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ツールドフランスは自転車界のTOPイベントですね。

これはなぜフランスで開かれたのでしょうか?
フランスでは自転車競技などが盛んなので開かれたのでしょうか?

なぜフランスでは自転車が盛んなのでしょうか?(逆にツールドがあるので盛んになった??)

フランス人には自転車が好まれたのでしょうか?

フランスと自転車の関係(もしくは歴史)をご存知の方、簡単で結構なので教えてください。

A 回答 (3件)

フランスは自転車生産においても普及率においても決して先進国ではありません。

またサイクルロードレースに関しましても、その数から言えばヨーロッパでは決して多い国ではありません。さらにプロロードレーサーの人数もスペインやイタリアの方がはるかに多いものです。

生産台数で言いますとドイツ・イタリアがヨーロッパの自転車生産国です。普及率で言えばオランダ・ドイツ・デンマークが御三家です。フランスは御三家の半分程度の普及率しかありません。アレッと思うかも知れませんが普及率では次に日本を含めた何カ国かが続きます。つまりフランスは日本よりも自転車の普及率ではかなり低い状態です。サイクルロードレースの数で言いますとベルギーがサイクルロードレースが国技ですからプロアマを問わずに群を抜いて多いようです。

それでは何故ツール・ド・フランスがサイクルロードレースのトップになったかと言いますと、#1さんご指摘の地理的な利点やプロモーションの賜と思います。サイクルロードレースでは山岳ステージや平坦地のスプリント勝負が花です。また、逃げが決まるかどうかも見物の一つです。逃げが決まるためには適度なアップダウンがあった方が逃げが決まりやすいものです。フランスにはピレネーとアルプスといった二つの山岳を持ち、適度な国土の広さがありますから絶妙に平坦ステージと山岳ステージを織り交ぜることが出来ます。一方、ピレネーだけのスペインやアルプスだけのイタリアや国土が狭く山ばかりのスイスや平坦地だけのベルギー等では面白さに欠けるツールにならざるを得ません。ですから様々な要素が複合してツール・ド・フランスがツールのトップになったのだと思います。

ツール・ド・フランスをテレビ観戦していますと本当に美しいですね。絵になります。空撮のカメラワークも芸術的ですし、他がまねすることが出来ないレベルのものであると思います。
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この回答へのお礼

やはり、自転車大国ではないのですね。

プロモーションと地理的要素ですか!
非常に参考になります。



ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/08 21:16

ツールドフランスが始まった頃(20世紀の初頭)は、やっと自転車の大量生産が始まり、競技として成立するようになったということなんでしょう。

当時のフランスは「先進工業国」で、19世紀後期から自転車生産は盛んだったようです。競技用ではないですが、最初の量産型自転車(19世紀末)はフランス製だったようです。

1930年頃まで、自転車は非常に高価で、基本的に「金持ちの道楽」という方向だったようで、スポーツとして・・・というより「金持ちが自分の優位さ誇示するため」という方向の競技だったのかもしれません。

1970年代まで、フランスは自転車・自転車部品の対北米輸出でかなり稼いでます。輸出製品のアピールを行うために大きなレースが必要だったのかもしれません。フランス製品ではイタリア製品にレースで勝てないとかなんとかで、国のてこ入れで統合ブランドが作られたってのもありました。日本が大戦後に自転車の北米輸出でそれなりの成果を挙げたように、フランスもWWIの後、自転車北米輸出でそれなりの成果を挙げたってことなんでしょう。国内全土で道路封鎖して行うレースなんですから、「国策」が無ければ成立しないと思います。まあ、フランスの自転車産業は、60年代から70年代に日本やイタリアの製品に押され、80年代に台湾製の安い製品で大打撃を受け、ほとんどが消滅しましたが・・・

欧州では「自転車=金持ちの道楽」という構図があるので、自転車競技に対するマイナスイメージも少なく、選手層も厚い。ツールのようなロードレースだけでなく、トラック競技なんかも盛んに行われているようで、日本の競輪選手なんか行っても相手にならんでしょう。あれだけ国を挙げてレースを行えば、日本の高校野球みたいに選手層が厚くなるのは当然でしょうね。双方新聞社が主催してますし。
日本では「自転車=競輪=ギャンブル」のイメージが強いので、自転車競技は人気が低く、中野選手が世界戦で勝ってイメージが上がったといわれてましたが、後に続く人がいないですからねー。
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この回答へのお礼

産業として国の後押しもあったのですね。

現在の生産は見る影もないですが、、、

ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/08 21:14

フランスでもサイクルスポーツが盛んでないわけではありませんが、自転車メーカーの分布や自転車チームの所在、著名なサイクリストの国籍などをみても、サイクルスポーツ自体はフランスよりイタリアやスペインの方が明らかに盛んです。

また、イギリスも独自の自転車文化を持っているし、オランダやベルギーも自転車は大変盛んです。単純に自転車人口の率で言ったら、国土が真っ平らなオランダがヨーロッパ圏ではトップじゃないかと思います。

ツール・ド・フランスがトップレースになったのは、主催者の努力とプロモーションの賜だと思います。
毎年のようにコースを変えながら山場(タイムトライアルや山岳ステージ)を絶妙に配置したり、うまく名所旧跡を縫うようにしたコース配置、取材や移動の便宜をはかったりといった運営面が、ジロやブエルタにくらべてツールは抜けています。ジロはどうしても国土が狭いのでバラエティに欠けるし、ブエルタはコースが殺風景なんですよね。そういう点で、ツールは本当にバランスが良いと思います。
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この回答へのお礼

フランスよりイタリアスペインの方が盛んだとは知りませんでした。

プロモーションですか!

そう言えばラリーのパリ・ダカも有名ですが、フランスが車大国でも無いですからね。
その辺のプロモーションはうまいのかもしれません。
地理的にも良いのは納得です。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/08 21:12

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