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先日旅館に宿泊しました。帰りに預けた車のキーを頂き、いつものようにリモコンでスライド式ドアーをあけました。すると、駐車場の柱からドアとの間隔が10cmしかなく、スライドしたドアを擦りキズができました。赤ん坊を抱っこしていたので、まずリモコンでドアをあけ、別の子供たちを中に入れようと思っていました。まさか擦るとは思わなかったのでびっくりしましたが、「車を置く場所をもっと考えてください」と駐車場がかりに申し上げたところ、「お客様、それは違います。鍵を返した時点でお客様の責任です」と謝罪もなく責任所在について意見され、口論になりました。一言、「注意します」などの言葉が欲しかっただけなのですが。。。

自分で鍵を開けたので責任は自分にもあるとは思いますが、法的な管理責任、賠償責任について教えていただけたら幸いです。

A 回答 (8件)

>法的な管理責任、賠償責任について教えていただけたら幸いです



「先日旅館に宿泊しました。帰りに預けた車のキーを頂き」とありますので、法律上は寄託契約となります。

寄託については、民法657条から665条までの規定がご質問のケースに該当する部分です。
民法:http://law.e-gov.go.jp/htmldata/M29/M29HO089.html

また、受寄者が旅館ですから商法593条から596条にも規定があり、商法の規定が民法に優先します。
商法:http://law.e-gov.go.jp/htmldata/M32/M32HO048.html

よって、商法の規定により有償・無償に関わらず受寄者は、善良なる管理者の注意義務を負うことになり、これを怠ったことにより損害を与えた場合は賠償責任も負うことになります。

しかしながら、寄託契約は寄託物の返還によって終了しますし、民法664条の規定により寄託物の返還は、その保管場所でしなければならないとなっており、ご質問のケースでは適法に寄託契約が終了した後の事故(損害発生)と判断されます。

よって、受寄者である旅館側が法律上の賠償責任を負うことはありません。

>車を置く場所をもっと考えてください

運転席のドアが開けられないような場所に駐車しているのならともかく、後部のスライドドアが開けづらいのが困るのであれば車を預ける際に依頼しておくか、少なくともスライドドアを開ける前に駐車場所を移動させるよう依頼すべきことです。

もっとも旅館側の対応が不誠実であることも事実です。
私が毎年夏の花火大会で利用する石川県の某旅館は、子ども連れだと荷物も多く大変ですから、「お車をお出ししましょうか」と必ず声をかけてくれます。もちろん、依頼すれば車寄せまで出してきてくれます。また、鳥取県や福井県の別の旅館では、駐車場の係の方が周囲の安全確認までしてくださいます。

いくら運転者の責任とはいえ、接触事故があれば楽しい旅行が台無しになるのですから、駐車場といえども旅館の設備として旅行者の目線できめ細かいサービスをしてくれているわけです。だからこそ我が家ではリピーターとしてこれらの旅館を利用しています。

質問者様がご利用になった旅館は、残念ながらそのようなきめ細やかなサービスができていないようです。
ネットで予約されたのであれば、口コミや評価を投稿できるでしょうから苦情を投稿しましょう。旅行社や代理店経由で予約されたのであれば、旅行社や代理店に苦情を伝えるくらいですかね。
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この回答へのお礼

早速の回答をありがとうございます。
旅館自体は大人には若干不評でしたが、子供たちはとても楽しんでいたようなので、いい想い出になるはずだったのですが、回答者さんが言われるように想い出が最終段階で台無しになってしまったところがとっても残念です。
でも、皆さんの回答のお蔭で素直に自分の責任である部分は受け入れたいと思いますし、接客の対応についての私の文句にも同調してくださり、気持ちが落ち着いてきました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2011/03/30 09:30

今回の場合は、相談者さんには「アンラッキー」な状態ですが、追い討ちを掛ける内容になります。


車両に関しては、鍵を受け取った状態では「返還終了」となりますから、管理責任は所有者になります。
これが、係員が「ドアを開けた」のでしたら、責任は「旅館」にありますが、今回は相談者さんの判断での開閉です。
車両の上部より、柱は確認できますから、その確認義務は相談者さんとなります。

結果的には、「請求は法的な根拠」はありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
回答者皆様がおっしゃるように、法的な根拠がないことを勉強していたので、強い態度に出たんでしょうね。私ならあのような言い方はしませんが、おかげで納得はできました。回答者さん含め皆様に重ねてお礼申し上げます。

お礼日時:2011/03/30 09:33

昔の日本人って「なあなあ主義」で「とにかく謝っておく」「とにかく謝ってほしい」ってのが普通でした(過去形)



ですが、思考が欧米化してきて「責任が無い限り謝らない」のが、現代の日本。

30年前の話ですが、海外旅行に行く時に「うかつにソーリーと言うな。ソーリーは全ての責任が自分にあるのを認める事になるから、絶対にソーリーと言っちゃイカン」と注意されたものです。

なので、思考が欧米化し、訴訟社会に成り下がった現代日本において、謝罪を期待してはいけません。

旅館業のように「外国人が訪れる場所」では「責任がない限りは絶対に謝るな」と徹底教育されている筈です。下手に外国人に謝ったりしちゃったら、確実に訴えられますからね。

なお、米国では、責任が無くても、謝罪したと言う事実があれば、裁判で負けてしまい賠償させられてしまいます。あの国は「事実認定なんぞ、くそくらえ」ですから、謝ったら負けです。
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この回答へのお礼

早急な回答をありがとうございます。
旅館側は訴訟を恐れての発言が全面に出ていていて驚きました。駐車場がかりの方も訴訟で負けたりしたら大変ですもんね。つい感情的になってしまいましたが、一般人として気持ちのいい対応(お金ではなく)を期待していましたが、その方の言葉自体が訴訟に駆り立てるような発言なので残念でした。

お礼日時:2011/03/29 16:00

実際の場所も場面も見られないので確実な回答は無理ですが、この質問内を脳内変換した限りでは法的な管理や賠償責任は問えないでしょう。



そもそも赤ん坊を抱っこしていたから云々は自分の責任がほとんどある自覚があっての言い逃れパターン。道路に落ちてたものに気を取られたとか、動物が飛び出したからって加害者は他の事に責任逃れをしようとします。

置く場所を考えろって言うなら、何で置いている場所を確認しなかったのって事にもなります。
旅館の人がいつものようにリモコンでドアーを開けるのを見ているわけじゃないでしょ?お隣に住んでる人でもリモコンで開けてるなんてあまり興味ないんじゃないでしょうか。
色々言い訳を書いていていますが、運転免許を持っているんでしょ?自分が運転前点検を怠った為の傷でしょう。
まあたいていの人は運転前点検なんてしませんが、旅館に責任をとらせようとなるとそこを突かれるでしょうから。

客商売としての対応はベストではないですがベターでしょう。注意しますって言った時点で謝罪した、じゃあ次は修理代を出せ、精神的被害の慰謝料を出せってエスカレートする場合もありますから、旅館の対応は間違ってはいないかと。
質問者がそんな人とは思いませんが、モンスターにならないとも言い切れませんし。
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この回答へのお礼

確かにいろんな宿泊客がいるので、旅館側も危機管理として法的な勉強をしている感じでした。私は賠償責任など考えてなかったのですが、逆に怒りを買ういい方をしたことで逆に訴訟に発展してしまうケースもあるように思いました。もう少し旅館人として初心に戻ってほしかったなと残念でなりません。
回答者さんのご意見は真摯に受け止めたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/30 09:19

狭いところに止めたということは車が何の問題もなく駐車されている以上管理責任は問われません。


車を移動するときの安全確認は基本的にその時動かす人が行います。
この場合は鍵は質問者さんが持っていて、
隙間が狭いにもかかわらず質問者さんがドアを開けてしまっているので質問者さんの責任になります。

これがドアを開ける前に気がついて駐車場係に
「これじゃドア開けられないからどうにかしてよ。」とでも声をかければ
かわりに車を出してもらえるなどのことをしてくれたかと思いますが、
傷つけた後ですと責任問題になってきます。
謝罪や「気をつけます」という言葉を言ったら、
旅館側が過失を認めたことになってしまいますので、謝罪関係の言葉は一切出てきません。
ですから、ちょっと直球過ぎますけど駐車場係さんもそういうしかなかったのでしょう。
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この回答へのお礼

ほんと、声でも掛けたらよかったんですよね。。。
お忙しいところ、回答をありがとうございました。

お礼日時:2011/03/30 09:12

法的な問題と、接客対応の問題は別々のものとして考えるべきでしょうね。



法的な問題としては、

>「車を置く場所をもっと考えてください」
とのことなので、前日に車を駐車場内で動かしたのは旅館の係りのように読めます。だとしても、実際にドアを開ける際には、ドアが柱や壁や隣の車に当たらないかを注意するのは、運転者の義務と考えられます。
本件でもドアと柱がすれすれだと思えば、当然それなりに配慮すべきだったと思われます。

仮に旅館の係りが車を移動させている際に傷つけたのなら、それは100%旅館側の責任ということになりますが、実際に開扉操作をしたのが質問者さんなら、これは立場的に弱いでしょうね。

次に接客対応の問題ですが、おそらく駐車場係りは自分の責任になるのを恐れてそのような態度に出たと思いますが、接客業の人間がとるべき態度でないのは明らかです。
この件については、旅館の経営者あるいは責任者に対して直接抗議して、謝罪を求めるのはおかしい話ではありません。
ダメモトで損害賠償を求める話をしてみても良いのではないですか?
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この回答へのお礼

返信ありがとうございます。
たしかに、法的問題と接客対応の問題と分けて考える方がいいですね。法的問題は皆さんが回答してくださったように、私の責任が大きいと思われますが、私が立腹したのはまさに接客態度です。回答者さんをはじめ皆さんのおかげで何となくすっきりしてきました。重ねてお礼申し上げます。

お礼日時:2011/03/30 09:05

お気持ちもわかりますが、「注意します」とか旅館側に非がある発言をしてしまうと「賠償責任」が生じるからでしょう。



仮に質問者さんが謝罪だけしてくれれば済んだ話・・・と思っていても、謝罪=責任を認めることになりますから駐車場の係の人は旅館側から「絶対に謝罪はしないように」と言われていると思います。

駐車場における事故は原則、旅館や駐車場が追わないということが旅館の利用規約や駐車場の規約に記載があるはずです。

この規約が無効となるのはやはり管理側に明確な過失がある場合だけでしょう。

スライドドアに限らず、普通のヒンジドアでも「開けたら柱があって傷がついた」といっても通用しないですよね?

それは柱の存在が明確だからです。

スライドドアはドアが目の行き届かない後方に移動しますから開けるときは操作する人がかなり注意しないといけないと思いますよ。

>まさか擦るとは思わなかった

この思い込みは一般的には操作した人の「過失」となると思います。
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この回答へのお礼

早々のお返事をありがとうございます。
自分の過失は素直に認めたいと思います。つい感情的になりましたが、思い込みは良くないですね。

お礼日時:2011/03/30 09:01

駐車場内の事故による損害を


管理しているものに負わせるためには
管理側の過失が認められないといけません。
通常、車の世界では、動かす人が安全確認を
行うのが常識ですので旅館側に賠償責任は
ないと思います。 柱が確認できないような
ところにあって、それに対して注意が
されていなかったのであれば、話は
変わってくると思います。

客商売をやっている人の口の利き方が
これでよいのか?という質問であれば、
それは別問題。
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