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JALの倒産の原因は高人件費、高コスト構造が原因と聞きましたが詳しくわからないので教えて下さい。

A 回答 (2件)

倒産というのは、会社がお金を儲けられない(赤字続き)で、借金などで首が回らなくなったら起こりますよね。



テロとか、金融恐慌とか、SARSの流行とかで、JALやANAは、旅行する人が減って、売上が落ちてました。
売上が落ちたら、本当はコスト削減(小遣いが減ったら、お菓子を買うのを我慢したりするのと同じ感覚です)をして、どうにか黒字を確保したい。赤字になると、せっかく貯めていたお金に手をつけなければならなくなって、段々貧乏になってくるからです。

赤字になりたくないJALは、コストを下げようとします。JALは、社員にたいしてとても手厚い対応をしていたので、人件費がメチャクチャ高い。つまり、人件費を下げれば、黒字化できるはずだったのです。
が。
JALで働いている人というのは、いわゆる労働組合に入っています。春闘、なんて言葉を聞いた事があると思いますが、労働組合の人たちは、働いている人たちのために「給料上げろ!」とか「退職金よくしろ!」とか、会社とやりあってくれます。
お給料とか、慰労金というのは、会社が労働組合の人たちと相談して、「じゃあ、これだけあげますよ」と約束するものなので、勝手に「お金ないから、給料さげるねー」と言う事は出来ません。(ストライキとか起こされて、日常業務が回らなくなってしまうので)
なので、JALは何度も、この労働組合の人たちと会談をして、人件費を下げる交渉をしてきました。

結局、労働組合の望む額と、JALが必要としていたコスト削減の額が折り合わず、交渉は決裂。
JALは赤字体制を抜け出すことができないで、「もーどうにもなりません!」と倒産してしまいました。

実際には、現在働いている社員の給料よりも、退職した人への会社からの年金がネックになっていたと記憶しています。アメリカの車大手、GMと同じ感じですね。

No1さんの仰る通り、JALはもともと国営で、お金を儲けるという感覚がありませんでした。
結果、あまり考えずにお金を使ってしまって、経営が厳しくなってからも、なかなか金遣いの荒さを直すことができず、倒産となりました。

ちなみに、JALの倒産は普通の倒産とは違い、日本政府が「まあまあ」と仲裁に入った、ちょっと特殊な倒産です。
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 元々、国営企業として設立されたので、完全民営化された後も、


公務員的な考え(利益を出すということを考えない)を持ったままの方々が多く、
コスト意識のない人たちが多かったということです。
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この回答へのお礼

良くわかりました。ありがとうございます。

お礼日時:2010/05/29 01:05

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