「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

損益計算書の記載項目について分からないことがあります。
損益計算書の一株益は、
「基本」と書かれた一株益と
「希薄後」と書かれた一株益が2段に分けて
書かれています。この「希薄後」というのは何のことでしょうか。
ご存知のかた、ご教示ください。

A 回答 (2件)

「希薄後」とは、「潜在株式調整後一株当たり当期純利益」のことで、「一株当たり当期純利益に関する会計基準」に規定されています。



これは、ワラントや転換社債などの希薄化効果を有する潜在株式がある場合です。希薄化効果とは、例えばワラントの場合、その行使価格が株価を下回ると、新株を通常の市価で発行した場合と比べると少ない資金しか集まりません。この目減りを希薄化といいます。

具体的には、ワラントの株式数10,000株、行使価格800円、株価1,000円とした場合、

10,000株×(株価1,000円-行使価格800円)/株価1000円=2000株

つまり2,000株だけ分母となる株式数が増えたのと同じことになるため、一株当たり当期純利益は少なくなる(希薄化する)ということです。

この希薄化効果を有する株式は、現実にワラントが行使されなければその効果は発生しないのですが、ワラントが行使される可能性は継続しているため、「潜在株式」と呼ばれています。

http://m-words.jp/w/E6BD9CE59CA8E6A0AAE5BC8F.html
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この回答へのお礼

非常に丁寧な説明をありがとうございました。
納得できました。

お礼日時:2010/08/28 21:21

多分その会社で期中中に株式の新規発行があて、株数が変化したのでしょう。



従ってどの時点での株数を取るかで1株あたりの数値が変わるので両方を表示するための説明だと思います。

株数が増えるとすべての数値の分母が変わるので、1株あたりの価値は小さくなります。これを希釈化といいます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
新株の発行は必ずしも会計年度の区切りと一致するわけではないということですね。

お礼日時:2010/08/28 21:19

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