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ミステリー小説の結末を質問するなど邪道かもしれませんが、、、
先日読み終えた小説、今邑 彩さんの『ルームメイト』モノローグ4の意味がわからずもやもやしています。
とってもおもしろくてあっという間に読んでしまったのですが、意味のわからない結末に悩んでいます。
読まれた方がいらっしゃましたら、見解をお伺いしたいです。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

こんにちは。


先日読み終わりました。

モノローグ4の意味ですが、主人公の春海は多重人格者であるので、兄の人格と共に、兄によく似た、先輩であるケンスケの人格も無意識に自分の中に作っていたものと考えられます。
ケンスケに亡くした兄の面影を見出し、自分にとってヒーローである兄を重ねて恋心が発生したと言っても過言ではないので、ケンスケも自分を守ってくれるヒーローのような存在に感じていたのではないでしょうか?

兄の人格に話しかけていたのがこの先輩であるケンスケであるという点から、大学入学後、ケンスケに出逢ってから出来た人格であると、想像が出来ます。

多重人格とは、一人の中に存在する複数の人格はそれぞれ性格があって、感情があって、一人の人間だけど、一度に複数の人間がいると状態です。ホスト人格があっても、一人ひとり人格は全て別々で単体の人間であるのです。

ただ、一つ言えることは、ホスト人格を守る為に人格が形成されるので、個々の人格はホスト人格を一番に愛しています。

その愛はそれぞれの人格がもつ感情ですので、ゆがんでいたり、まっすぐだったり、形も様々です。

私が思うに、モノローグ4での春海の中にいるケンスケは春海を愛しているが故に、自分だけのものにしたいのでしょう。
それが、彼氏彼女、夫婦といった、目に見えて形にあるカップルではないということではないんでしょうね。

本人が言うほどバッドエンドではないよなーとは思いました。
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この回答へのお礼

大変わかりやすいご回答、誠にありがとうございます。
とても納得ができました。

幼稚かもしれませんが、兄ケンスケの人格を封印し、“1人の人間として”晴海に幸せになって欲しかった、というのが最初の感想でした。
人格がどんどん増えたら、その人間のエネルギーはどんどん消耗され疲れ果ててしまうのでは。。。
多重人格障害というのは悲劇しか生まないな、と思っていました。

それぞれの人格はホスト人格を守り、愛しているという点に考えが及びませんでした。
現実感はないのですが、愛情のかたちというのは様々で時にゆがんでしまうこともありますね、
ケンスケの晴海に対する愛情が読み返す毎に強く感じられるようになりました。
そう考えると、まるっきりバッドエンドとも考えられないですね。

もう、もやもやはありません。
親切なご回答、本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/04/09 13:50

 何年か前に初めて買って読んで、去年、再読しました。

面白かったです。

 モノローグ4、意味がわからずということですが、書いてあるそのままの意味だと私は思うのですが……。

 私は、物語りはハッピーエンドで終わる方が好きという子供っぽい趣味を持っているので、この「モノローグ4」は、面白かったですがなくてもよかったのに、というのが感想です(笑)。
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この回答へのお礼

早速ご回答いただきありがとうございました。

深く考えすぎていたのかもしれません。
そのままの意味で良いのか、となると確かに後味が悪いです。
普段あまりミステリー小説を読まないので慣れない結末でしたが、私も、ハッピーエンドで終わってほしかった!と思いました。

これから「いつもの朝に」を読むところです。ドキドキします。。。

お礼日時:2010/04/03 00:38

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