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今の現代バイテクノロジーは日々進化しています。
遺伝子操作を受けた野菜、食品類。遺伝子解析が進み、様様な動植物がクローンとして誕生していきます。
ではクローニングや遺伝子操作は私たちのモラルとどぅ関係しているのでしょうか?。
一環してバイオテクノロジーの技術はモラルに反しているとは言えず、また肯定も出来ません。
皆さんはどのようにお考えでしょうか?。

A 回答 (4件)

>ではクローニングや遺伝子操作は私たちのモラルとどぅ関係しているのでしょうか?。



 クローンニングがモラル問題とされるように
なったのは1970年代以降のことです。
 それも宗教家まで巻き込み大論争に
なったのはここ10年くらいの話です。

 工業化が極端に進み、大気汚染が
世界的に問題になるなど、
科学技術に対する不信感の
高まりが、クローン技術の発展
時期とかさなったことが、クローン
のモラル問題へ人々を誘導してしまった
ということだと思います。
 試験管ベービーの誕生のとき
ですら、不妊対策に有効と、前向きな
評価が多かった。
 試験官ベービーの成功は、
動物の細胞を研究室で
保存、維持できる技術が確立した
ことを意味し、クローン人間
成功のための大きな一歩でした。

>遺伝子操作は私たちのモラルとどぅ関係しているのでしょうか?。

 金儲けなど、人間に都合のいい動植物を
作っていた場合、それが自然環境を
破壊する可能性があり、どこまで
生命を操作していいのか基準が明確で
ない点が、問題であり、社会に不安を
与えています。

>クローニングは私たちのモラルとどぅ関係しているのでしょうか?。

 これまでの宗教観と人間の精神、
社会性の常識が壊され可能性があり、それが
どう壊れてしまうのか、結論が
分からないため、いろいろな憶測が
とび、社会に不安を与えています。
1)宗教
 創造は神のみに許されることのはず。
人間が生命操作をするなど、神への
冒頭だ。
2)精神
 自分と全く同じ人間が存在しないと
いう事が、アイデンティティーへの
確立へ大きく影響しているはずだから、
クローン人間が常識化すれば、アイデンティティー
の崩壊へ繋がり、大規模な人間の精神崩壊への
引き金になるのではないか?
3)社会
 人間の権利は個人とその人間関係の
間で微妙なバランスで決まっている。
 財産分与だけ考えても、クローン人間は
自分の子供でもなく兄弟、親でも
ないため、死んだ人の財産をクローン人間に
どう分けていいか判断がつかない。
クローン人間の常識化は
社会構造を破壊するきっかけになる。

 以上のような問題に、人間のモラル、
つまり精神はどう対応し、どう変化して
行くべきか結論が出ていないため、
それが科学技術に対する不信感と
結びつき、社会不安へと繋がって
いるということだと思います。
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この回答へのお礼

宗教観をとりいれた参考になるご意見ありがとうございます。確かに今の社会性に対して善悪の区別はつかなぃでしょうね・・・。apple-manさんの個人的な評価は善/悪どちらに属すのでしょうか?よかったら教えてください。

お礼日時:2003/09/22 19:01

>apple-manさんの個人的な評価は善/悪どちらに属すのでしょうか?よかったら教えてください。



 善となるか悪となるかは今後の方向性次第。
人間がこの技術をどう扱うか、周囲の環境が
どう変化していくかで変わると思います。
個人的考えとしては、善にも悪にも分類できない
こととで、むやみに禁止するようなことでは
ないと思います。むしろ注意はしながらも、
いろいろ積極的にやってみるべきです。

 確か、理論物理学で有名なイギリスの
ホーキング博士の考えだったと思うのですが、
科学技術の獲得というのは生物にとって、進化
の1つだという捕らえ方があり、私も今のところ
それに同感です。
 体が進化したから、陸に上がったり
羽で空を飛べるようになった。人間は
脳の発達により科学技術を獲得した
おかげで、宇宙までいけるようになったと
いう考え方です。自らの活動領域を
広げることが進化の目的なら、羽の
獲得も科学技術の獲得も、新しい手段
の獲得という意味で同じです。

 バイオテクノロジーや
クローンについては、現段階では人間
が自滅しないようその扱いを十分注意すべきことで
すが、この新しい技術の獲得により人間社会に
変化が起こることは間違いなく、これは
人間を新しい領域に導いてくれる手段の
1つです。(つまり進化の1つです)

 恐竜は生物が陸に上がり、巨大化すると
いう進化を遂げた結果で、巨大化した
ことが氷河期に絶滅した原因となった
分けで、恐竜にとって、巨大化という
進化を選んだことは結果的には悪いことでした。
しかし、巨大化により恐竜が繁栄した
ことも確かで、もし可能だったならば、
巨大化し、氷河期の到来を予想し、
それにあわせて体を変化させておけば
よかったのです。

 人類にとってのバイオは、その技術の
もたらす結果と、社会や自然環境の
変化が、人類の滅亡に繋がらないよう
注意しながら受け入れてみるべき、
進化の1つということで、善悪の
問題ではないと思います。

>一環してバイオテクノロジーの技術はモラルに反しているとは言えず、また肯定も出来ません。

 これは全て正しいことだと言う必要も
ありませし、その根拠もありませんが、
これはやってはいけない、間違っていると
否定する、理性的な理由もありません。

>また肯定も出来ません。
 
 このままこの技術の開発を進めることに
ついて、是か非かということでしたら
肯定していいと思います。
 但しそれには、研究者自身もつねに
出来る限り結果を予想し、注意すると
いう前提条件つきです。
 20世紀の技術、例えば原爆開発など、
兵器をどう使うかは、最終的には国家や
軍人の決めること、という他力本願、
ある種の無責任な考えがあったから
大きな悲劇に繋がっているのに、
研究者は誰一人として責任を追及
されていません。このままだと21世紀の
技術開発にも同じことが起こる可能性が
否定できません。
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まず遺伝子を操作することに私たちが「危険」を感じ取るとすれば、


それは遺伝子がすでに神の代理として前提になっているといえますよね。
神がなければ何が私たちを私たちたらしめているのか?という問いに対する20世紀末の
答えのひとつが遺伝子だったわけですから。

そうすると分子生物学が踏み込んでいく領域というものが狭義の宗教ではなく、
広い意味での信仰としての倫理ということになります。

さてそれではそうしたモノの「技術的側面」(あくまでも技術的)である
クローンやらジェネティックな食べ物やらがそういった倫理とどう関連するのか。

なにかしらそれに答えるとしたら、そういった仮象(遺伝子=倫理)に自己を見出す「主体としての私たち」
というのがどこからくるのか考える必要があると思います。

そしてそれは西洋と私たちということで見ると面白くなるかも。

西洋人がそういった倫理は常に像としての神に根ざしてきているのに対して、日本人にそういう中心はない。
日本がはじめっからリゾームなことになってるっていうのは実はそこの倫理との結びつきが始めから曖昧なんじゃないですか?
むしろそうした「西洋より早い」ポストモダンが日本にとってその手の倫理を見えにくく
しているのがますます最近はっきりしてきているように思います。
像としての倫理、西洋のほうのアリストテレス以来(あるいはデカルト以来?)の形而上学を
そういった主観(像)のない存在論的なものとして批判したのがハイデガーですが、
日本のほうはといえばなんか「禅」とかいいますしね。いや西田幾太郎なんでしょうが。
「へー」というよりほかない。

そうするとむしろ
>バイオテクノロジーの技術がモラルとどう関係するか
という問いは、究極的には神のあるなしとしてこれから俎上にあがるんじゃないですか?

もちろんビジネス(ES細胞云々)へのアンチテーゼとしての公共道徳としての
つまらん「倫理」が常に表向きに引き出されるんでしょうけども。
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クローンというか、生命操作技術とモラルという点でのみ考えますと、


・絶滅動物の復活、保護
 恐竜、マンモスなどの復活や、レッドゾーン生物の保護に役立つ反面、
 「クローンで増やせるから」と保護そのものに関心が薄れる危険あり。

・実験用特定生物創出
 医薬品などの実験用に特殊な特性の生物を創出、量産。
 これらは「死ぬために作られた生命」ということになります。

・クローン人間
 交換用臓器パーツ、各種実験用、危険作業用、無名兵士など、使い道はいろいろあります。
 差別、職業機会の消失などがでるでしょう。

まぁ、単純に考えて、命の値段が安くなるでしょうね。
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この回答へのお礼

K-1さんの言うとおりですねぇ・・・。
増やせるからと綺麗事を言ってしまえば、犯罪も殺人ゲーム感覚になってしまぃ。
すごく命の尊さや価値が低くなりますねっ!。

お礼日時:2003/09/22 19:03

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