
よろしくお願いします。
問題で、
ドリーは乳腺細胞を提供されたヒツジAとはミトコンドリア遺伝子に違いがある。ミトコンドリア遺伝子も含めてまったく遺伝的にヒツジAと同一のクローンを作るには、どうしたらいいか。
答えは、
ヒツジAの未受精卵に核移植を行う。
(ミトコンドリアは核移植を受ける未受精卵の細胞質にあったものが伝わる)
とあるのですが、この仕組みがよくわかりません
どうしてミトコンドリアだけ別からくるのですか。
なぜ、答えのようになるのでしょうか。
よろしくお願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
細胞内共生説は学びましたか。
ミトコンドリアや葉緑体等は元は別な生物だったという説です。これらは独自のDNAを持ち分裂して増殖します。ここで一般の個体の細胞が持つミトコンドリアは、100%卵細胞が持っていたミトコンドリアなのです。受精の際に精子の中片に含まれていた雄方のミトコンドリアは、受精後分解排除されるからです。ご質問者さんが持つミトコンドリアは、お母さんのミトコンドリアなのです。二種のミトコンドリアを持つ細胞を作出するには細胞融合させ雑種細胞を作り出す以外の方法はありません。
さてドリーは、ヒツジAの核をヒツジBの未受精卵に移植して作出しました。ですからドリーの細胞は、核はヒツジAの核ですが、ミトコンドリアはヒツジBのミトコンドリアです。ヒツジAと同じ状態ではありません。
ここまで説明すればおわかりと思いますが、ヒツジAとミトコンドリアも同じクローンを作るには、核だけでなく細胞質自体もヒツジAの細胞を使用しないといけません。ですから牝ヒツジであるヒツジAの未受精卵を使用するわけです。#1さんご指摘のようにもしヒツジAが雄ならばヒツジAの母親の未受精卵を使用することになります。
ありがとうございます。
細胞内共生説は学びました、ミトコンドリアは独自のDNAをもちました。
>受精の際に精子の中片に含まれていた雄方のミトコンドリアは、受精>後分解排除されるからです
これも学びました。
ですが、この例の場合は、精子が卵に到達したとき、のことですよね。
精子のミトコンドリアは排除され、卵のミトコンドリアのみが次世代に伝わる。これはわかります。
でも、今回、クローンの場合で考えるとよくわかりません。
ドリーはAの核を、Bの徐核した未受精卵(C)に移植しました。
えっと、今更で申し訳ないのですが、Cはまだ受精してないのですね?
この後、受精するのですね?
その際、精子のミトコンドリアはもちろん、入ってもその後に分解される。ので、もともとCにあったミトコンドリアが用いられる。
#3さんのご説明によると、ミトコンドリアは核外の細胞質にある・・・。ので、ミトコンはBのもの、と。
なるほどわかったような気がしますが、ここで少し疑問なのですが、
すべての細胞はミトコンドリアをもっていますよね?
Aの核にもミトコンドリアはあるのではないでしょうか。
となると、ドリーのミトコンはAとB両方由来ではないでしょうか。
重ね重ねの質問で恐縮ですが、よろしくお願い致します。
No.3
- 回答日時:
未受精卵にヒツジAの核を入れてクローン羊・ドリーが生まれましたね。
ヒツジAの核を入れたのでヒツジAの遺伝子を持ったクローンが生まれます。
さて、ミトコンドリア遺伝子はどうでしょうか。
ミトコンドリアは核外の細胞質にあります。
つまり未受精卵の中にあります。
ヒツジAの核を入れたけど、核を入れた未受精卵が別のヒツジのミトコンドリアを持っているため、そのミトコンドリアを持ったドリーが生まれてきたのです。
ありがとうございます。
#2さんのお礼にも書かせて頂いたのですが、ミトコンドリアは核外の細胞質にあるのはわかりましたが、
Aの核の中にもあるのではないでしょうか。
よろしくお願い致します。
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