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ゲル電気泳動についてある本に
「以下の問いの正誤について答えよ。
ゲル電気泳動は、分離後ゲルからタンパク質を回収する事はできない。
この回答として、誤りで、以下の理由はこうかいてありました。
ゲルからの回収率は、決して良くはないが回収でき、一次構造決定、抗体の
作成等に用いる事ができる。」とありました。
これを読んで私はこう思いました。
ゲル電気泳動は、分子サイズ(分子量)の小さいものが先に溶出するので、
タンパク質が分子量が大きいことより後から溶出するので、ゲルからの回収率が良くない
ってことでしょうか?
ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご返答よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

こんにちは。



ゲルは網目構造になっているため、小さい分子は溶出しやすいですが、大きい分子は
溶出しにくいのです。
ただ、全く溶出しない訳ではありません。しかし、大きい分子では網目に引っかかり
やすいのです。立体構造が複雑だったりすることも要因のひとつですが・・・。

ゲル濃度にも大きく依存しますので、高分子であってもゲル濃度が薄ければ溶出効率
は上がります。私もアミノ酸配列分析のための蛋白質回収効率をゲル濃度と泳動時間
の工夫で上げて、成功したことがあります。

ちなみに、溶出方法にも色々あるので方法によってはかなり回収できるものもあります。
例えば、泳動後のゲルを小さくカットし、専用の機械にかけ、さらに電気をかけることで
ゲルから溶液中に蛋白を電気的に溶出することで高収率を期待できる商品もあります。
『ゲルからの電気抽出』などで検索されてはどうでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
返事が遅れてしまって申し訳ございませんでした。
無事、解決しました。

お礼日時:2011/02/26 23:18

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