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放射能汚染の対策として、竹炭を使って放射性物質を除去しようという試みられています。
竹炭を土壌に混ぜ込んだり、浄水に利用されているようです。

その効果はまだ正式には認められていないようですが、竹炭を使う前と後では有意に差があったと聞きました。

竹炭がたんに放射性物質を吸着しているのであれば、土壌や水から除去できたとしても、竹炭自体が放射性物質の濃縮したかたまりになると想像します。

しかし「竹炭はそれでも安全」「放射能を竹炭の内部にとじこめる」「放射能をなくす」という意見もききました。

竹炭が放射能をも封じ込める(放射能を減退させる)ことができるメカニズムをおしえてください。
(参照元もおしえてください。)

推測も歓迎です!

A 回答 (5件)

まるでイスカンダルのコスモクリーナーのようですが、竹炭そのものが放射能をなくすことはありえない。



竹炭にかぎらず、炭はフィルターとして優れた性質があります。昔の理科の教科書には、川の水の簡易濾過装置の絵では、中に炭をしきつめています。

第一次世界大戦で多用された毒ガスに塩素ガスがありますが、防毒マスクの成分は活性炭だったと思います。やったことはないですが、マスクに活性炭をはさんで、ゴーグルをつければ塩素ガスを吸い込んでも平気らしいです。

塩素36とか塩素38のような放射性物質は、炭でかなり吸着されるでしょう。ただ、毒ガスに使うほどの量の塩素36や38だったら、吸い込む前に外部被曝で即死でしょうから、あまり意味はない。

塩素36や38にかぎらず、近寄れないくらいの放射性物質がある場合、竹炭にかぎらず炭を通すと、防護服を着れば近寄れるくらいのレベルにまで下げることはできるかもしれません。

炭そのものは、ありふれていて、普通の人にもなじみがあり、誰にでも取り扱い容易な材料です。大量の放射性物質が生じ、高性能のフィルターの調達に時間がかかるとき、緊急に用いるのには効果があると思います。

もちろん、イスカンダルのコスモクリーナーのような効果は望むべくもありませんが、安価で、調達しやすく、誰でも使えるという、総合的な性能からすると、コスモクリーナーに匹敵する素材ともいえます。もっと研究されてよい素材です。
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http://web.fuk.kindai.ac.jp/~biochem/labo/nishid …

失礼
これは近畿大学でした。

ニュースで九州大学の先生が同様なことを発現されていたので、取り違え。

工業化学系や応用化学の出身者には吸着というのは、けっこう一般的な世界。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。参考になります!

お礼日時:2011/06/02 21:51

竹炭に効果があるとすると


A 炭素という元素に依存する効果
B 多孔質という構造に依存する効果

想定が常温状態なので、たぶんAは無いだろうと思います。

Bの多孔質となる
「多孔質吸着」で検索するとたくさん出てきますが、手近に言うと

「あなぽこが たくさんあるので、その穴のサイズ程度の物質が穴にハマる」

というもの。
あなぽこで補足するというんは、竹炭をはじめとして、多くの多孔質物質で実用化されています。
http://web.fuk.kindai.ac.jp/~biochem/labo/nishid …

ただし、九州大学の研究は竹炭ではありません。
なぜならば 竹炭の「穴のサイズはコントロールしづらい」九大の研究対象は、もっと工業的に穴のサイズをコントロールしやすいものを前提にしています



No1の方が書かれているように放射能物質の放射線発生を制御できるようであればノーベル賞ものです。
ノーベル賞が取れなくても、原子力発電装置(=放射能物質からの放射線発生制御装置でもある)を作る上で、重要な技術的なブレークスルーになり、大儲けできるはず。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2011/06/02 21:51

竹炭が放射性物質を減らす、という件についてですが、放射性物質の絶対量を減らすのか、土壌や水から減らす、ということなのか、と考えると、おそらくは単純に竹炭が放射性物質を吸着しているだけかと思います。


そういう意味では竹炭で浄水を行うのは間違いではないと思います。メカニズム自体は汚れや塩素を吸着するのと同じですから。
当然ですが、仰る通りに竹炭に放射性物質が濃縮するだけかと。

しかしながら「竹炭はそれでも安全」「放射能を竹炭の内部にとじこめる」「放射能をなくす」というのには到底根拠があるとは思えません。所詮は竹炭なんて灰の固まりですから、すぐ砕けますし、砕けた竹炭が風化すれば放射性物質はまたばらまかれます。そもそも熱をかければ吸着された物質は分離しますしね。放射線のうち、貫通力の高いガンマ線は分厚いコンクリートや鉛すら貫通しますから竹炭に放射線を防ぐ効果があるとは思えません。アルファ線やβ線は貫通力は低いですが、竹炭の分子構成がことさらこれらを防ぐとも思えませんし。
調べてみたら、「放射性物質をバリウムやキセノン(安定同位体)に「原子転換」させる触媒作用がある」なんて説がありましたが、原子転換って核分裂や核融合反応を起こさないと起きない現象です。竹炭が核反応を促進させるとか、どういう冗談でしょうか。
まあ、こういう危機的状況でよく発生する風評やトンデモ理論でしょう。


ただ、否定的に書きましたが、水から放射性物質を吸着させて内部被爆を多少なりとも防ぐ、という考え方自体は間違いとは思いません。ただし、放射性物質を本当に竹炭が吸着できるのか、可能なら竹炭以外のフィルターでもいいのではないか、吸着させた竹炭をどう処理すればいいのか、正しい情報はまだまだなさそうです。
気休め程度に考えるべきかと思います。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。

お礼日時:2011/06/02 21:52

活性炭と同じで放射性物質を吸着することは出来るでしょう。

しかし、吸着した放射性物質から放射線が出ることをとめることは出来ません。放射性物質がそこにある限りは放射線は出続けます。もし放射性物質から放射線が出るのをとめる方法を開発したらノーベル賞が取れますよ。

また、墨の内部に放射性物質を閉じ込めたとして、炭自体に放射線を遮蔽する特別な能力があるとはとても考えられません。α線やβ線ならある程度厚みの在る炭の壁でも作れば遮蔽できるでしょうけど、これとても炭である特殊性によるものではなく、α線は紙を数枚重ねた程度で、β線もアルミ板程度で遮蔽できるものですからね。遮蔽が難しいγ線や中性子線に対しては全く無力でしょうね。

そもそも放射能を内部に閉じ込めるという表現ですが、放射能とは放射線を出す能力のことであり、放射線を閉じ込めるのでない限り、炭からは放射線が出ていることに変りはありません。もともとの文章が放射能を閉じ込めるから安全という表現であるのであれば、この文章を書いた人は、放射能や放射線に関する知識の乏しい人でしょう。このことから考えても、まともに取り合うに値するとは全く思えません。

もし竹炭などというお手軽なもので、そんな夢のようなことが出来るのなら、日本中の竹炭を集めて原発事故現場に投入しているでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。「考えられない」のがふつうの感覚ですよね。
また「考えられる」ことがありましたら教えてください。

お礼日時:2011/06/02 22:06

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