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空手の型(形)について知りたいのですが、型の意味合い、分解等を理解しながら、型を学び仕上げていくのはよく言われることなのですが、その中で型の注意点に緩急、強弱、伸縮があります。なぜ、型の動作、つまり受けや攻撃に緩急等を含ませているのでしょうか?ゆっくりと受け突きをする動作のことです。本来ならば、全て素早く力強く受けたり突いたりしなければならないと思うのですが。また、そうかと思ったら急にすばやく力強く受け突きをしたりする動作に変わったりもします。確かに鍛錬型等はなんとなくわからないこともないのですが、通常の型では…。この動作をどのように考えればよいでしょうか?古の時代から伝わっているものなので現代の人としては口伝などでしか残っていないですが、考えられることでも結構です。お詳しい方、宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

型には型を練習するだけではなく、


力の入れ方を学ぶ意味もあるのです。

例えば人が拳を握ったときは必ずどこかの筋肉が収縮もしくは緊張しています。
素人が拳を握った場合、上腕二頭筋と上腕三頭筋両方に緊張が走ります。

突きは打つときに上腕三頭筋に力を入れ、
逆に上腕三頭筋は限りなく脱力していなくてはなりません。
また、引く時は上腕二頭筋で引っ張り、上腕三頭筋を脱力しなくてはいけません。
もしお互いの筋肉に力が入っていると、お互いの筋肉が収縮し合い、
力と素早さが相殺されて遅くて威力のない突きになってしまします。

突きや受けはただゆっくりやれば良いと言う事ではありません。
腕や足を絞ったり弛緩と緊張を型の中で、
どの筋肉の部位を使っているかを確認しなくてはならないのです。
その練習が型の一つであり大切な作業なのです。

まぁ古の人がそこまで考えていたかと言われたら分からないですけど。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。奥の深い話ですがなるほどと感心いたしました。

お礼日時:2011/02/13 23:47

<本来ならば、全て素早く力強く受けたり突いたりしなければならないと思うのですが。



素早い攻撃や受けが、必ずしも、最良ではありません。
瞬間的にではありますが、時間的な余裕を以って、間合いを詰め、タメのある突き蹴りを出すということが最大の力発揮に繋がるということもありますし、受けでは、即座に反応すること、つまり、究極的には、相手の技の開始直後に受けることは間違いです。それでは、相手は即座に別の攻撃に変更することが可能になってしまいます。ですから、相手の技を充分に引き出して、こちらに当たる直前で受けるというのが理想になります。その方が相手がバランスを崩しますから、反撃の技を繰り出すのには有利になります。
ゆったりと受けるというのには、そういう意味があると思われます。スレスレのところまで相手の攻撃を引き出すことが大切ということです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。よく理解できますが、特に流派によって型の動きが違うのは興味深いですね。例えば剛柔、那覇手系と首里手系では那覇手系のほうがゆっくりした動作が多いような気がします。全体像を理解する必要がありますね。

お礼日時:2011/02/03 09:51

正確な意味は空手の師範からの回答に回すとして、


一般人(昔、少林寺拳法を少々かじりました)の立場からの考えです。

攻撃、受けは常に全力で力強く打たねばならないわけではありません。
あたる角度、方向等を巧みに利用することで、十分攻撃・受けの効果が出ます。
特に急所に当てる場合、攻撃の強さよりも正確さが求められます。急所を外れてしまえば以下に強く打ったところで相手の動きをとめることは出来ません。

加えて、常に全力・全速で攻撃していると、敵がその動きに慣れてしまい、かわされ易くなるということが考えられます。なので、緩急をつけて時にはフェイントの攻撃も入れることが大事です。

また、受けの場合は力で「受け止める」場合と攻撃の方向を制して「受け流す」場合があると思います。
当然、受け流す場合はあまり力いっぱい受ける必要はないですね。
#少林寺ですとあまり「受け止める」ケースは少ないんですけどね。

型であろうと組み手であろうと、この点は同じではないかと思います。
型であれば、実際に組み手だったら相手はどう動いているのかな?と意識すると良いのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。確かにおっしゃられる通りですね。見方を色々な方向からみることが必要だということが理解できました。

お礼日時:2011/02/03 09:46

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