【ロボット】国の方針で廃棄されていた"国産"原発災害用ロボット--「原発は安全。事故は絶対に起きない」 [04/09]

【ロボット大国の名が泣く 原発作業は米欧頼み】

実は日本でも1999年に茨城県東海村の核燃料加工会社JOCで臨界事故が起きた後、
原発災害用のロボットが作られていた。

三菱重工業が02年に開発したロボット「MARS!1」は幅40センチ、高さ55センチ、
長さ160センチで4輪の無限軌道(キャタピラー)付き。段差25センチ、傾斜45度
までの階段の上り下りが可能で、PHS改正を通じて遠隔操作が出来る。プロジェクト
に携わった東工大大学院の広瀬茂男教授はこう言う。

「原発は安全。事故は絶対に起きないという国の方針によって開発から1年後の
03年にすべて廃棄されることになったのです。私は、これは大変なことだと考え、
何とか保管できるようにしましたが、その後、予算も全くなく、メンテナンスできて
いないので、すぐに使える状態ではありません』

防災ロボットの権威である東北大大学院の田所諭教授も、
「JOCの事故の後に作ったロボットを使ってちゃんと訓練していたら、こんなひどい
事態は避けられたでしょう。人が入ると危険な場所に、もっと早くロボットを投入
していれば、中の様子も分かったはずです」

田所教授が続ける。
「フランスでは電力会社が拠出して、原発災害時用の部隊を組織しています。原発
廃止を決めたドイツでは、多くの原発が廃炉になっていますが、廃炉にも対応できる
体制をとっています」

世界に冠たるロボット技術を宝の持ち腐れにしてきた日本。だが、嘆いてばかりも
いられない。

「ロボット科学者有志が水面下で集まり、英知を結集して福島原発の事態を打開
しようとしています。使えそうなロボットを徹夜で改造し、少しでも今の危機的な
状況の改善に役立てようとしているんです」(同)

それで誰がロボットを操縦するのか。さるロボット研究機関の職員は、
「大学でロボット工学を学ぶ学生の中には、器用に操る人もいます。しかし彼らを
意に反して現場に連れて行くことはできない。操縦は簡単なので、東電職員や自衛
隊員、消防隊員に憶えてもらうことになります」
と語るのだが、運用の一翼を担うであろう自衛隊関係者は楽観的ではない。

「これまで原発災害用のロボットをろくに作らず、操縦者の訓練も満足にしてこな
かった。ロボットも長時間被爆したら、高圧水流で洗浄しないといけない。機材も
人員も足りず、結局は欧米に頼らざるを得ないのではないか」

原発の安全神話にあぐらをかき、万一の備えを怠ってきたツケである。

◎ソース 『週刊新潮』、4.14号(スキャン画像)
http://alp.jpn.org/up/s/6459.jpg

●参考/三菱重工(7011)が2002年12月11日に発表したリリース
『複雑な建屋内の走行も自由自在 原子力発電所向け遠隔監視・点検用ロボットを開発』
http://www.mhi.co.jp/news/sec1/images/021211.gif
http://www.mhi.co.jp/news/sec1/021211.html

もし政府が「原発は安全。事故は絶対に起きない」なんて絵空事を言わず
このロボットみたいなのが配置されていたら被害縮小できたのかな?
てか何重にも安全装置を重ねるべきなのになんで排除するのかな?
他原発の非常用電源だってこないだの余震で綱渡り状況って言うし

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A 回答 (3件)

 ロボットの開発を中止させた理由は、



>原発は安全。事故は絶対に起きないという国の方針によって開発から1年後の03年にすべて廃棄されることになったのです。

とある様に、コストの問題ではなく、原発の安全神話を擁護するためだと思います。
 つまり、原発が絶対に安全であるなら、その様なロボットは不要である筈です。
 従って、その様なロボットを開発する事を許可するという事は、その様なロボットが必要になる可能性があるという事で、即ち、原発は絶対に安全という訳ではないと認める事になる訳です。
 原発が絶対に安全であるという誤った前提に基づいて各地に原発を設置し、その後も設置する予定である以上、その様なロボットの開発は、絶対に認める訳には行かない、という政府の都合があったのではないかと思います。

 尤も、そのロボットは、カメラで状況を見るだけのもので、原発の損傷箇所を応急修理したり、冷却水注入用のホースを繋いだりする事は出来ない様なので、被害を縮小出来たかどうかは疑問に思います。
 それに、乗り越えられる段差の高さは25cmまでの様ですが、これでは、建物内に異常がない状態で階段を上り下りするには充分でも、爆発事故や津波で瓦礫が散乱した場所を通過するに事は、不可能とまでは言い切れないものの、心許ない性能ですから、実際に出動させた際に、現場にたどり着けない可能性もあるのではないかと思います。
 又、長時間の被曝に対しては、高圧水流による洗浄が必要とありますが、高圧水流を受けた際に、内部に浸水して、故障する事を防ぐ対策が充分に行われているかも不明ですし、例え対策がされていたとしても、その事が試験によって確認されているのか否かも不明です。
 要するに、実用実績のデータに基づいて、改良を積み重ねたものではないため、津波にやられて使い物にならなかった自家発電設備の様に、実際に使用してみると、使い物にならない可能性が少なくないと思います。
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>もし政府が「原発は安全。

事故は絶対に起きない」なんて絵空事を言わず
このロボットみたいなのが配置されていたら被害縮小できたのかな

騒ぎ立てるほどの問題ではないと思います。
いろいろ今後のこととして勉強にはなりますが、
様々な指摘は後出しじゃんけんの範疇を出ないと思います。

いずれ日本人はやはり先見的な想像力が足りなかったのだということです。

>原発は安全。事故は絶対に起きないという国の方針によって…

皆実質的にそれで動いていたわけですから、いいわけにはなりません。

いまになって口先だけの批判でなく、そのときに予算をつければ進んだわけです。

事業仕分けをされたって負けずに天下り先に予算をつけるのが日の丸公務員ですからね。
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>もし政府が「原発は安全。

事故は絶対に起きない」なんて絵空事を言わず
>このロボットみたいなのが配置されていたら被害縮小できたのかな?

 可能性はあるけど「~たら」ですので何とも・・・

>てか何重にも安全装置を重ねるべきなのになんで排除するのかな?

 コストを抑えるためでしょう
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この回答へのお礼

コストを抑えた結果
安全や信用信頼を失った日本の国力は一気にガタ落ちになるのかな?
ABSやエアバッグなんていりません!この車は絶対安全です!
みたいな感じじゃないのかな?

お礼日時:2011/04/09 18:13

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