プロが教えるわが家の防犯対策術!

米国マッキントッシュのMA-6500プリメインアンプは、オートトランスフォーマー式ではないので、マッキンサウンドではないと言われています。ただマッキントーンにこだわらなければ、価格なりに優れたアンプと考えてよいのでしょうか?音の傾向はどのメーカーに近いのでしょうか?それとも国産20万クラス+ブランド代とかんがえたほうがよさそうでしょうか?(すいません。聞いたことが無いもので質問しております。)

A 回答 (3件)

かつて 4 年間愛用した Philips DHA1000 (MarantzPM99SE の海外版) をC34Vに乗り換えて 5 年間愛用していた Audio Mania です。



McIntosh Sound といった Maker 独自の Sound は Transformer や Transistor といった素子単体で決定されるものではなく、Auto-Transformer などなかった時代から脈々と受け継がれている独自の Character が McIntosh Sound なのであって、MA-6500 も間違いなく McIntosh Sound を奏でる筈です。

因みに私が愛用した C34V は Pre-Amplifier と分類されるものですが、実は 20W+20W (8Ω) の出力を持つ Power Amplifier 回路を内蔵していることから Power Amplifier を購入せずにそのまま Integrated Amplifier として使っていました。

部屋では鳴らせないほどの大音量の中に潜む微弱な音を聴くためのものとしては Headphone に勝る Speaker などないと考えていますので Speaker での聴収は気楽に音に包み込まれていられれば良いとして Bose AWMS を真似た自作 Speaker をtかっていたのですが、Studio での卓上 Monitor Speaker 用として内蔵されているとされていた C34V の Power Amplifier 部も Headphone 聴収で得られる McIntosh 社独自の Sound Character をしっかりと保持しており、Tone Controller 類をどう動かしても基骨となる McIntosh Sound を崩せないのには驚いたものです。

C34V は 7 素子の Graphic Equalizer と HPF/LPF、更に Compander と Continuous Loudness Controller まで搭載していることから一見すると骨太の音を線の細い音に調整することができそうにも思えるでしょうが、Spot Light を浴びた Stage のように熱気を帯びた空気感の中に極太で低重心の重量感に富みながらも極めて高速に反応して Powerful な躍動感を醸し出す McIntosh Sound は Tone Controller のような能動素子による調整では決して崩すことができませんでした。

Output Transformer は能動素子である Transistor や真空管と同じぐらい Sound Character を決定付ける重要な受動素子なのですが、McIntosh 社が従来の McIntosh Sound を変えてしまう Transformer を使用する筈もありませんので、Auto Transformer があろうとなかろうと McIntosh Sound に変わりはない筈です。

MA6500 が他の国産 20 万円級 Amplifier と同等という考え方には大いに賛同するのですが、1990 年に日本の Car Audio Maker である Clarion 社に売却されて以後の McIntosh 社製品は「国産」と言うべきですので、私としては新品価格の Brand 代を容認できるものはなく、良質の中古品が Brand 代を含めて容認できる価格かなと思っています。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

20wのアンプが内蔵されているんですか。十分すぎるパワーがありますね。PAでもしないなら、パワーアンプなんていらないんじゃないでしょうか。
ブランド代が高すぎる。というのはわたしもおもいます。

お礼日時:2011/04/17 19:45

>音の傾向はどのメーカーに近いのでしょうか?



について回答していなかったので追加回答します。

MA6500 に限らず McIntosh 社の製品 (Car Audio 製品はわかりませんが・・・) にはどれも共通の McIntosh Sound が存在し、MA6500 がそれ以前の MA6100/6200/6400 よりも優れている点は「大出力化」と「機能部品の信頼性向上」であって Sound Quality が向上したか否かは新旧 Model を並べて Blind Test でもしない限り判らない筈です。

高額の新商品を前作よりも劣っているなどと評したら広告主を失いますので評論家は決して本音を寄稿したりしないでしょうが、誰もが本音を言えるインターネットでは「MA6100 から MA6800 まで買い換えて来たけれど MA6200 が一番心良かった」などと言う人がいるかも知れません。

MA6500 は従来の McIntosh Sound を踏襲しているからこそ存続しているのであり、どれほど高性能化されたとしても MA6500 の音がそれ以前の McIntosh Amplifier と異なるものであれば、従来の McIntosh User 達から「これは McIntosh Sound ではない異物である!」と囂々たる非難を浴びて早々に廃番になっていたことでしょう。

McIntosh Sound に近い音を Maker Sound としている国産 Maker は残念ながらありません。

$1,000 ほどの 2U Rack Mount Size Power Amplifier で良く似た音を出す海外製の Studio / PA (Public Address) 用 Power Amplifier があった記憶があるのですが、Amcron だったっけかなあ・・・良く似ているなとは思ったものの Power Amplifier を購入するつもりはなかったので確かに Amcron だったのかどうか自信ないです。
    • good
    • 1

まだ回答を御読みになられていらっしゃないようなので、もう一つ補足を・・・



私が愛用した McIntosh C34V は日本では 48 万円の定価だったと記憶しますが、New York での定価は $2,499、店頭実売価格は $2,000 を切っていましたよ。

もっと驚いたのは Marantz PM99SE の Black Model である Philips DMA10000 (すみません、下には DHA1000 と記してしまいました) で、日本での定価はやはり 48 万円だったと記憶しますが、New Jersey の Discount Shop まで車を飛ばして購入した時の価格は $1,600 でした。

他にも日本では当時 100 万円以上の Speaker にしか採用されていなかった Emit-k という Tweeter を New Jersey の店で購入したら、箱に FOSTEX (Made In Japan) と印刷されていて「RP Series の OEM 品であることを知ったら雑誌の煽りに乗って購入した日本のユーザーは気を落とすだろうな」と思ってしまったものです。

当時の McIntosh 製品は舶来物でしたから日本の User は輸送や関税、日本語版の解説書を用意したりアフターサービスのためにコストといった輸入品ならではの Cost がかかっていると諦めがついたでしょうが、現在は仰るようにブランド・コストという私としては納得の行かないコストがかかっています。
    • good
    • 2

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!