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左利きの人の中には、右脳で言語を使う人がいるらしいですが、左脳で言語を使う場合と違いはあるのでしょうか?
それとも左右が逆になっているだけですか?

A 回答 (2件)

様々な例があると考えられます。


第一左利きの人にも「右投げ左打ち」など異なる作業では異なった手が利き手になる場合が非常に多いです。
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こんにちは。


左利きで右脳に言語野があるのは、言ってしまえば左右が逆になっただけです。では、もし何らかの違いがあるとしますならば、それは「左言語野の左利き」の方です。

我々の大脳半球は左右が機能分化しており、論理的な処理を行うのは「優位脳」、感性的な処理は「劣位脳」の機能とされています。右利きの大多数は左脳に言語野を持ち、こちら「優位脳」として使っています。左利きの半数は反対の右脳に言語野を持ち、ごく少数ですが左右両方に言語野のあるひともいます。
「右脳優位の左利き」といいますのは、右利きがそのまま反対になっただけであり、機能的には何の違いもありません。そして、この二つを合わせますと、洋の東西を問わず「優位脳の体側支配」が人類の圧倒的多数ということになります。これに対しまして、「左脳優位の左利き」といいますのは「劣位脳の体側支配」であり、少なくとも「利き手支配と言語機能が脳内で逆になっている」ということです。

では、このような「劣位脳の体側支配」が構造的な違いであるというのは分っているのですが、現在では言語機能の非対称や利き手の原因といったものがまだきちんと解明されていませんので、それがどのような影響を及ぼすかといった予測を立てることさえ困難と言わなければなりません。
つまり、良く「天才には左利きいが多い」などと言いますが、それが本当なのか嘘なのか、まだ科学では証明できないのであります。加えて、それが何らかの特徴として外に現れたケースというのはほとんどなく、研究はされているようですが、逆に言いますと、このような「劣位脳支配」のはっきりとした特徴を調べようとするならば、それはよほど特殊な課題でも与えなければ検出することができないといったレベルなのではないかと思います。
ですから、これが長い人生のうちに積もり積もって人格形成などに影響を与えるといったことがないとは言い切れませんが、その特徴が世間一般十人十色の個人差を超えて外に現れ出るということは恐らくなく、あまつさえ、「もしかしたらこの子は天才!」などといった期待はくれぐれも持たない方が良いと思います。

世の中の物や造りはみな右利きになっています。ですから、左利きの人が何かと器用なのは、それに対処するためだと思います。右利きでは体験できないことを仕方なくするわけですから、ちょっとした身のこなしや考え方にも機転の利くひとが多いのではないでしょうか。ただ、グローブやゴルフクラブを友達から借りられないというのは不便ですよね。
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