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ミニに乗っています。
最近オイル交換をしてふと思い出しました。
特に理由はないけどこれと決めているという方もいれば、いろいろ試してみたい、試してから決めたいという方もいるかなーと思います。
いろいろ試す中で、あのオイルだとギアの入りが悪くなった、調子のよかったときのオイルに戻したら直った、という話を聞くことがあります。(オイルの固さは同じで)
ミニは鉱物油推奨なので、鉱物油か、あっても部分合成油だと思います。

どうして「ギアの入りが悪い」という違いが出てくるのでしょうか?
個々の車との相性なのでしょうか?

A 回答 (3件)

 現在で3台目、のミニ乗りです。



 皆様御回答の通り、ミニはエンジンオイルでギヤも潤滑しているので、オイルの特性がギヤの入り易さ/難さに出てしまいます。

>どうして「ギアの入りが悪い」という違いが出てくるのでしょうか?

 というのは、シンクロが作動し易い/し難い、という事です。

※バイクと違い、ミニはクルマです。シンクロという同調装置が各ギヤに入ってます。
 このシンクロというのは、カンタンに言うとメタルクラッチで、滑る事によって変速機内のギヤとシャフトの回転を合わせ、変速し易くしています。
 老婆心ながら・・・この辺りの構造は理解されてます?長くなるので細かい解説はハショりますが・・・クルマの変速ギヤは全ての段で最初から噛み合っており、変速するという行為は、どのギヤの組み合わせをシャフトに接続するか?を選択する作業です。その為、ギヤとシャフトの回転数を同調させて接続を助ける装置が入っていますが、これがシンクロ(正確にはシンクロメッシュ)です。

 で、『ギヤが入り難くなる』というのはこのシンクロがモタモタと作動せず、いつまで経ってもギヤとシャフトが同調しない状態になっているという事です。(シンクロの無いバイクなら、回転数が合ってなくてもチカラずくでタタキ込む事が出来ますが、シンクロには回転数が同調していない時にギヤとシャフトのエンゲージを拒む、というヤッカイな働きもあります。)

 シンクロはクラッチ、という事を先に述べましたが、要するに滑っているワケで、故にシンクロの間に入りこむオイルの性質でシンクロし易い/し難いという差が出て来てしまいます。

 さてミニですが、ギヤを入り易くする為のポイントは、

※まずオイルはヒンパンに交換すること。
 ミニのギヤは、クルマを発売する’59年当時、BP(イギリスのオイル会社)がエンジンと共用オイルでギヤを潤滑する事に大反対したほどのヤッカイな機構です。(バイクで同じ潤滑構造が成立しているのは、シンクロが無いからです。)
 オイルは3000kmで換えろとか半年で換えろとか色々な説が飛び交ってますが、ミニでは『変速し難くなったな』と思ったら換え時です。距離や時間は関係ありません。放置しておくと、確実に変速機にダメージを与えます。
 ミニはどれほどシビアにオイルを考えなければならないか?というと・・・空冷時代のポルシェ911並に厳しい管理が必要なほどです。

※オイルは鉱物油の方がよいという話はありますが、自分が使った限りでは、化学合成は変速フィーリングがイマイチです。しかし摩耗では計測出来る差は生じなかったので、あくまでもフィーリング上の問題だけの様です。

※それより、同じ固さならBPやカストロールなどイギリスのオイルメーカのモノの方が、他国のメーカのモノより変速のフィーリングは総じて良い様です。(英国のオイルメーカでは、ミニに使う事を常に考慮してオイルを開発している可能性はあります。)

※オイルの固さですが、下の数字(Wが付いている方の数字。例えば・・・20W-40だったら、20番の方)が大きいオイルは相性がよくありません。
 古い設計のクルマなので出来るだけ固いオイルを使いたくなるのが心情ですが、ミニはそうでは無い様です。10W以下のオイルだと、変速操作が明確に改善します。(変速だけを重視するなら、カストロール・マグナテックの省エネオイル5W-40で最高の結果が得られます。ここまで緩いオイルだとオイル漏れが起こりそうな気がしますが、逆にオイルのニジミが止まりました。さすが最先端のオイルといったところですが、但し、このオイルを使い続けて摩耗がどうなるか?は、未だデータが無いので判りません。)
 逆に、BPがクラシック車専用として出しているCLASSIC20W-60は、実際ミニにも入れているヒトが多いですが、あまり相性がよいとは思えません。端的に言って固過ぎだと思われます。きっと摩耗には抜群の効果があるんでしょうが・・・。
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この回答へのお礼

おお~おお~~大変有用な情報だと思います。ありがとうございます。
よくわかりました。

お礼日時:2010/01/23 19:25

私も20年前くらいにミニに(1975年車)乗ってました。

知人の整備工場でザーレンと言う添加剤たっぷりのオイルを進められるままに入れた事がありました。すると信号待ちでニュートラルにもかかわらずM/Tなのにクリープ現象で前に進むんです!勿論ギアの入りも違和感があり、すぐにいつも入れてたペンズ20W40(鉱物)に交換したところ完治。ミニは他の方もおっしゃっていた通りバイクみたいにギヤ・エンジン共用でオイルが回ります。バイクとクルマのオイルの違いは圧倒的な添加剤の量です。ここ20年余りでオイルの進化は目を見張るほど、当然エンジンの進化に則した為ですが。やはり古い車やエンジンの機構に合わせたオイルの選定が必要だと思います。レイランドやローバー時代のミニは極力SE/SF/SGグレード(ほぼ鉱物油)でチョイスされてはいかがでしょうか?
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旧ミニは


バイクみたいにミッションとエンジンの油路が一体ですね?

ですので堅いオイルを入れると
結果としてギアの入りが堅くなります。
もちろん暖気後はまず問題ないでしょうが
かといってあまりに柔らかいオイルでは
漏れなども心配されるので
色々と試される方がいらっしゃるのだと思います。

この回答への補足

えっとえっと、「固さは同じで」ということです。
固さの違いについてはわかります。

補足日時:2010/01/17 20:36
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