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「核戦争が起こった後の空の色」

よく映画や漫画で核戦争があった後は、
戦争の影響でもう太陽の光が届かないからずっと空は灰色(黒)なんだよ・・。

みたいな事がありますが、核って本当にそんな太陽遮断効果みたいなのもあるのでしょうか。

また仮に核によって太陽光が届きにくい状況になるとしても、空は散乱されにくい赤色になるのではないでしょうか。

親切な方の回答期待しています。

A 回答 (5件)

核爆発が日光を遮るのではありません


核爆発は地上の埃を成層圏に巻き上げます
核爆発によって巻き上げられた埃が日光を遮るのです
桜島の大爆発で巻き上げられた火山灰で北半球では2年間異状に赤い夕焼けが見られたそうです
全面核戦争になると巻き上げられる埃は一つの火山の比じゃないでしょうから日中でも夕方くらいの明るさにしかならないことが想像できます
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この回答へのお礼

お礼が随分遅れて申し訳ありません。

埃が原因なんですね。桜島にそんな前科があったとは知りませんでした・・。

スピーディーなご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/12/01 23:05

微粒子が多いと散乱されにくい=透過性の強い赤っぽくなるので、朝焼けより夕焼けの方が赤い、というのは確かですが、それも程度の問題です。


「夕焼けが赤い」というのは、途中の「青空」で青い成分が散乱されたからで、要するに「青空がなければ夕焼けもない」と言えます。
(多少は「長い波長の透過性」も発揮されるでしょうが、過去に経験した噴火や黄砂では、夕焼けほどの効果は見られませんでした)
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この回答へのお礼

お礼が随分遅れて申し訳ありません。

「青空がなければ夕焼けもない」
確かにごもっともですね。

非常にわかりやすい回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/12/01 22:58

使われる核の「量」や爆発させる「場所」(上空か地上か地下か)などによっても違いがあると思います。


他の方も書かれているように、核には「太陽遮断効果」はなく、爆発によって巻き上げられるだろう粉塵などによるものであると言われています。

仮に大量に巻き上げられた粉塵は、対流圏上層から成層圏へ浮遊すると思います。
一般的な「雲」は対流圏にできますが、特殊な雲(真珠母雲)は成層圏にでき、その真珠母雲のような感じになるのではと思います。
違うのは、雲の成因は「水」ですが、核爆発によって形成される雲は「粉塵」などです。

成層圏まで上がった粉塵などは一様に広がり、粉塵などでできているので薄くても光を通し難くなります。
一般的な雲が覆うような感じではなく、「お絵かきソフト」で黒に近い灰色一色で塗り潰すように、濃淡はほとんどない一様な黒に近い灰色、又はほとんど黒の屋根に覆われるような感じになるのではないかと思います。
その下に普通の雲が、対流する風に流されて行くと言う感じではないかと思います。

>・・・空は散乱されにくい赤色になるのでは・・・
恐らくですが、そんな生易しい状況にはなり難いと思います。
大量の粉塵が対流圏上層の成層圏に漂うと、光は透過できないのではないかと思います。
まぁ、それも始めに書いたように、使われる核の量や場所によりますが。

明らかに違うのは、水で形成される一般的な「雲」とは違い、「粉塵」などだと言うことです。
人類はまだ経験していないので、あくまで「想像」の世界の話にはなりますが、粉塵が対流のない層へ大量に入り込むわけです。
濃淡なく一様に広がるわけです。
大気の循環はその層の下で起きているので、短時間で地上に落ちる方法がないのです。

Wikiに「真珠母雲」の写真がありますが、これは「水」でできている雲です。
それでも光を通し難い雲になっていますが、それが「粉塵」となると・・・

想像しただけでも恐ろしくなりますね。
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この回答へのお礼

お礼が随分遅れて申し訳ありません。

私達の命は、恐れを知らない指導者達によって常に脅かされている。
そして映画のそれの100倍くらい酷い状況すら起こりえる。恐ろしい限りですね。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/12/01 22:54

核戦争が「全面戦争」(世界中の核弾頭のうちダメージを受けなかったものが総て作動した)か、「戦術核戦争」、例えば中国とアメリカがロサンゼルスと上海とに五発ずつ打ち込んだ、の場合とで大いに違います。


全面核戦争の場合、恐竜が滅びたのより少しましな核の冬が来ます。みなsまのお答えはこいつです。
「戦術核戦争」の場合、放射性の分裂生成物が大気圏内にばらまかれ、チェルノブイリの事故の百倍くらいの「嫌な」状況になります。
空はかなり赤っぽくなりますが、人類は滅びないでしょう。
でもガンによる死亡率が百倍くらい大きくなり、平均寿命は三十年位縮まるでしょう。
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この回答へのお礼

お礼が随分遅れて申し訳ありません。

想像出来ることが大いに起こりうるというのは、恐ろしくて言葉が出ないです。

やはり赤は赤なんですね。

ケースに分けて考えた回答わかりやすかったです。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/12/01 22:48

故カール・セーガン博士らの「核の冬」研究という有名な仕事がありました。


それから25年、新しい「核の冬」のシナリオが描かれています。

「都市と工業地域に落とされた爆弾で大火災が生じ、その煙が地球を包み込んで日光を吸収、
地表は温度が下がり暗く乾燥して、世界中の植物が枯れ。食物供給が絶たれるだろう。
地表の温度は夏場でも冬の値に下がる。」
核兵器そのものでなく、核爆発に伴う火災によって煙が大気を覆うということです。
不完全燃焼による大量の煤(スス)が地球を覆います。
基本的に空は真っ黒になるでしょう。
煙にすっかり覆われる前には、極端な夕焼けが観測されるであろうという予想もあります。

これは当時の米ソ全面核戦争による人類滅亡のシナリオを描いたものです。
冷戦を終わらせたゴルバチョフは、米ソ両国の科学者による研究が大きな刺激となったと述べています。
核の冬による人類滅亡は、冷戦が終わって遠のいたかに思えました。

ところが最近、局地戦争でも人類滅亡の可能性があることがわかってきました。
インドとパキスタンは核保有国ですが、当時の米ソとくらべれば大したことはありません。
両国あわせて世界の核兵器保有数の0.4%に過ぎませんが、それでも世界を滅ぼすには充分だという研究がされています。
最新のコンピューターと気候モデルを用いて、1980年代の「核の冬」の考え方が正しいだけでなく、
核の冬の影響はそれまで考えられていたよりもずっと長く、少なくとも10年間は続くことを示しました。

両国の百万都市それぞれで、広島で実際に起きた火災と同じ面積が燃えたと仮定し、可燃物の量を想定して計算しました。
パキスタンで爆発した50発の核爆弾は300万トンの煙を生じ、インドを攻撃した50発は400万トンの煙を生み出します。
この大量の煙は世界の農業に壊滅的な打撃を与えることになり、局地核戦争により遠く離れた国の人々が大量に餓死することになります。
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この回答へのお礼

お礼が随分遅れて申し訳ありません。
故カール・セーガン博士らの核の冬。

当時こうした研究が進められてきたのはある意味当然ですが、それが戦争の抑止力となっていたとは知りませんでした。

インパの関係も恐ろしいですね。。

質問にお答え頂いただけでなく、読み物としても大変興味深かったです。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/12/01 22:44

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