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少々長くなりますが、気になった事があり質問です。
祖父母宅で行われている豊作を祝う?風習のようなものについてです。

私の母の実家は埼玉県北部にあり、祖父母は農業をやっています。


私の母から聞いた話なのですが、箇条書きで

●稲刈りの後の決まった日

●家にある恵比寿様(家の神棚のようなもので、祖父母はおえびすさまと呼ぶ)を下ろす

●作ったいなり寿司やけんちん汁を10円玉などの小銭で『買う』

●それぞれが『100万円で』『1億円で』と好きな額で食べ物を買っていく

●使った小銭は恵比寿様の棚に入れっぱなし、すぐに回収しているのは見たことがない


10年ほど前に1度だけ、私もそれをしたような気がします。あまり覚えていませんが…。

この不思議な風習?は他の家で行われているのかもよく分からず、
祖父母も何故するのかは知らないそうです。

祖父母宅は200年ほど前からのお墓(ぼろぼろの石に『天明?年』と書いてある)があったり
家にやたらと神様?が祭られている家で、とても気になります。


どうして10円玉を使ったりして買い物をするのかなど、何かしらご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

また、似たようなことをしていらっしゃる家が他にもあるのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

これは、えびす神を祭る「えびす講(コウ)」(夷|恵比寿|恵美須-講)だと思います。



えびす講は全国に伝わっています。商売繁盛の神様をお祭りするもので、旧暦10月20日など(また正月10日ごろ)、集団で行う場合と各家庭で行う場合とがあります。

 農家では田の神様をお祭りする性格もあるようです。御祖父母さんのお宅でも、稲刈りが終わった感謝の意味もあるんでしょうね。

えびす講のやり方は各地にいろいろあるようです。えびす様の像や神棚に魚やお酒、お金を入れた枡(マス)を供えます。

お金で食べ物を買っていくというのは、物の売り買いが盛んにできて豊かになることを祝う(もしくは来年のことを期待して願う)ためにするようになったのではないでしょうか。

*私の家は千葉県北部にありますが、枡にはお金の入った財布を入れます。正月のえびす講では少しだけ、暮れにはたくさん入れることになっています。これは「えびす様の元手」と「えびす様の一年の稼ぎ」であると聞かされています。

埼玉県北部で同じような伝承があるのかについては、市町村や県の郷土史や民俗を調べているところ(教育委員会など)にきくとわかることがあるかもしれません。
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