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金属の展性と延性の違い
金属元素の展性・延性の順位を調べたのですが、(『化学I・IIの新研究』で)
1位、2位は展性・延性ともに金Au、銀Agの順だったのに、3位以降の順位は一致していませんでした。
展性は「どれだけ薄い箔にできるか」
延性は「どれだけ長い線にできるか」
と、どちらも同じような性質に思えるのですが、どうも違うみたいですね。
展性と延性の違いを、金属結合の視点から教えてください。

A 回答 (2件)

最外殻電子の軌道の電子配置と軌道の形状と、その結果としての金属組織で決まっているのだと思います。



Au,Agは最外殻電子がs軌道リッチだったような気がします。s軌道は球形なので、Au,Agの原子は滑りやすく配列が自由に行われやすいため、展性延性に優れている。Feなどはd軌道だったと思いますので、応力がかかると転移することにより強度を得ていたような。。。それで、原子どうしが滑りにくい。CuやAlは、s軌道よりもp軌道の性質が強く出ているように思います。f軌道、d軌道を満たして内殻を閉殻して最外殻にs軌道が出ている金属は、みな柔らかく展性、延性に優れている。NaはAuに匹敵するぐらいの柔らかさがあるのではないでしょうか?

私もここまでです。
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金属構造は専門外ですが一般的知識としては結晶構造に大きな違いが有ることと準結晶構造など「歪み」がある構造を許すだけの安定性があるか否かでその差が出ると思います。


イメージしにくいでしょうが、これ以上は専門家にまかせます。
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