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日本語説明「~した方がいい」「~しない方がいい」なぜ「した」だけ過去形にしますか?
ボランティアで日本語会話練習相手をしている外国人の方から質問をされました。

私は日本語教師や専門家ではなく、
周囲の人やネットで調べてもわからなくて困っています(>o<)
どうかお力を貸して下さい!

「~した方がいい」の【した】は過去形なのに、
「~しない方がいい」は【しなかった】と過去形にしないのですか?

確かに「~しなかった方がいい」とは使わないですよねぇ・・・(´~`;)

A 回答 (5件)

「~た」の解釈は本当に難しいですね。


課題になっている「~したほうがいい」は未来のある時点で「する」という動作を完了した方がいいということを表しています。

完了形の「た」に対し、未完了は「ない」でうけます。次の例がわかりやすいでしょう。
 もう昼ご飯はたべましたか。
 はい、食べました。(完了)
 いいえ、食べませんでした。(過去)
 いいえ、まだ食べていません。(未完了)

課題文では、
 したほうがいい。(完了=未来のある時点で完了することの推奨)
 しなかったほうがいい(過去の事実?(未完了ではない)の推奨?)
 しなかったほうがよかった(過去の事実の評価)
 しないほうがいい(未完了=未来のある時点においても未完了であることの推奨)

と並べてみると差がよく分かりますね。「しなかったほうがいい」は意味の解釈ができないですね。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございました。

これまでの方に、「た」が【過去】ではなく【完了】だと教えて頂き
頭が柔らかくなっていた状態で拝読しました。

【完了】【過去】【未完了】のわかりやすい例と
まさに私がソレを使って教えてあげなくてはならないであろう
課題文を使っての使い分けで、やっと「!」となりました。

実はこの質問を受けたのは2度目で・・・^^;
以前、曖昧に返事してしまったところ
そうではなくて!スッキリしない!と言われてしまっていました。

今回こそ☆日本人の誇りを持って(2度目だけど 笑)
外国人の方にスッキリしてもらえるような、的確な説明が出来そうです。

私もスッキリしました^^
ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/12 21:51

以前使った「どんな時どう使う日本語表現文型200」という日本語学習のテキストには、


「Vた方がいいです。」「Vないほうががいいです。」を提案の文型としてといます。
例文
この部屋は空気が悪いですね。窓を開けた方がいいですよ。
雨が降りそうだから傘を持ていった方がいいですよ。
お父さん、余りたばこを吸わない方がいいですよ。

日本語学習では「動詞のた形」といわれています。

広辞苑では、たは過去を表す以外に「文中に使い、そこで基準とした時点までに起こることを示す。
未来の事態にも使われる」とあります。また「動作の実現を促す」など用法はたくさんあります。
 
Vたりは並列の文型に使います。

あまり複雑なことを説明するより、Vたの用法として分類し文例をたくさん使って、
教えてあげた方が分かり易いと思います。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございました。

> 「Vた方がいいです。」「Vないほうががいいです。」を
> 提案の文型としてといます。

そうですよね、そうですよね。
私が使っている日本語はおかしくないですよね(´д`)

深く追求されて、何度も考えているうちに
「Vなかったほうががいいです。」でも使えるんじゃないか?!と
自分の日本語に自信がなくなってきていました。

例文も大変わかりやすかったです。

また、「動詞のた形」で、基準とした時点までに起こることを示す場合は
【過去】ではなくて【完了】ですね。

だんだんわかってきました。

※貴重なお返事をいくつも頂いているのに・・・理解が遅くて申し訳ありません!

お礼日時:2010/08/12 21:40

 助動詞「た」には確かに過去の用法もありますが、用法は過去だけではありません。


 たとえば小学館の『大辞泉』では1から8、三省堂の『大辞林』でも[1]~[7]に分けて説明しています。

『大辞泉』
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …
『大辞林』
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …

 日本の中学校で生徒教える口語文法(現代語の文法)でも過去・完了・存続・確認の4つの用法に分類します。

 助動詞の「た」は文語(古語)の助動詞「たり」の形が変化したものですが、「たり」は高校の古典で学習なさったと思いますが、完了・存続を表す助動詞です。現代語の助動詞「た」は、この「たり」の完了や存続の用法も引き継いでいます。

 日本の中学・高校で教える文法(*)では、「~した方がいい」の「た」は完了と考えるのがいいと思います。「過去形」ではありません。
 「未来のある時点で『~する』という動作を完了した方がいい」ということです。

 仮定を表す場合(「もし~したら、……するだろう」などと言う場合)の「したら」の「たら」は同じ助動詞「た」の未然形です。これも同様に「未来のある時点で『~する』という動作が完了するならば」ということを表しています。



* 普通「学校文法」と呼びます。日本語学習者のための文法とは体系大系が異なります。
 学校文法では形容詞・形容動詞と別々の品詞に分類する語を、日本語学習者のための文法では、それぞれイ形容詞、ナ形容詞として大きく「形容詞」の範疇に入れてとらえるなどです。
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この回答へのお礼

早速のお返事をありがとうございました。

教えて頂いたリンク先と
頂いたお返事を読んでハッとしました。

外国人の方に質問されるがまま
「た」の過去形にこだわって考えあぐねていましたが、
「た」を完了として考えれば良いのですね。

ひたすらブツブツとつぶやいては
どんな風に使うかなぁ・・・と想像力を膨らませていましたが、
考え方の方向が変わって、
少し光が見えてきたように思います(゜゜)♪

貴重なお返事ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/12 21:31

ちょっとした思い付きなんですが



「~した方がいい」は
何も考えずそのまま実行して
結果的に後付けでもOKと言う
ニュアンスが入っている

「~しない方がいい」は
やる前にちょっと待てと言う
現在進行形がニュアンスが混ざっており

この違いではないのでしょうか?

ついでに言うと

「コレもやっていてもOK」は過去に含まれた「~もOK」ですが

「コレはしないのがOK」は「しない」と言う未来形を指している

そう考えればスッキリしませんか?
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この回答へのお礼

早速のお返事をありがとうございます。
ちょっとした思い付き、大歓迎です!

もう頭がゴチャゴチャになっておりまして^^;
少しでも取っ掛りや違う角度からの考え方を教えて頂けたら・・・と
そんな気持ちでおります。

「~した方がいい」は結果的に後付けOK、
「~しない方がいい」は現在進行形ニュアンス。

う~ん(>0<)なんとなく理解出来るような感じですが、
これを私が説明して、外国人の方にスッキリ納得して頂けるかどうか
自信がありません。

こうして考えると本当に日本語は難しいです。

お礼日時:2010/08/11 18:52

「する方がいい」と「した方がいい」は両方使いますが、


「した方がいい」という方がやや婉曲になります。

「する方がいい」は強く推奨する意味が含まれます。
逆に、しなけらばかなり不利な状況になるときに使います。
<例>昨日隣町で強盗事件があったので、警備を厳重に
   する方がいい。

「した方がいい」は「~すれば、その結果良くなる」
という意味の省略で、推奨の度合いがちょっと低くなっています。
やった方がいいと思うけど、最終的にはあなたの判断ですよ。
という意味になります。
<例>最近は犯罪が増えているので、警備を厳重にした方がいい。

英語の、If I were Ebizo,I will play more girls.と同じです。
(1)もし私が海老蔵であったならば...
(2)もす私が海老増であるならば...
(1)の方が仮定の表現が強く、(2)ではかなり現実感が出てしまいます。
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この回答へのお礼

早速のお返事をありがとうございます。

1人で考えていても頭がこんがらがってくるばかりで、
一緒に考えて頂けてとても心強いです。

ただ、私の書き方が悪かったようで・・・
疑問点は、「する」「した」ではないのです。

せっかく、貴重なお時間を割いてご回答下さったのに
スイマセン!

★「~する方がいい」←→「~しない方がいい」
この2つの違いは納得出来るそうなのです。

ですが、【した】を使用した場合の
★「~した方がいい」←→「~しない方がいい」
この【しない】が【しなかった】にならないというのが
納得出来ないそうなのです。

私も普段意識して使っていないので
いざ聞かれると訳がわからなくなってしまって・・・(ToT)

お礼日時:2010/08/11 18:38

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