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日本語の「強い・弱い」の使い方について質問です。
「OOに強い」、「OOに弱い」という日本語がありますが、この強い・弱いというのは具体的にどういう基準で強い・弱いを定めるというか使っているんでしょうか?

例えば、スポーツです。相撲だと、横綱が3敗とかすると全体成績は12勝3敗でも「横綱の成績としては悪すぎる。弱い横綱。」とよく言われがちです。
でも、一般的に見ると、12勝3敗は強い分類に入る気がします。
野球もそうです。同じ最下位でも負け越しが20(62勝82敗)の最下位のチームでも、負け越しが2(70勝72敗)の最下位のチームでも、表現として最下位のチームは「弱い」と言われてしまいます。

1番不思議に感じるのがお酒の「お酒に強い」・「お酒に弱い」の使われ方です。
テレビや雑誌で頻繁に、「日本人はお酒に弱い」と言われています。
日本人がお酒に弱いと言われると、私の感覚では日本人の6〜7割はお酒が苦手で弱い人が居る、という受け取り方をします。
しかし、実際はそうではないそうです。
日本人でお酒が体質的に弱い人は日本人の全体の4割弱しかおらず、約6割の日本人はお酒が強い体質ということがエビデンスとして既に示されています。

日本人の全体の6割がお酒に強い体質で、4割がお酒に弱い体質ということを踏まえると、「日本人はお酒に弱い」という使い方は間違っている気がします。

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<記事1>
実は、日本人の約4割は、生まれつき「飲めない族」、つまりアルコールをまったく受けつけないか、少量飲めても悪酔いしやすい体質なのです。
体質の違いを決めるのは、「ALDH2」という酵素の働き方。
酒類に含まれるエチルアルコールは、肝臓で分解されると毒性の強い「アセトアルデヒド」になります。この物質は頭痛や吐き気、動悸などを引き起こします。このアセトアルデヒドを分解して酢酸に変える酵素のうち、いちばんの働き者がALDH2なのです。
ALDH2がうまく働かないと、アセトアルデヒドが体内にたまって苦しい思いをします。
これが「飲めない族」。一方、残りの6割の「危ない族」、つまり飲んでも悪酔しない人は、ALDH2の働きでアセトアルデヒドがどんどん分解され、頭痛や吐き気などをあまり経験しません。 そのかわり、アルコール依存症や内臓疾患にかかる可能性が高いから「危ない族」なのです。
自分の体質を正しく理解し、また他人の体質を尊重して、飲み過ぎや無理強いはやめましょう。

https://www.ask.or.jp/article/532


<記事2>
顔が赤くなる人とならない人の違いは?
「お酒を飲むとすぐに顔が赤くなる人と、赤くならない人」がいますが、その違いの理由は何だかわかりますか?顔が赤くなるか、ならないかの違いは、遺伝的に決まっているんです。日本人の遺伝子を調べてみると、44%の人は、少ない量のお酒ですぐに顔が赤くなる、お酒に弱い体質なんです。これは、アルコールを分解する酵素の働きが、遺伝的に弱いか、欠けているんです。

https://www.tbsradio.jp/archives/?id=p-290280


<記事3>
体内に入ったアルコールの約9割は肝臓で代謝される。その際、アルコール脱水素酵素によって、アルコール(エタノール)はアセトアルデヒドに分解。その後、『アセトアルデヒド脱水素酵素』により、アセトアルデヒドは無毒な酢酸になり、肝臓から排出される。このALDHのうち、ALDH1とALDH3は、個人差が少ないが、ALDH2は個人差が非常に大きく、その差が酒に強いか弱いかを決めるカギを握っているのだ。

ここできちんと3タイプの違いを知っておこう。

ALDH2が安定で正常な動きをするのが「活性型(NN型)」。両親から、分解能力が高いとされるN型を受け継いだ人だ。自他ともに認める酒豪で、酒を飲んでも赤くならないノンフラッシャーがほとんど。

2つ目は「不活性型(ND型、低活性型と呼ぶ場合もある)」。分解能力が高いN型と、分解能力が低下したD型をそれぞれ引き継いだタイプで、まったく飲めなくはないが、基本的には酒に弱くなる。普段からアルコールに親しんでない場合、顔も赤くなりやすい。

3つ目はALDH2が完全に失活した「失活型(DD型)」。両親からD型を引き継いだタイプだ。酒に弱いどころか、まったく飲めないといったほうが正しく、ほとんどの場合がフラッシャー。奈良漬けを食べた程度でも真っ赤になってしまうのがこのタイプだ。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO08006770U …



【科学的解説】お酒の強さは何で決まる?【強い人と弱い人の違い】

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A 回答 (4件)

>この強い・弱いというのは具体的にどういう基準で強い・弱いを定めるというか使っているんでしょうか?



「強い・弱い」というのは、あくまで相対的評価にすぎません。
つまり、何かと比較した上ではじめて「強い・弱い」という評価は定まるわけです。
なので、何と比較するのかという基準が最初に定まっていないと、こうした評価をすることはできません。

1.
《全体成績は12勝3敗でも「横綱の成績としては悪すぎる。弱い横綱。」とよく言われがちです。》

13勝2敗・14勝1敗・全勝などの横綱を想定しているためです。
これらを比較基準としている人は弱いと判断する。また、実際にそういう横綱は多数いました。

2.
《負け越しが2(70勝72敗)の最下位のチームでも、表現として最下位のチームは「弱い」と言われてしまいます。》

最下位である以上、他チームと比較して弱いと言わざるを得ません。
陸上の100m走などで、0.001秒差で負けたとしても負けは負けであるのと同じです。
より強いチーム・他者が比較基準。

3.
《日本人の全体の6割がお酒に強い体質で、4割がお酒に弱い体質ということを踏まえると、「日本人はお酒に弱い」という使い方は間違っている気がします。》
この場合、

何割の人がお酒に強い体質なら「〇〇人はお酒が強い」と言えるのか?

という基準をあらかじめ設定しておく必要があります。
たとえばですが、
他の国内では全体の8割がお酒に強い体質で、2割がお酒に弱い体質であれば、「日本人はお酒に弱い」と言わざるを得ません。
そうした比較基準が無いまま日本人の強い弱いを論ずるのは無意味ということ。

4.
<記事1>
《実は、日本人の約4割は、生まれつき「飲めない族」、つまりアルコールをまったく受けつけないか、少量飲めても悪酔いしやすい体質なのです。》

・他の民族のほとんどは約1割だけが生まれつき「飲めない族」

などのデータが無いと「日本人はお酒に弱い」とは言えない。

5.
<記事3>の下記内容だけが、お酒に強い弱いを評価する基準が明確に示されています。

・ALDH2が安定で正常な動きをする「活性型(NN型)」の人が、そうでない人に比べてお酒に強い。

ということ。
それ以外の内容は基準が未設定なので強いとか弱いとかいう論議は成立できません。
基準未設定のままの論議は、各々が勝手に自らの基準を作り上げて強い弱いと言っているだけなので噛み合うはずがないからです。
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別に強い、弱いに限りません、形容詞の大半が絶対基準といえるものはありません、すべて相対的な表現です、


大きい・小さい、細い・太い、重い・軽い、長い・短い・・・その他すべて?。
一般的な傾向としては、自分を基準に、より大、またはより小、その他自分の主観を基準にする場合もあります。
例の様に、自分には無関係の横綱として、という基準を設ける場合もあります。
数値というデジタルの基準では区分しえません。
それこそ世の中すべて相対的と言われますね、絶対基準なんてあると思うな・・・が本当なのかも?。
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その筋の平均的な値を規準にしています。



あくまで主観的、相対的な判断なので参考程度でしかありません。■
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【特集】スポーツの言葉考


「横綱相撲」はどんな相撲か
https://www.jiji.com/jc/v4?id=spword202005020030

番狂わせ
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酒のこぼれ話
お酒を飲む人は「上戸」飲めない人は「下戸」。なんで??
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