七夕の織姫と彦星の伝説について。
私は関東人ですが、7月7日は残念な事にどしゃ降りの雨でした。
今年の本当の七夕は8月の16日のようですが、今度は晴れてくれると良いと願っています。
ところで本題ですが、引き離された二人(ベガとアルタイル)が年に一度だけ鷺?の背に乗って(架け橋を渡って?)逢う事を許された日というようなお話だったと思います。
この話に登場する鷺と夏場に天の川に掛るような位置に現れるはくちょう座やわし座などは、この織姫彦星の七夕の伝説と関係が有るのでしょうか?
中国の民話?と西洋の星座が関連しているのかな?というか、わし座やはくちょう座が七夕の鷺に当るのかなという疑問なのですが。
それとも、お話のもと自体が中国ではなくて西洋から伝承された話が東洋風に変化した物なのでしょうか?
私の居住区では8月7日が七夕です、どちらかと言えば8月16日よりも7日の方が晴れて欲しいと思っています、花火も有りますので(笑)。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
織姫と夏彦の伝説「牛郎織女」ですよね。
鷲ではなく(鵲)かささぎです。かささぎによって掛けられた橋を鵲橋といいます。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E5%A4%95# …
http://japanese.china.org.cn/archive2006/txt/200 …
中国には西洋でいうところの星座という概念とは異なり、星官という星同士を結んで構成したものがありました。ただ、これには鷲や白鳥といった具体的なものは当てはめられてはおらず、星そのものやその位置に意味を与えていたようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E5%BA%A7# …
この回答への補足
回答に基いて自分でも色々と調べてみましたが、調べて分かった事は中々奥深い難しい質問であったみたいだという事です。
でも質問した事で、自分の中で勝手に思い浮かべていた、二人を結ぶ真っ白なサギの架け橋は、実は真っ黒(笑)なカササギの橋であったという事が分かりましたので良かったと思います。
今回は、鳥の知識を与えて下さったchar2nd様をベストアンサーとさせて頂きます。
ご回答を頂きまして、ありがとうございます。
サギじゃなくてカササギなんですね。
昔からずっと、川の浅瀬にいて魚を捕っている足と口ばしの長い白い鳥をイメージしていました。
カササギもサギの仲間なのだと勝手に想像していたのですが、こんなに黒くてカラスみたいな鳥だったんですね(笑)。
「かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞ更けにける」七夕の伝説の話を聞くよりも前にこの和歌を聞いた時(4~5才頃)から私は白いサギを想像していました。
(この歌も七夕と関係がある歌だったんですね)
アルタイルがわし座の背中に乗った位置にあるので、鳥に乗せてもらって河を渡らせてもらうという想像によってカササギが渡してくれると考えた、又は直ぐ近くの白鳥座の羽が天の川の上を架け橋のように跨ぐ位置に有ることから、鳥が橋渡しをしてくれるという伝説の話に結びついたのかなと思ったのですが、話の起源が古過ぎて確かな事は誰にも分からないみたいですね。
中国には西洋の星座に相当するような概念はないようですが、月の影形を蟹に見立てたりする事は有るようですので、比較的に何処の国の人が見ても納得できる形をした白鳥座などは中国の人が見ても何らかの鳥(カササギ?)に見えたのではないかと勝手な想像をしたりしています。
(ただ、中国の話では沢山のカササギが集まって橋渡しをしてくれるという事になっているようなので違うかも知れませんが)
No.2
- 回答日時:
>はくちょう座やわし座などは、この織姫彦星の七夕の伝説と関係が有るのでしょうか?
ないですね。
ところで御趣旨から外れるでしょうが、七夕は中国のもの、と思われている方が多いですが日本古来にも七夕伝説(や似たような話)はあるのですよ。逆に、中国の七夕にも色々な種類があって面白いです。
調べられてみると興味深いと思いますが。
ご回答を頂きまして、ありがとうございました。
やはり無関係なのでしょうか?
>調べられてみると興味深いと思いますが。
お勧めに従いまして、自分なりに色々と調べてみました(笑)。
この七夕に似た民話は古くから世界中に伝わっているようですが、日本の七夕の発祥の地とされる機物神社の起源は西暦400年頃?のようです、中国の文献に残っている七夕の伝説は後漢の時代(西暦100年前後)で、卑弥呼の時代(西暦200年前後)には日本にはまだ文字文化がなかったことを考えると日本の七夕は中国から伝承されたもので有る可能性が高いかなと思います。
しかし、中国の話より遥か昔からこの七夕の伝説は存在していたようで、シュメール文明時代(BC3000年頃から)のギルガメシュ叙事詩(BC2600年頃)に出て来る民話が七夕の起源のようです。
敵対する国の姫と王子が愛し合い七の重なり合う特別な日(7月7日)にだけ長く伸びる竹に掴まって、お互いが川の中州に渡って愛し合うというお話が世界中に伝わってそれぞれの国の事情に合った民話に変化したものらしいです。
ギリシャ神話の琴座のオルフェスの話は悲しいお話し、フィンランドの民話は愛し合う2人が力をあわせて沢山の星屑を集めて天の架け橋(天の川)を造ってアルタイルの所で再び巡り会うという事が出来るという素敵なお話し、日本の場合は中国とは別経由で伝わった七夕の話が元になってイザナミ、イザナギの神話になっているらしいです。
元が西洋から中国に伝わった話であるのならば、その他のギリシャ神話や星座の知識も一緒に伝わっていたと考えられますので、白鳥座などの鳥の星座が元になって織姫と彦星の七夕の民話の中にカササギが登場する切っ掛けになっていた可能性もゼロではないかも知れないと思ったりしています。
話が、スゲェーーー!古過ぎて、真実は誰にも解明できそうも無いですね。
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