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女の子しか産めない遺伝的疾患とは?
先日、知り合いの夫婦に赤ちゃんが誕生したので見にいきました。女の子だったのですが、出産時の話をいろいろうかがっているときに奥様が、「私は遺伝的な疾患があって、男の子を産めない状況だったので、この子を授かって本当によかった」と話しており、そのときは「そうなんだ……」とだけ返して、それ以上、突っ込んで聞くことはしませんでした。
しかし、帰宅後「そんな疾患ってあるのだろうか?」と不思議に思いました。また、そんな状況にもかかわらず子作りをしたということは、彼らは何らかの産み分けをしたということでしょうか?
また、自然妊娠だと思っていましたが、産み分けのための体外受精とかなのだろうか?と、他人事ながら気になってしまいました。私にそんな話をするくらいですから、聞いたらふつうに教えてくれるだろうとは思うのですが、デリケートな話題だけになかなか聞きにくく。。詳しい方、よかったら教えてください。

A 回答 (1件)

こんにちは。



>帰宅後「そんな疾患ってあるのだろうか?」と不思議に思いました。

ありますよ。伴性遺伝疾患といいます。
ヒトの染色体は46本ですが、そのうちの2本(1対)は性染色体です。XYなら男性、XXなら女性。これはご存知でしたでしょうか?
どちらかの性にだけ遺伝する(発現する)疾患ということは、その性染色体上(の中の遺伝子)に遺伝要因がある疾患ということになります。ごく簡単に言うと、Y染色体だけに異常があれば男の子にしか遺伝しないということです。
伴性遺伝する疾患としては
血友病、デュシェンヌ型筋ジストロフィー、赤緑型色覚異常などがよく知られています(他にも色々ありますが)。
また「女の子だから遺伝しない」のではなく、発現しないだけで「保因者」となります。

>また、そんな状況にもかかわらず子作りをしたということは、彼らは何らかの産み分けをしたということでしょうか?

もし、自分でできる範囲での産み分け法や、産み分け指導を標榜している病院での産み分けで子作りしたとすれば、結果は殆ど偶然の産物で、疾患もそれほど重篤なものではなかったと推察されますね。

>また、自然妊娠だと思っていましたが、産み分けのための体外受精とかなのだろうか?

単に体外受精をするだけでは産み分けはできません。
産み分けのためには「着床前診断」という技術を使う必要があり、日本では今のところ伴性遺伝疾患のうち最も重篤とされるデュシェンヌ型筋ジストロフィーが理由であれば、着床前診断を受けることが容認されています。もちろん体外受精することが前提ですが...
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この回答へのお礼

ameyoさん、ご回答ありがとうございます。
伴性遺伝疾患というものがあるんですね。
ということは、先日産まれたその娘さんも将来、女の子を産まないと困るということになるのでしょうか?
また、彼らは現在日本在住ではないので、その国ではもしかしたら重篤ではなくとも、着床前診断が可能なのかもしれません。
着床前診断も、体外受精が前提になるんですね。なんとなく自然派な人たちでそういうタイプには見えなかったので、もしそうだとしたら驚きです。
しかし、彼女の旦那さんが「僕達はラッキーだ」なんていう発言をしていたので、着床前診断はせず、病院で指導を受けながらの産み分けだったのかも。。とも思います。
しかし、産み分けが100%ではないのでしたら、万が一、男の子を妊娠した場合どうするつもりだったのか。。とか疑問は尽きません。。
いずれにしても、何にも考えず、ではなくさまざまな不安因子をのりこえた末に産まれた子だったんですね。

お礼日時:2010/07/18 18:56

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