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前置詞の直後に(関係代名詞の)that節が来れない理由を教えてください。

A 回答 (5件)

>これについてはいかが思われますか?



これはよく言われる理由です。「接着剤として強力」「強く先行詞を修飾」というのは「that の方が特定する力が強い」という表現で言い換えられることが多く、#1で書いたのと同じ「元来 which は『どんなものか』で性質を付け加え、that は『それ』でそのものズバリを指す」という理由が付け加えられることもあります。

先行詞に only, all, 最上級がつくときの関係代名詞は that になることが多いということの説明にはよく当てはまります。つまり、こういうものがついた先行詞は限定されたものになるため、それに今更「どんなものか(あるいは現代語の意味で「どれか」」などつけるよりもすっぱりと「それは」と言ってしまった方が理にかなっています。
しかし、先行詞が特定のもや固有名詞であるいわゆる非制限用法においては先行詞はすでに限定されているわけであり、関係節が先行詞を後ろから限定するのではありません。それなら追加説明を付けるのに疑問詞起源のものを使って「どんなものかというと…」とか「どれかというと…」などというよりストレートに指示代名詞起源の that で「それは…」と言った方が合理的です。もちろん話し言葉では固有名詞を言った後、相手の注意を引くためにあえて指示代名詞を使い「それは…(このときは当然 that がアクセントを持ちます)」ということも可能でしょう。しかしこれを、非制限であれ制限であれ、関係代名詞と同じ見た目になるように書くことは決まり上許されていないのです。

以上から、that が非制限用法にならないことの説明は十分にできないと思います。また that そのものに強い特定力があるからといってそれに前置詞がつかないことの説明にはなりません。中高生に説明するときは「that の方がくっつける力が強い(非制限用法がないこと)。すき間に入り込んでそれ自体見えなくなることも多い(関係詞の省略や接触節のこと)。接着剤でくっつけるとき間に余計なものが入ったらまずいでしょ」と言ったことはありますが、それは今回の質問に答えたことにはなりませんね。
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この回答へのお礼

なるほど。発音、リズムの点から考えるのが最も合理的ということですね。ありがとうございました。

お礼日時:2010/05/08 17:23

#1です。



#3さんの書かれていることはその通りだと思います。前置詞+(代)名詞 では通常(代)名詞の方にアクセントがきます。前置詞+that とすると that はアクセントを持つことになり、そうなると指示代名詞「それ・あれ」ということになってしまいます。関係代名詞の that はアクセントを持たないため、アクセントを持つと指示代名詞に感じられるのです。指示代名詞は指示するという役割上アクセントを持つものです。先の回答に書いた in that がともに弱勢というのはきわめて不自然なのです。

*... the house, in that I live.「…家、その/あの中で私は暮らしている」

指示代名詞として使う場合、こういう語順で言うかどうかという問題もありますが、それ以前に二つの文がコンマだけでつながるのは「いけない」とされています(コンマスプライス)。... the house. In that I live. このように2つに分けるか ... the house, and in that I live. のように接続詞でつなぐと不自然かどうかは置いておいて、書き方の上では一応OKになります。もはやこれは関係代名詞ではありません。(前置詞を持たない)非制限用法についても同様で、「…だが、それ/その人は~」と追加的に説明を付けるときにアクセントを持たない that で始まってしまうのは不自然です。アクセントをつけると指示代名詞になってしまい、書くときはコンマ以外の方法を使わなければなりません。

Father died of cancer, which is the reason I decided to become a doctor.
> Father died of cancer. That is the reason...
> Father died of cancer, and that is the reason...

この回答への補足

発音とは全く異なる観点からの説明を見つけました。これについてはいかが思われますか?
「that は which よりも強く先行詞を修飾する働きがあるということ。つまり that は先行詞と関係詞以下の内容の「接着剤として(whichよりも)強力」なのだという点が上げられる。非制限用法(,+関係代名詞)の場合、先行詞は「特定のもの」「固有名詞」等であり、その後の関係詞節は、先行詞を限定(制限)するのではなく、単なる補足(追加)情報となる。非制限用法で that が使えない理由として、非制限用法の「追加情報的なニュアンスと、that の強力な接着剤としての性格が矛盾してしまう」ということがあげられるだろう」

補足日時:2010/05/08 14:15
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前置詞+ that になると,that は「それ」と感じられてしまうからです。


われわれ外国人が英語を読んでいく上で,関係代名詞は先行詞を受けているので,「それ」と感じてかまわないのですが,英語の構造上,完全に「それ」と感じられてしまうとまずいのです。

この回答への補足

他の回答者の意見をどう思いますか。並立するのか。間違っているのか。並立するとしても、どちらが主でどちらが従とお考えですか?

補足日時:2010/05/08 11:56
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例えば in that, besides that, but that, except that という句はよく使われますが、この場合の that は接続詞であって関係代名詞ではありません。



本来の関係代名詞は which で、関係代名詞の that は通常限定用法という特定の用法で用いますから、その前に前置詞は置くことはありません。

関係副詞で that = in which の用法がありますが、この場合 that は in の意味も包含していますから、さらに前置詞を付けることはありません。

この回答への補足

「なぜ」という問への回答がもうひとつのようなきがするのですが(すみません)。
それからなぜthatは限定用法のみなのでしょうか?

補足日時:2010/05/08 11:58
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the house in which I live


*the house in that I live

この2つを発音してみてください。in which は弱・強のリズムになります。which は関係代名詞としてもそれなりのアクセントを持つことができます。関係代名詞の that はよほどゆっくりと一語ずつ区切って言わない限り a は曖昧母音でアクセントを持ちません。*in that は弱・弱となりリズムが悪くなります。

関係代名詞は which など疑問詞から発生したものと指示代名詞から発生した that があり、which は「どのようなものか(whichの原義)」 that は「それは」というニュアンスの違いはあったもののどちらが強くてどちらが弱いということはなかったはずです。しかし英語においては that の方はアクセントを失い(OED によると1200年頃の例ですでに前置詞は文末あるいは文中に置かれています。these that I have told / these that I have of told)、それ自身が存在を主張せず、前後を結びつける役割に徹した(それゆえコンマを前に置く用法もされなくなった。ポーズの後にはアクセントを持ちうる which, who などが好ましい)と考えられます。これはまた英語の強烈な強弱アクセントが作り出したとも考えられ、近い関係にあるドイツ語やオランダ語の関係代名詞では that 系統のものも前置詞を前に置くことができます。

この回答への補足

他の回答者の意見をどう思いますか。並立するのか。間違っているのか。並立するとしても、どちらが主でどちらが従とお考えですか?

補足日時:2010/05/08 11:58
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