つの意見があって。どちらが正しいかを確かめるためにアスペの実験が行われた。
概要は、
「二種類で一組の現象(電子のスピン?)をある距離はなしておいて、一方を観測した後、ある距離を光が進む時間より短い時間を空けてもう一方を観測する。」
というもので、結果からBが正しいことになった。

細かいところはもちろん違っているでしょうが、大まかにはこれで宜しいのでしょうか。

だとするとここでようやく本題なのですが、結局どんな結果だったのでしょうか、またその結果からどうしてBが正しいと言えるのでしょうか。

調べてみましたが私の力で理解できる説明は見あたりませんでした。

おおまかで良いので、なるべく簡単に説明してもらえないでしょうか。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

ま、スピンの表し方には大まかに二通りありますが、ここでは右巻きと左巻きとします。

二つの電子のスピンが相互連関していることを「量子もつれ」と言いますが、化学の世界で言うオービタルの中のように右巻きと左巻きとが一対にまとまって存在しているところから始まるわけです。量子数として右巻きを+1/2とすれば左巻きは-1/2ですから合計で0であり、この数値が両者離れ離れになっても保存するのですが、観測するまではどちらが+1/2(右巻き)でどちらが-1/2(左巻き)であるか、は、分かりませんよね?その場合には実験だけではあなたの定義したAの立場とBの立場の区別はつかないです・・。

アスペが用いたのは電子ではなくてフォトンで、測定したのはスピンの巻きではなく光の偏角でした!

すると、Aの立場が正しければベルの不等式が成立し、Bの立場が正しいならばベルの不等式が破られる(不等号の向きが逆に出る)ことが理論的に分かっています。

もちろん実験結果ではベルの不等式は破れていたのでBの立場が正しいと分かったのです、はい!
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとう御座います。
アスペがした実験は別のものだったんですね。
もし宜しければ内容を簡単に説明していただけないでしょうか。
よろしくお願いします。

お礼日時:2009/12/10 17:44

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