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タイトルの通りなのですが、スピノンって(スピンではありません)具体的にどういった存在なのでしょうか?

論文を検索して調べれば一番確実なのでしょうが、少し骨が折れますのでここで質問させていただきます。

回答よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

考えやすいように、格子の各点に一つずつ電子の詰まった系を考えます。

電子は、すぐ隣にいる電子と、スピンを反平行にするように(互いのスピンを打ち消すように)対を組むとします[スピン一重項という]。ただし、お隣さんは普通は何人(何個)もいるので、対は、相手をしょっちゅう入れ替えるものとします。こういう、頻繁に相手を入れ替えているスピン一重項の海の状態を、RVB状態とよんでいます。[Resonating Valence Bond state] 

さて、RVB状態では、相手のいない孤立した電子が、スピン一重項の海の中にポツンと存在することが可能です。男女半々のクラスで、先生が、「すぐ近くの異性とペアを組んで!」とおっしゃったとすると、自分以外の男女はずべてペアになってしまったりして、目の前がマックラになるものですが、冷静になってよく見ると、クラスの端っこに、自分(男)同様ポツンと女の子が残っているはずです。こういうタイプの素励起をスピノンと言います。
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それ以上は詳しく知りません。



むしろどなたか易しく解説してくれる方がいらっしゃったらお願いいたします。
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専門家でないのでよく知りませんが、こんな話です。



高温超電導体の発見以後、強相関電子系が精力的にすすめられましたが、その中から出てきた概念のひとつ。

電子は電荷とスピンの両方をもっていますが、
1次元の強相関電子系において電子が集団運動をした結果、スピンだけで電荷を伴わない励起と電荷だけでスピンを伴わない励起に分かれます。前者がスピノン、後者がホロンと呼ばれます。

2次元の場合は断定的なことはわかってないと思いますが、高温超伝導はスピノンやホロンによると考えている人たちもいるようです。
(まだ全然わかっていないというのが公平な態度だと思います。)
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この回答へのお礼

専門的な内容だったので回答してもらえるか心配していたのですが、
こんなに早く回答を頂けてうれしく思いつつも、驚いています。


>スピンだけで電荷を伴わない励起

もしご存知でしたら、この部分をもう少し詳しく教えていただけませんか?

お礼日時:2006/06/22 00:41

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