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こんにちは

フランス語の文法で質問があります。
否定表現のne~ni niの表現です。

Il n'a ni voiture ni moto.

Il n'aime ni le poulet ni le poisson.

という2つの文章を文法書で見かけました。上はniの後ろに冠詞があるのに、下の文章にはありません。どういう場合に冠詞をつけるのか教えていただければと思います。


また、
Il aime la viande et le poisson.という文章は
Il aime et la viande et le poisson
としてもよいと文法書にありました。

では、
Je cherche un hotel et comfortable et pas cher.
でもいいんですか?

この2点お願いします

A 回答 (1件)

Il n'a ni voiture ni moto.



Il n'aime ni le poulet ni le poisson.

この二つの違いは、目的語の名詞が数えられる(と考える)ものか数えられない(と考える)ものかにあります。

数えられるものが目的語で否定であれば il n'a pas de voiture のように無冠詞になるのはご存知と思いますが、pas を ni に変えて2つ並べ「AもBも…ない」と言うときはやはり無冠詞のままです。*ni de となってもよさそうですがここは慣用的にこうなると考えてください。

ni le poulet ni le poisson「鶏も魚も」というのは個体(可算)を意識しているわけはなく物質(不可算)としての鶏肉と魚肉で、これは単数形に現れています。そして定冠詞は「総称」を表し「鶏肉や魚肉というものは全て(好きでない)」ということになります。鶏も魚も細かく言えば種類があるわけですが、ここではそういう細かいことは言わず単に物が好きか嫌いかの問題としているため、「全部」という意味の定冠詞を付けて好き嫌いを表現しているわけです。なお数えられる名詞の総称は les 複数形 とします。

ついでに、動詞が manger「食べる」boire「飲む」avoir「持っている」のようなときは目的語が総称の「全て」というわけにはいかないので部分冠詞を付けます。

Je mange et du poulet et du poisson.「私は鶏も魚も食べる」

これが否定されると Je ne mange pas de poulet. / Je ne mange ni poulet ni poisson. となります。


et A et B は上の文にもあるように「AもBも」という強調形で、A et B と同じではなくニュアンスの違いがあります。et comfortable et pas cher は「快適でもありかつ安くもある」という感じでしょうか。「快適でしかも安い」なら et は一つで足りるでしょう。
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この回答へのお礼

とても詳しくわかりました。ありがとうございます。

お礼日時:2011/04/18 19:10

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