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No.9ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
私は、自称「歴史作家」です。
>>まだバキュームカーが無い時代はどうやって処理していたのですか?
江戸に関して言えば、江戸は庶民が50万人、武士は軍事上の秘密から公表はされてはいませんが、町割りなどから判断して同じく50万人位・・・で、江戸の街は100万人都市で世界一の人口を誇っていました。
まずは、長屋ですが、
これは、共同便所でしたので、大家が近隣の農家と提携をして、定期的に汲み取りをさせ、その替わりとして、年に「たくあん漬」10樽とかをもらい、長屋の住民に分け与えたりしていました。
また、金銭取引も行われていました。
武家地も同じく提携した農家が年に1~2回の汲み取りをし、金銭や野菜などを礼として支払っていました。
また、千代田城では、葛西権四郎なる者が、お堀を伝って小舟で城の排泄物を一手に汲み取る権利を得ていました。そして、農家に売買していました。
なお、江戸の街と言っても、現在の巣鴨や原宿辺りはもう農村部でした。武士や庶民は非常に狭い場所に固まって住んでいたことになります。
江戸の人々の排泄物は、贅沢な人々の排泄物でしたので、農家でも大変高価に取引をされました。
さらに、天保年間頃には、この排泄物の争奪戦が勃発し、勘定奉行より公定価格が示されるほど人気があったのです。
従って、バキューム・カーは定期的に江戸の街へ来ていたのです。
「排泄物の争奪戦が勃発」には笑えますね!
何か想像つかないですね。
これは日本だけだったんですか?
自給自足の原点という感じで良いですよね。
結局需給バランスは悪くなってそういうシステムが無くなったんですかね?
人口も増えた事だし、もう過去のような自然な暮らしには戻れないですよね。
No.15
- 回答日時:
bungetsuです。
奥様に責められて大変だったのでしょうね。
次のサイトにも書かれてあります。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=c …
第五話を辿ってみてください。
ベルサイユ宮殿にはトイレがないわけではないが、需要に対して圧倒的に少ない数でしかなかった。
そのため貴族や使用人はしばしば廊下や花壇で用をたし、汚物はそのまま投げ捨てられるに任せていたと言う。
婦人がトイレに席をはずすことを花を摘みにいくという表現があるが、それはベルサイユ宮殿の貴婦人が花壇で用をたしていたことに由来するのである。
ベルサイユ宮殿の観光名所で有名な庭園の噴水広場などは格好の糞尿捨て場と化していた。
実のところフランスの公衆衛生が整備されるのは現代になってからのことなのだ。
と、あります。
公の認識の一つです。
そうなんですね。
ふと疑問に思った質問だったのですが。
そんなヨーロッパの情景のようになってたのかなと。
日本はそんな事無かったんですね。
それに気づかなかった自分は、そのヨーロッパの人間と同じ事をしてたのかと思うと情けないです。
肥溜め的発想も、肥料にするという考えがなければ出ない事なんですね。
何気ない質問が奥深くて非常に勉強になりました。
ありがとうございました。
No.14
- 回答日時:
No10の補足を読んでいろいろ検索してみたりすると「ヨーロッパのトイレ事情」というサイトを見つけました。
修道院や城館にはトイレがあったようですが、都市には無くておまるが使われていた説明がしてあります。
他にもいろいろ説明されているので読んでみてください。
URL(パソコン用)を書き込んでおきます。
http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~konokatu/kou(03-7- …
参考URL:http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~konokatu/kou(03-7- …
いやー早速ありがとうございます!
驚きですね。
絶対私は住めないでよ、そんな時代に。
今でもちょっとでも臭いがすると、敏感に反応しますから。
ではこれを元にカミさんに反撃します!
No.12
- 回答日時:
バキュ-ムカ-以前ですが私の子供のころ昭和30年代初めですが地方都市では近在の農家が肥料にするため買い取りにきました。
買い取りといっても農家がつくった野菜を置いていくといった方法ですが、お金持ちの家庭のものは栄養状態がよかったので人気があったようです。化学肥料の普及とともにバキュ-ムカ-に代わって行きました。そうなんですか、つい最近までそんな感じだったんですね。
そうなるとバキュームカーのように大量に運べないから
そういう光景が毎日当たり前のように見られ
臭いも結構してたんですかね?
バキュームカーの時代でも、1日必ず目にして
臭いも必ず嗅いでましたから。
No.11
- 回答日時:
江戸時代には、屎尿は肥料として商品価値がありました。
これを集めたり輸送するおわい屋という商売がありました。彼らは、長屋などを回って屎尿を買い集めていました。長屋では大家(現在のような持ち主ではなく、管理人です)が屎尿の権利を持っていて、代金は大家の収入になりました。ただ、こういうのが整備されたのは江戸以降です。なお、平城京や藤原京では下水道が整備され、水洗便所も使われていたようです。
http://www.jswa.jp/05_arekore/learning/01_06_01_ …
余談ですが、東京の北側の鉄道(西武や東武)は、都市の屎尿を農業地域に輸送することも目的の一つとして開業しています。この屎尿輸送は、西武新宿線では戦後まで行われていました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E9%81%93% …
No.10
- 回答日時:
こんばんわ。
bungetsuです。
>>これは日本だけだったんですか?
日本の「文化」?と言っても差し支えないでしょう。
パリなどでは、排泄物は部屋の中で洗面器などにして、窓から川や道路に捨てていました。
ですから、靴が少しでも汚れないようにと発明されたのが「ハイヒール」でした。
史実とも逸話とも言われていますが、マリー・アントワネットお城の室内で排泄をした。ドレスの裾が広がっているため、外からは見えない。そして、庭に撒き散らしたとか。
優雅にお庭のお散歩・・・さぞかし「田舎の香水」の匂いがプンプンしたのではないでしょうか。
>>自給自足の原点という感じで良いですよね。
その通りです。
特に江戸では、大変な「リサイクル・システム」が出来上がっていたのです。
話は、少し「ズレ」ますが、
紙。
手習いの書き汚しや武家、商家、役所などから出された紙、はたまた、街中に転がっている紙を集めて回り、「浅草紙」と呼んでトイレット・ペーパーに変身。(これは、現代にも通じますね)。
古着。
親父や母親の古着は、仕立て直しをして、子どもの着物に。それでも痛んだら、オムツに。そして最後は「雑巾」に。
灰買い屋。
江戸では火事が多かったことはご存知の通りですが、焼け跡から灰を買い集める商売がありました。この灰は農家に高く売れました。灰はアルカリ性なので農地の土質改良には欠かせなかったのです。
焼き継ぎ屋。
割れた茶碗などを粘土と天然のふのりで接着をし火で焼けば元通り。
大根1本。
まず大根1本をとってみても、皮は剥いて実は煮物や味噌汁で、皮は、千切りにして炒めて食べる、葉は菜飯などとして利用する。・・・つまり、捨てるところが無い。
まだまだありまずが・・・このへんで。
>>結局需給バランスは悪くなってそういうシステムが無くなったんですかね?
それでも、昭和の初め頃まではこのリサイクル・システムで人々は暮らして来たと思います。
やがて、第二次世界大戦の後、外国から農薬が輸入され、農家の人たちも、少ない作量でも金儲けをしたい、と思うようになり、自然農法(有機栽培)では、害虫に食われて商品価値が落ちることから、農薬に頼るようになったのでしょうね。
>>人口も増えた事だし、もう過去のような自然な暮らしには戻れないですよね。
農業に関して言えば、昨今、有機農法を推奨する人たちもいますが、やはり、時代が時代ですから、大根1本のような節約はしなくなったのでしょうね。壊れたら捨てる。殺伐とした世の中になってしまったのかもしれませんね。
この回答への補足
その節は、どうもありがとうございました。
早速いただいた情報を、偉そうに知ったかぶってカミさんに語ったところ
マリー・アントワネット好きなカミさんの逆襲に遭いました。
日本は確かに優れていたかも知れないけど
いくら当時のヨーロッパでもどこでも
どこかに穴を掘って埋めること事ぐらいするでしょう!
またどっかから得た根拠の無い情報ねっ!と
そりゃそうだと思いつつも
そんな事無い、確かな話なんだ!
と言い返したのですが・・・
なんかカミさんをぎゃふんと言わせる話を下さい!!
パリの話もマリー・アントワネットの話も驚きですね。
そういえば江戸のリサイクルの優れている事を
何かで耳にした事がありました。
おじいさんの話で、まだ水道が通っていなかった時の話しを思い出しました、
食後にお湯をご飯茶碗に入れて飲む話しですが
一石三鳥と言う事でした。
そんな、今の変なリサイクルでない
ちゃんとしたエコなりサイクルの日本がどこでどう今は
逆転して諸外国よりも悪くなってしまったんでしょう?
日本人は何を追及してどういう形にしたいのでしょう?
すいません、質問と全然違う話になってしまいました。
No.7
- 回答日時:
汲み取りを題材にした映画があります。
DVD化されれば、見てみれば。
監督は野村芳太郎
原作は、火野葦平です。
参考URL:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1 …
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