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22歳大学生、弁護士を目指し勉強中のものです。

私は将来人のために役立てる仕事、社会的弱者の力になれる仕事に就きたいと思い弁護士を目指そうと思いました。

しかし今私が目指すべきは弁護士ではなく検察官のほうが合っているのではないのかと悩んでいます。

というのも、私は正義感が人一倍強く犯罪を犯した人を許せないかもしれないという気持ちがあるからです(もちろん弁護士の仕事は刑事弁護だけではないということはわかっていますが、ここでは刑事弁護をする弁護士に的をしぼって話をします)。

犯罪者を許せない、徹底的に正義を追及したいという気持ちであるなら検察官のほうがいいのではないかと思うようになりました。

しかし、私がやりたいのは一般的には民事のことについてなんです。

もちろん刑事事件も扱える弁護士として仕事をしたいと思っています。

そこで犯罪者を弁護する意義のようなものを見出したいのです。

犯罪を犯してしまった人を弁護する弁護士はどのような気持ち、というかどのような志で弁護に臨んでいるのでしょうか??

A 回答 (5件)

私は弁護士ではないので、弁護士に回答はお任せいたしますが、職業柄多くの弁護士とお付き合いをしており、検事や裁判官と同様、社会的正義実現のために(主として人権擁護の立場から)活動をなさっていると理解致します。


ご参考までに布施柑治『ある弁護士の生涯-布施辰治-』、岩波新書(1963年3月)をお読みになると、あなたの知りたいことが(全部とは言いませんが)分かると思います。

個人的な見解としては、被疑者が憲法で保障されている権利(人権)を守りながら、刑事裁判の手続が正当になされ、適正な判決が出されることに(裁判官と検事と)協力していると思っています。

勿論、人権派と称する弁護士の中には、無罪判決を勝ち取ることに熱を上げて、問題視される人がいるようで、残念な気がしますが、極く一部であってほしいものです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

無罪判決を勝ち取ることが目的ではなく、適正な処罰を求めて弁護されているんですね。
わだかまりがとれたような気がします。
参考図書も読んでみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/14 18:01

死刑廃止論者として代表的な存在である団藤重光弁護士は「仮に自分の家族を殺した人間の弁護を頼むと言われたら受ける」という発言をされてました。


学生のときに法曹界に身を投じる人はこれほどの覚悟があるのかと知りました。
ご質問にお答えするような知識はありませんが、団藤先生の著書をお読みになるとお答えが見つかるかもと思い書き込みしました。
なお、法律家を目指すものとして団藤先生の著書などもう読み尽くしてるというのでしたら、失礼しました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

弁護士の先生方の著書ははまだほとんど読んでいません。
参考にさせていただきます。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/14 18:03

あなたは大きな勘違いをされているように思います。


弁護士というものは社会にあまたある職業のうちの
ただの一つの職業であるということです。
そこには高い倫理観や志などを持つ・持ち続けている人は
ほんの一握りいるかどうかの確率だと思います。
弁護士とは依頼のあった客の有利になるためには、事実を捏造し・誇張し、
世間知らずの裁判官の人情を利用し、そこには高い倫理観も志の
微塵もありません。喰うか喰われるかの世界ですので、
次第に、それが社会の常識とはかけ離れた何でも有りの
言葉の戦争になっていきます。本人は気付かないうちに
薄汚れた精神になっていくのでしょう。特に金銭が絡む民事を
得意とする弁護士に多いように思います。
私が民事で争った弁護士は、若くアメリカの弁護士資格も持つ
弁護士でしたが、近所のおばさんに聞けば、すぐに嘘とばれるような
幼稚な事実の捏造までしてきましたが、裁判官には分からないことです。
そのときは反論して証拠を出して事なきを得ましたが、
弁護士とは、その人の人格によって、
客のために何でもする女衒のような商売になり得る・それも下手に
法律の勉強しているので、たちの悪い職業となり得易いものだと
理解しています。
どうか学生さんなら、今抱いている高い理想をいつまでも無くさない
良い信念を持ち続ける法曹関係者になってください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

弁護士だから、法律を扱う仕事だから尊敬できるということではないのですね。
人道からはずれたことだけはやりたくないと常日頃から思っています。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/14 18:07

あのさ、そもそも被告人は無罪の推定を受けているんであって犯罪者じゃない。


だから検察官が有罪の判決を求めて裁判をするんだよ。

それに、実際には自分でも有罪を認める被告人は多いけど、
だからといって何されても文句は言えない、どんな刑罰を科されてもいいってワケじゃない。
被告人の利益ってものがある。
それを守るのが刑事弁護だよ。

クロをシロだと言い張るだけが弁護士の仕事じゃない。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

私は色々と勘違いをしていたようですね。
今回の質問で気づけたことがたくさんあります。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/14 18:08

先の回答で言及されている様に、「クロをシロ」ということではありません。

それは弁護士の職務規定に反しかねない行為です。
むしろ、弁護人の主張はグレーをシロと評価することです。

私も法曹を目指す者の一人で弁護士ではありませんが、弁護人として刑事事件に携わりたいと考えています。
もちろん、証拠を捏造したり、事実を曲げることは法曹としての倫理に反する犯罪行為であり、それは弁護士の仕事ではありません。
刑事弁護における弁護人の職責は動かしがたい事実を前にして、被告人の利益を最大限追求すること、言うなれば被告人に然るべき刑が宣告されるように最善を尽くすことです。被告人にとって然るべき刑以上の刑が科せられることは不利益ですが、刑が然るべきものなら、やむをえないと評価できます。
刑事訴訟は検察、裁判所、被告人が当事者として争う形態です。その中で、圧倒的なマンパワーを有し、証拠を収集することができる検察を前に一私人たる被告人は身柄を拘束され実質的には防御ができない状態にあります。これを助け、当事者主義を実質的に担保するため被告人の利益を追求することこそが弁護人の役割であり、これは当事者主義を標榜する現行刑事訴訟法にとって不可欠と言えるでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

弁護士は被告人が犯した罪にたいして行き過ぎた処罰が与えられないように手助けをする存在なんですね。
わだかまりが解けました。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/14 18:16

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