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 東北から関東にかけて、規定水準を上回る放射性セシウム、放射性ヨウ素が
 水道水から検出されたようです。飲んでも健康被害はないとのこと。

 今メディアや、インターネット上では、さまざまな意見が飛び交っていますが、
 水が汚染された場合、食物連鎖をとげ、
 取り返しのつかないような深刻な事態になってしまうのではないのかと。

 原発事故の報道を観るたびに、
 またそこで作業されている方々が居ると思うたびに、
 様々な思いが募り、言葉に出来ない気持ちでいっぱいです。
  
 大地や、海に落ちた放射性物質はこれから何年間、何十年間と残っていくのでしょうか?
 
  拙い質問で申し訳ありません。どなたかご返答宜しくお願いいたします。

A 回答 (6件)

まず、放射性ヨウ素ですが、強力な放射線を出し、体内では


甲状腺に集中しやすく癌を誘発しやすいというやっかいなものです。
しかし、半減期が8日と短く、1ヶ月で6%くらいまで消失します。

問題は放射性セシウムです。半減期は約20年です。
実際にチェルノブイリでもこれが最終的に大きな問題となりました。
ただ、水溶性がかなりあると思われますので、食物連鎖で整体濃縮
されることは少なく、上位の生物も下位の生物も同じ程度のダメージに
なると思います。
海に流れる分は、海の巨大さを考えると、今くらいの量ならば問題は
ありません。なぜなら、海水には微量のウランが含まれているからです。
数kgの放射性物質が混入しても薄まれば計測できないくらいの
濃度となります。
問題は地表に落ちた分と河川の汚染です。
地表に落ちたセシウムは風雨で流される分も多いのですが、何割かは
土中に染みこみ、長い間放射線を出し続けます。ただし、これも
今のレベルだと原発から3km以上離れれば問題は無いでしょう。
これからは表土から流れた水が河川に流入し、放射性物質の濃度が
上がって行くことが予想されます。
福島県のある川では17日に放射性物質の量が基準値を超えたよう
ですが、今は収まっているらしいです。ただ、21日から22日に
かけて天候が崩れるようなので、このときにまとまった量のセシウムの
混入も考えられます。
体内の放射性物質で被爆した場合は、皮膚についたりする場合の
5倍~10倍のダメージを受けることが予測されますので、日によって
は飲み水に注意が必要です。また、爆発することは無いと思いますが、
万一そうなった場合は、1週間くらい空気中の飛散物と接触しない
ように屋内で生活し、換気などにも工夫が必要です。
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この回答へのお礼

 大変解りやすく、丁寧に教えて頂き有り難うございます。
 「天候によっては注意が必要」とても参考になりました。
 万一そうなった場合の注意事項も、心にとめておきます。
 現実に起こっていることなので、目をそらさず、冷静に対処していきたいと思っております。
  ご返答いただき、有り難うございました。

 

お礼日時:2011/03/20 03:06

> 放射性セシウム、放射性ヨウ素が


> 水道水から検出されたようです。飲んでも健康被害はないとのこと。

うん、見ました。
でも、ほかの放射線物質については説明無かったので心配かな?

まあ、何十年もたてば薄まって影響ないが、当面は高濃度に汚染されたものが発見されるだろう。
 今年のサンマはだめかも知れん・・

チェルノブイリでは事故2ヵ月後に汚染された肉が検査に引っかかって処分されたが、
4ヶ月後に加工食品として見つかってる。

汚染米のこともあるし油断は大敵。と、言っても防ぎ用無し・・・
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この回答へのお礼

 そうですね、食品などは加工され残って行く場合もありますね。
今のところ、人間の人体影響の方の解説が殆どですが、
 人間以外の全ての生物、植物への影響は計り知れないような気がします。

 わかりやすくご返答いただきまして、有り難うございました。

  

お礼日時:2011/03/21 12:25

 放射性物質は放射線を出す事によって別の物質に変化して行きます。

(これを崩壊と言います)
 つまり、放射線を大量に出せば、その分、放射性物質の量は減って行く訳です。(但し、崩壊した結果、別の種類の放射性物質になる場合もあります)
 そして、原子核の数に対する、単位時間あたりに崩壊する原子核の数の割合は、放射性物質の種類によって決まっていて、崩壊する速さは、放射性物質の原子核の数が、最初の半分の個数になるまでに経過する時間の長さによって表されます。
 この時間の事を半減期と言います。
 つまり、半減期に等しい時間が経過する毎に、放射性物質の量は半分になって行き、半減期の2倍の時間が経過すると最初の量の4分の1、3倍の時間が経過すると最初の量の8分の1になります。

【参考URL】
 半減期 - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8A%E6%B8%9B% …

 今回検出されたのは、セシウム137とヨウ素131の様です。
 セシウム137は半減期30.04年でβ線とγ線を放出し、安定な(つまり放射線を出さない)バリウム137に変化して行きます。
 ヨウ素131は半減期8.021日でβ線を放出し、放射性のキセノン131mに変化し、キセノン131mは半減期11.84日でγ線を放出し、安定なキセノン131に変化して行きます。
 ですから、ヨウ素131の方は、1ヶ月後には約14分の1、3ヶ月後には約2600分の1、半年後には約714万分の1、という具合に減って行きます。
 一方、セシウム137の方は、100年後でも1割程度の量が残っている計算になります。

 又、今回は検出されなかった様ですが、核分裂反応によって生成する放射性物質には、セシウム137とヨウ素131以外にも非常に多くの種類があり、その中には半減期が非常に長いものも存在します。
 例えば、ヨウ素129の半減期は1570万年ですし、セシウム135の半減期は230万年ですから、人間の一生の間には殆ど減らないと言えます。
 尤も、半減期が長いという事は、稀にしか崩壊しないという事ですから、半減期が長い放射性物質程、放出する放射線の強さが弱くなる傾向があります。
 それに、放射性物質の種類によっては雨に流されたり、風に乗って拡散したりしますから、原子力発電所からの飛散が無くなれば、濃度が薄まって行きますから、充分に濃度が低下すれば危険では無くなります。
 セシウムやヨウ素に関しては、水に溶けて濃度が薄まって行くと思います。


 因みに、核分裂反応によって生成する量は、放射性物質の種類によって異なり、ウラン235が原子炉内で核分裂した際に生成するヨウ素129、ヨウ素131、セシウム135、セシウム137の各々の量は、大体

ヨウ素129:ヨウ素131:セシウム135:セシウム137=0.543:2.89:6.54:6.19

位の割合になります。
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この回答へのお礼

詳しく、解りやすく、説明いただきまして有り難うございました。
放射性物質は放射線を出す事によって別の物質に変化していくのですね。
また、半減期についても解りやすくご返答いただきました。

今まで理解が困難だったことも、
みなさんのお陰で、少しづつですが理解できるようになりました。
とても参考になりました。有り難うございました。

お礼日時:2011/03/21 11:54

> 大地や、海に落ちた放射性物質はこれから何年間、何十年間と残っていくのでしょうか?



どれくらいで減るのかは半減期が参考になります。
http://mh.rgr.jp/memo/mq0097.htm

近くのほうれん草に見つかったヨウ素131は8日のようですね。
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun= …
(半減期なので、半分になるのであって無くなる訳ではありません)

> 水が汚染された場合、食物連鎖をとげ、取り返しのつかないような深刻な事態になってしまうのではないのかと。

普段から、太陽フレアなどもありますし宇宙や地球上でも一部の温泉などでは強めではありますが、多すぎて危険なことが無いかは報道やモニタリングポストなどの情報に注意していく必要があるでしょう。
数日前に見た話では、今の30キロギリギリ(屋内待避が必要ないライン)外では、1ヶ月くらいそこに住むと寿命に対して、タバコを1本吸ったくらいの影響があるようです。(記憶が曖昧なので参考程度に…)
これが1時間で、とか1分になると大変ですが、警戒しつつも数値をモニタリングしていくのが良いのでは無いでしょうか。

毒性で思い出すのは、魚などが食物連鎖で濃縮している水銀が、たしか結構な数値になっていたと、数年前かもっと前に見ました。人間が一時期(今も?)結構垂れ流しましたからねぇ。
厚労省だったかの見解としては、数値は高いが、肉ばかり食べるよりはバランスよく食べた方が体には良いので、バランスよく食べて下さい、とのことでした。
今回の事でもし今までより食べ物の毒性が上がるのなら、相応の対策が必要でしょうが、関係してくるエリアの数値は随時調べられているので、過剰に警戒することは無いと思います。
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この回答へのお礼

あまり過剰にならずに、
数値を確認しながら生活して行くことが大事なことだと、わかりました。
数値を聞いても、それがどういったことなのか理解することが難しいので、
冷静に理解していきたいと思いました。

丁寧に、解りやすくご返答いただきまして、有り難うございました。

お礼日時:2011/03/21 11:40

放射性ヨウ素の半減期は8日。


数週間で基準値内に戻るでしょう。
といってもどんどん飛んできてますから、悪化の一途です。
セシウムの半減期は30年。
ちょっとやっかいです。
少量といっても蓄積すれば危険です。
毒と違って、少量でも健康に被害が出る可能性があるのが放射能。
自然の浄化能力で数週間で基準値になるでしょうが、
原発から放射線が発せられている限り、汚染は続きます。
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この回答へのお礼

 ご返答いただき有り難うございます。
 専門的なサイトは、理解することが難しいので、
 解りやすく返答いただき感謝しております。
 有り難うございました。

お礼日時:2011/03/20 03:32

放射性物質の調査を行う必要があります。


物質により、放射能を出さなくなるまでの時間に違いがあります。
数時間から何万年?

現在東京地方に達している物質は、極微量で、その期間は数時間程度です。
これは、使用済み燃料から排出されているものらしいです。

今後は、頻繁に調査をしてもらうしかないでしょう。
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この回答へのお礼

 ご返答いただきまして、有り難うございます。
 頻繁に調査の結果を、眺めて慎重にやっていくしかないのでしょうね。
 検査結果を公開しているサイトを見つけてみたいと思います。
  有り難うございました。
 
 

お礼日時:2011/03/20 03:20

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