No.2
- 回答日時:
#1の方が言われている原因のほかにもうひとつガソリンエンジンに出来ない理由があるのです。
ガソリンエンジンはその点火方式と燃料供給方式ゆえに、あまり大きなものは作れないのです。ガソリンエンジンでは空気と燃料をあらかじめ混合しておいてから、点火プラグによって点火しますが、これがあまり大きな直径のシリンダーを作れない原因なのです。シリンダーの直径をあまり大きくしてしまうと、点火プラグで点火された燃料が、本来ならプラグの位置から球状に燃え広がって燃焼を終えなければ池煮のですが、点火されて燃焼が進み圧力が上昇してくると、本来なら燃焼が起こってはいけないシリンダーの周囲などで圧縮による温度の上昇により、自己着火してしまうという現象が発生してしまいます。このような燃焼が起こるとシリンダー内部の圧力が異常に急速に高くなり、エンジンを傷めてしまう場合がありますし、当然、正しい圧力上昇ではないので出力も落ちてしまいます。異常燃焼を防ぐには圧縮比を下げてやればいいのですが、圧縮比を下げるということは熱効率の低下に直結してしまいます。
こういう理由でガソリンエンジンではシリンダーの直径をある程度以上に大きく出来ないのです。シリンダーの直径が小さい状態で大きな排気量のエンジンを作るとなると、シリンダーの数を増やすかピストンのストロークを伸ばすかしかないわけですが、これにも限度がありますね。トラックにV型24気筒なんてスポーツカー顔負けのエンジンを積んでいたのではコストが掛かりすぎますからね。
ディーゼルエンジンでは機械的な強度さえ許せばシリンダー直径の制限はありません。というのも、ディーゼルではエンジン内部に吸い込まれるのは空気だけで、空気だけの状態で圧縮していきます。圧縮で十分に温度が上がった空気の中に、点火に適した状態になったときに高圧で霧状にした燃料を噴射してやりますが、この時燃料は空気と混じると同時に燃焼を開始するので、ガソリンエンジンで起きたような、異常燃焼起こらないのです。
大型タンカー用のディーゼルエンジンなどはピストンの直径が1メートル以上、ストロークが3メートル以上なんて化け物もあります。ガソリンエンジンでは絶対に作れないサイズです。
No.4
- 回答日時:
あまり難しく考えることも無いような気がしますよ。
答えは簡単、 ガソリンエンジンのバスやトラックを作っても売れないからです、
ですからメーカーは売れ無いものは作らない それだけの理由です。
では何故売れないのか????
それも答えはいたって簡単: 燃費が違うからですね。
ただそれだけの理由ですよ:重要と供給ですね。
ついでに書きますとね
過去にガソリンエンジンのバスを作った会社がありました、しかし残念ですが売れませんでした、
反対に デイーゼルエンジンの小型車を作ったメーカーがありました、こちらは売れました、しかし国の排ガス基準によって
作らなくなりました。
もう一つ書きますと、
ある外国のメーカーはデーゼルエンジンのスポーツカーを制作し販売しました、最高時速300キロだったそうです
しかし一つも売れませんでした。
ところで歴史的に見ると、
実はデイーゼルエンジンはガソリンエンジンよりもちょっとだけ古いのです、
現在のエンジンの原型はオットーデーゼルという人が開発したエンジンです、 そおして、重油焚きエンジンというものも
存在していました、(今は灯油ですが) これは焼玉エンジンというものとなって最近まで存在していました、
簡単に言うと、『ポンポン船』の あのポンポンという音です。
従ってポイントは売れるか売れないかですね・・・・
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
#2です。
少し言葉が足りなかったようなので書き足しますね。
#3の方が仰るように確かにガソリンエンジンでも4300馬力などと言う物もあります。これは第二次大戦中の航空機用のエンジンで、星型(クランクシャフトの回りにシリンダーが放射状に配置されている)7気筒エンジンを4列組み合わせた28気筒エンジンで、スーパーチャージャーとターボチャージャーの両方を備えたものでした。ただしこのエンジンでもシリンダー直径は146mmでしかなく、しかもハイオクガソリンよりもさらにオクタン価の高いガソリン(108/135)を必用としていました。ガソリンのオクタン価が高いほど異常燃焼が起こりにくいのです。
余談ですが、航空機用ということもあり軽量なガソリンエンジンが使われることが多かったのですが、航空機のエンジンにも変り種があって、対向ピストン型ディーゼルエンジンというものがありました。これはひとつのシリンダーの両側にクランクシャフトがあり両側からピストンが入っているというものです。当然シリンダーヘッドはありませんから、通常のバルブ機構も設けられませんので、2ストロークのエンジンでした。ピストンの数がシリンダーの数の2倍あるという不思議なエンジンで、日本でもこの種のエンジンが過去にバス用として使われたことがありますが、構造が複雑で扱いにくく、一般的なディーゼルエンジンの性能が高くなると同時になくなってしまいました。この種の変り種エンジンのページのURLを乗せておきますので、興味があればどうぞ。
http://www.weblio.jp/wkpja/content/2%E3%82%B9%E3 …
後はやはり経済性と使い勝手でしょうね。バスやトラックでは出来るだけ低い回転数で大きなトルクが発揮でき、回転数によるトルクの変動が少ないエンジンの方が使いやすいので、ガソリンエンジンよりも排気量あたりの出力は小さくても、大き目のディーゼルエンジンの方が向いていることもありますね。ターボチャージャーなどを付けて熱効率を上げるのにもガソリンエンジンよりも、ディーゼルエンジンの方が向いている点もあるかもしれません。
No.6
- 回答日時:
原理的にはガソリンでも、作れます。
過去にガソリンカーっていう、気動車も有りましたし、日本の現状では、ガソリンエンジンのほうが排ガス規制もクリアしやすいでしょう。
エンジンの構造等以外の大きな理由として、軽油は灯油とほとんど同じ成分で、危険性が少ないことが有ります。
灯油や軽油は常温では気化しませんので、こぼしたものや直接火をつけても点火しませんが、ガソリンは常温で気化するので火気があるだけで着火し、激しく燃えます。
数百リットルという、燃料を積むトラックやバスに、ガソリンのような常温で爆発する燃料が入っていると事故などの際、危険度が極めて高くなるのです。
過去に、あったガソリンエンジンの列車も火災事故が原因(西成線列車脱線火災事故)で、使われなくなりました。ディーゼルカーでの転覆事故も信楽高原鉄道事故をはじめ、いくつか有りますが火災に至ったケースはほとんど無いはずです。 同じく、天然ガス自動車が普及しないのもインフラの問題も有りますが、タンクの規制が厳しく、重量がかさむ、場所を取るということも一因となっています。
No.8
- 回答日時:
技術的に言えば可能な事だと思いますよ。
しかしながら、トラックやバスは輸送コストというものが最重要課題となります。
できるだけ安く人や物を運び、利益を上げる。
物流関係で言えばほとんどがトラックの独壇場という位日本各地を走り回っている状態です。
重い物を動かす時に必要な低回転での力が明らかに優位なのはディーゼルエンジンなんです。
結果、燃費が良い&燃料が安い&エンジンの耐久性が上がる。
正直、ガソリン車の方が環境に優しい事は分かっていますが、世の中のトラックをディーゼルからガソリンに変えたら物価はかなり上がるのは目に見えてます。
そこを踏まえてディーゼルを反対する人っていないですけどね。
どっかの都知事はお金持ちだから関係ない話でしょうが。
No.9
- 回答日時:
技術的に言えば可能な事だと思いますよ。
しかしながら、トラックやバスは輸送コストというものが最重要課題となります。
できるだけ安く人や物を運び、利益を上げる。
物流関係で言えばほとんどがトラックの独壇場という位日本各地を走り回っている状態です。
重い物を動かす時に必要な低回転での力が明らかに優位なのはディーゼルエンジンなんです。
結果、燃費が良い&燃料が安い&エンジンの耐久性が優位
正直、ガソリン車の方が環境に優しい事は分かっていますが、世の中のトラックをディーゼルからガソリンに変えたら物価はかなり上がるのは目に見えてます。
そこを踏まえてディーゼルを反対する人っていないですけどね。
どっかの都知事はお金持ちだから関係ない話でしょうが。
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