10代と話して驚いたこと

酵母(ビール酵母)を好気・嫌気下で培養し、利用されたブドウ糖量、エタノール生成量、菌体生成量を測定しました。
ブドウ糖量、エタノール生成量は理解済みですが、菌体生成量の実験データからなにが読みとれるのかわかりません。ヒントを教えて下さい。

菌体生成量の測定
操作>
遠心管の風袋(A,B)の重量を測定
遠心管に好気培養(A)、嫌気培養(B)それぞれ一定量を入れる
遠心分離機にかける
沈殿物と上澄みに分離され、その上澄みを捨てる
残った沈殿物が入った遠心管を凍結乾燥させる
乾燥後の遠心管の重量を測定

その結果、乾燥後の重量-風袋の重量(g)が
好気下A…10.9g
嫌気下B… 1.52g
となりました。※Bは完全な嫌気下ではありません

残った沈殿物は酵母ですか?確信がもてません

A 回答 (1件)

一般的に炭素源等が水溶性であるなら、遠沈物は


酵母であると考えて問題は無いと思います。
最終的には、エタノールおよび二酸化炭素・水になるんですから・・・

補足ですが、
呼吸では、グルコース1分子が完全に燃焼すると、高エネルギー化合物であるATPが38分子生成します。
一方、発酵では、グルコース1分子から2分子のATPが生成します。
グルコースあたりの量からみると、発酵によるエネルギーの獲得は呼吸よりはるかに劣ります。
なので同じエネルギーを得るためには、酵母は嫌気的条件の方が好気的条件よりグルコースを多量に消費することになります。
好気下の方でグルコース消費量が少なかったかと思いますが?これは、パストゥール効果といいます。

以上のことから、多くのエネルギーが作られる好気培養の時は、増殖速度も大きくなり結果、菌体重量となって現われたということでは、ないでしょうか?

答えになっていなかったらゴメンナサイ。
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この回答へのお礼

ありがとうございました
なんとなくですが、わかりました。
本当に助かりましたっ!

お礼日時:2003/06/04 22:07

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