Cドライブしかない市販PCに、UbuntuのGPartedを使ってDドライブを作ろう、と考えています。
PCはEPSONのデスクトップATシリーズ(Windows7 Pro 64bit版)です。
Windowsの「ディスクの管理」でHDDを見ると、先頭に3G弱のリカバリー領域があり、その後ろにCドライブがあります。
リカバリー領域のファイルシステムはディスクの管理には表示されずに不明です。
GPartedでCドライブを半分に減らし、その後ろの残りをDドライブにしたいと考えています。
ここで一抹の不安があるのは、ファイルシステム不明のリカバリー領域があることです。
これがあってもパーティションの変更が狙い通りに出来るか、何か影響があるか、ということです。
今までにもLinuxでパーティションの操作をしたことはありますが、このような領域があるHDDは初めてで、経験のある方のご意見を伺えれば、と思っています。
うまく出来た方、あるいは失敗したのでよした方がよい、という方、ご指導をお願いします。
ちなみにUbuntuのバージョンは9.10です。
No.2
- 回答日時:
C:ドライブ,D:ドライブはCP/M,MS-DOS,OS/2,Windows用語で
HDD管理は、この概念で考えたら間違いです。
これらのOSでは、自身がファイルシステムとして認識できるパーティション
あるいは自身が管理すべきとされているIDを持つパーティションだけを
C:ドライブやD:ドライブといったドライブレターを割り当てるだけです。
しかしHDDには、それ以外のパーティションが存在し得ますし…
WindowsのHDD管理ツールでは通常操作しない要素があります。
たとえばリカバリー領域は代表的なそういう例外の存在で
実際にはNTFSやVAT32でフォーマットされていながら
パーティションIDによって、Windowsから通常認識されないようになっています。
Linuxなどでは普通にマウントできますから、MBR由来の起動不能を相手に
リカバリーパーティションから446bytesのMBRのバックアップイメージを
探し出して、ddでMBRに書き込んだりすることも手軽にできます。
ただ512bytesあればパーティションテーブルが購入時状態に戻されますから
自分でパーティション構成を変更していれば
この書き込みでファイルシステムが認識できなくなります。
つまり、こういった自由度の高さは、正しい知識と共にあるべきもので
Windowsは知識が無い人のミスを避けるために、そういうことはできなくなっています。
たとえば512bytesのバックアップイメージから
パーティションテーブルを除いたブートレコードだけ切り出せばすむことですが
そういう知識が無ければトラブルに繋がります。
一般的にWindowsユーザーがHDD管理として考えているものは
ほとんどが、このドライブの管理でしか無かったりするわけです。
知識が無いまま、WindowsのためにLinuxを使おうとすれば
Linux側でも通常の作業として想定いないがゆえに
リスクは非常に大きなものになるんじゃないかと思います。
実際には、HDD自体の管理は、MBRとそこに保存されている
ブートレコードとパーティションテーブルの操作に集約されます。
つまり、このレベルでの操作は、パーティションの中に
何があり、どういうOSで、どういう目的に使われているか?
そういったことはどうでもいいことなのです。
ですから、操作をしない先頭のパーティションについては
明示的にそこに干渉しないかぎり、何の影響もありません。
(もちろんリカバリー不能なほどC:ドライブを小さくしたらダメです)
ただ、実際には、パーティションの縮小や分割においては
パーティションの中のデータやファイルシステムを破壊しないように
特別な処理が必要なのですが…つまりこれは特殊なHDD管理なのです。
もうgpartedが普及し、こういった技術も一般化した感はありますが…
10年ほど前には、運用中のファイルシステムを、そのまま
縮小したり拡張したりすることはできないのが常識でした。
現在でも、こういった技術は、バックアップをとった上で
万が一のトラブルへの対策を備えたうえで行なうべきものです。
失敗したからよしたほうが良いなんてことはあり得ない話で
失敗したらバックアップを戻せばいいことです。
ファイルシステムにはジャーナリングなどの対障害技術が普及しましたが
ファイルシステム自体に干渉する作業中は、対障害技術自体が無効化します。
たとえば、作業中の停電で深刻なトラブルがおきる恐れがありますし
ファイルシステムエラーなどで中断するようなこともあるかもしれません。
Windowsでは、chkdsk c: /fとデフラグを事前に行なう必要があります。
理想としては、chkdsk c: /rも行なうべきだと思います。
#私は実験機以外ではやったことありません。
vaiduryaさん、詳しい説明ありがとうございました。
>ですから、操作をしない先頭のパーティションについては
>明示的にそこに干渉しないかぎり、何の影響もありません。
私の質問に対する結論は、この部分だと理解しました。
当然アドバイスのとおりバックアップを取ることとします。
ただリカバリー領域は、復元したときに正常に機能するか?という別の問題もあるように思えます。
それも悩ましいことです。
No.3
- 回答日時:
パーテーション操作は自己責任でということを前提に、
gpartedなどのパーテーション操作ツールでHDDを見ると
そのリカバリー領域もきちんと認識して動作しますので、
明示的にその領域に対して操作指示をしない限り変化しません。
ともあれ、パーテーション操作はどのみち操作対象のHDD以外から
起動した状態で行う必要がありますので、ubuntuなど使わず、
http://gparted.sourceforge.net/livecd.php
こちらからダウンロードしてgparted live cdを作って操作する方が
余計なものが無いだけ楽だと思われますが。
adkoriさん、明確な回答ありがとうございました。
教えていただいたサイトの方法は、もう少し研究してみます。
パーティション操作に特化したCDがあれば便利ですよね。
ただ英語環境だと、ちょっと敷居が高い気がします。
No.4
- 回答日時:
:>先頭に3G弱のリカバリー領域があり、その後ろにCドライブがあります。
私もEPSONのBTOで購入したPCを使用していますが、
ハード・ディスクの先頭領域には「回復オプション」のシステムがインストールされていて
PC起動時の[F8]押し下げから選択できる「Windowsの回復オプション」で起動してバック・アップ・イメージからのリカバリ
などで使用するものです。
私も同じ構成のPCにUbuntuを多重にインストールして使用していますが、
事前にパーティションを分割しておかなくてもインストール時にパーティションの領域設定などが行なえます。
:>ちなみにUbuntuのバージョンは9.10です。
古いバージョンを使用する理由が分かりませんが、間もなくUbuntu 11.04(私はインストール済みです)が正式に公開されます。
UbuntuをWindowsと混在するときに注意しなければならないのは、
1、ハード・ディスクのマスター・ブート・レコード(MBR)にGrubがインストールされるので
後日、Ubuntuが不要になった時に不用意にUbuntuパーティションを削除するとWindowsも起動しなくなります。
これを避けるにはMBRにインストールした「Multi Boot Manager(MBM)」で起動OSの選択を行うようにします。
http://elm-chan.org/fsw/mbm/mbm.html
2、必須ではありませんが、Windowsが64bit版であればUbuntuの64ビット版もあります。
Ubuntuをインストール後のハード・ディスクの構成は次のようになります。
1、Windows RE領域 (NTFS - ドライブ非表示)
2、Windows 7 パーティション
3、Uuntu (EXT3) 最新版では EXT4パーティションを推奨
4、Linux Swap 領域
486HAさん、WindowsとUbuntuの多重インストールに関する貴重な情報、ありがとうございました。
ちょっと説明が足りなかったようですが、私が新たに作るパーティションは、あくまでもWindows環境で使うものです。
そのパーティションを作るためのツールとしてUbuntuを使おうと考えたのです。
Ubuntuのバージョンについては、たまたま購入した解説書に付いて来たCDがこれだった、ということです。
今後については、Linuxについてももう少し深めたい、という思いもあり、この情報は貴重なものとなりました。
感謝します。
No.5
- 回答日時:
Ubuntuパーティションの設定について説明が充分でなかったのでUbuntuフォーラムの解説を参考にしてください。
説明に使用されているバージョンは[10.04]となっていますが、インストール方法などはほとんど変わらないと思います。
ここ参考にするのは説明「7」です。
「それぞれ別のものとしてインストールし、起動時にどれを起動するか選択 - パーティションを分割してインストールします。」
参考URL:https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Install/I …
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
:>ちょっと説明が足りなかったようですが、私が新たに作るパーティションは、あくまでもWindows環境で使うものです。
ということなら、敢えてUubuntuを利用するより標準の「ディスクの管理」で行った方が無難です。
486HAさん、ありがとうございました。
私は「ディスクの管理でパーティションサイズを変更すると、データが破壊される」と思い込んでいました。
このレスを見て、Windows7の資料を調べたら、「ボリュームの縮小」が出来るんですね!
XPには「ボリュームの縮小」という項目はありませんでしたので、Win7から出来るようになったんですかね?
これが出来るならUbuntuを使う理由はなくなりました。
(Ubuntuには、その他にも役に立ちそうな機能がありますので勉強したいと思いますが。)
ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
Windowsで使う領域ならWindows系のツール(可能なら製造元が作ったツール)で行なうのが確実です。
起動に使っている区画は大きさを変えられない事がありますので、別のシステムを起動してそこから変えれば良いです。
※Windows7のDVDで起動して行なう事もできますし、WindwosPEでメンテナンス用のシステムを作って行なう方法もあります。
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1155d …
※特に区画の境界には制限がある場合が多いです。一見問題なかっても全体を使い切る用な場合に境界部分の制限と整合してないために後に続く区画の先頭を壊したりしてしまう事がないとは言えませんので区画割り当ては使うシステムで行なった方が確実です。
使用システムにWindowsが含まれる場合にはWindowsのツールで領域分割は行なってLinux等他のツールではID変更のみ行なうような慎重な人も皆無ではありません。
> リカバリー領域のファイルシステムはディスクの管理には表示されずに不明です。
対応してたらGpartd(partd)で確認できると思いますよ。
Windowsでもdiskpartなどのツール使えば確認できるのでは。
多分、hidden属性(隠し属性)の区画でFATじゃないかな。
http://homepage3.nifty.com/3gatudo/hddlock.htm
> ちなみにUbuntuのバージョンは9.10です。
WIndows7発売後一定期間たったソフトを使った方が確実です。
Gpartd使う場合でも最新のGpartd Live CD使う等古い版は避ける様に考えた方が良いです。
※はっきり新しい対応は不用とわかっている場合は良いですが。
saijyo_739さん、ありがとうございました。
WindowsのUSB起動という話題は、時々パソコン雑誌などで取り上げられていますが、「自分には関係ない」と無視していました。
saijyo_739さんのレスを読み、大いに反省しました。
>WIndows7発売後一定期間たったソフトを使った方が確実です。
なるほど、言われてみればその通りですね。
最新版をダウンロードすることとします。
No.8
- 回答日時:
:>UbuntuのGPartedを使ってDドライブを作ろう、と考えています。
GpatedそのものはLinuxの一般的なPartitioning ToolであってUbuntu固有のものではありません。
:>> リカバリー領域のファイルシステムはディスクの管理には表示されずに不明です。
と言う回答がありますが、EPSON-PCのWindowsRE領域はNTFSパーティションであって、単にドライブに割り当てられていあにだけです。
(綿自身が数台のEPSON-PCをしているので間違いありません。)
:>先頭に3G弱のリカバリー領域があり
この領域はNTFSパーティションでWindows7用の[winre.wim]とドライバー類が収納されていますが、
リカバリ用のハードディスク・イメージはありません。
「バックアップと復元で」外部ドライブ/ネットワーク・。ドライブやDVD/BDに作成したバック・アップ。イメージから
復元するためのものです。
:>このような領域があるHDDは初めてで、経験のある方のご意見を伺えれば、と思っています。
現在のPCでは、自作PCをンぞいて、WindowRE領域やリカバリ町域があるのが普通です。
486HAさん、さらに詳しい解説ありがとうございました。
>GpatedそのものはLinuxの一般的なPartitioning ToolであってUbuntu固有のものではありません。
そうなんですか、それでGParted live cd なんて話題も出たんですね。
いろいろ勉強になりました。
回答いただいた皆さんのお礼を申し上げます。
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