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以下の日本古典文章の訳しかたを説明してください。

『子というものなくてありなむ』
(子供というものはないほうがよい。)

「子というもの」は分かります。そのままですよね。
「なくて」→ク活用形容詞「なし」の連用形+接続助詞「て」 で間違いないですか?
「あり」→ラ変動詞「あり」の連用形ですよね?
「な」→確述の助動詞「ぬ」の未然形ですか・・・?
「む」→適当の助動詞「む」の終止形ですか・・・?



また、「子というものは無い・・・良い」までは分かるのです。
「子というものはなくて・・・なむ」からの訳出として考えれば理解できます。

しかしどうして「無くてありなむ」が「無い方がよい」になるのですか?
この場合の「あり」はどういう意味なのですか?

A 回答 (1件)

こんにちは。


品詞分解は全て当たっています。
この場合のラ変動詞「あり」は存在ではなく確述を示すもので(現代語で文末などの「~である」のような場合)、断定の意味が転義して「かまわない・差し支えない」などの意味で使われるようになったものです。
したがって厳密に訳せば、私なら
「子というものは無くてもかまわないだろう(よいだろう)」と訳すところです。「方が」という部分は私も引っかかりますが。
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この回答へのお礼

丁寧な回答、ありがとうございました。

非常に参考になりました。

お礼日時:2010/06/21 04:13

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