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こんにちは。

ドビュッシーの作品について、すこし興味があって調べていることがあり、もしご存じだったり思いついたりしたら教えていただきたくて、書き込ませていただきました。

ドビュッシーは作品のいくつかで、フレーズなどを引用?しているようなのですが、そんな曲をあつめています。

わたしが知っているのは、
『子供の領分』のなかのゴリウォーグのケーククォークの中間部分で、ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』の憧憬のモティーフが使われていること。

同じく『子供の領分』の象の子守歌に、フランスの民謡が用いられていること。

『版画』の雨の庭のに、フランス民謡が2曲用いられていること。

なのですが、このほかにもありましたら、ぜひ教えていただきたいです。よろしくお願いいたします♪

また、ドビュッシーの曲のなかで似ている部分も探しています。

たとえば、月の光の中間部分と、牧神の中間部分で、似ている部分がある、といったことです( ´ ▽ ` )ノ

ピアノでなくともかまいませんし、ただなんとなく似ているとか個人の視点でも、大歓迎なので、よろしくお願いいたしますm(_ _)m

A 回答 (1件)

フランスの有名な童謡「もう森へは行かない」ですが、「『もう森には行かない』の諸相」、「雨の庭」、歌曲「眠りの森の美女」、「管弦楽のための映像」より「春のロンド」・・・の4曲で引用されています。



「前奏曲集第2巻」の「花火」。“祭りの後”には遠くからフランス国歌が聞こえてきます。
「ピクウィック卿を讃えて」では冒頭からイギリス国歌が。


似ている部分・・・‘部分’的にはあまり気付いたことはないですが(よく考えれば何か出てくるかも・・)、「亜麻色の髪の乙女」「ヒースの茂る荒地」の曲全体が似ているのはよく知られたところでしょう。「牧神」と「シランクス」は、主題、フルートソロ・・という点で似ています。まぁ「牧神の笛」という全く同じ題材を扱っているというのもあるでしょうが、似たセンスで2度作るというのはドビュッシーにしてはむしろ珍しい。これらの類似性は当然当の作曲家も自覚していたでしょうね。
「帆(ヴェール)」、「映像第2集」より「葉ずえを渡る鐘」、 「6つの古代碑銘」より「名なき墓のために」・・・等、ドビュッシーが好んだ全音音階を全面に使ったピアノ曲は、やはり似ているものがありますね。

一人の作曲家が作曲数を重ねるほど無意識に発想がパターン化してくるせいか、「ここのこういうの、別の曲でも無かったっけ?」「このパターンばっかりでウンザリ!」・・というような事が多く出てきたりするものです。が、既存の作法の束縛と強過ぎる自我からか、発想がとかく頑固になりがちなお偉いクラシック作曲家達の中にあって、ドビュッシーはそういった頭の硬さがあまり感じられない作曲家の1人だと思います。(ある意味ポップ?)芸術においても異国文化の波が押し寄せ、新しい表現の導入や多様性が尊ばれたこの時代ならではの姿勢かもしれませんね。
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この回答へのお礼

gldfishさま

お返事ありがとうございます。
たくさんの例をありがとうございます。

知らない曲や、今まであまり意識せず
聞き流していた曲もありました。
ぜひ、聴いてみます。

その後調べていくなかで、
あちこちにフランス童謡が
用いられていることがわかってきました。

たとえば、ある解説書によると、
Au Clair de la Luna月の光というフランス童謡の変形が、
前奏曲第2集の第7曲の出だしにあらわれているそうです。
あまり分かりにくいですが…
また、「ピエロ」という歌曲には、
くっきりとその童謡があらわれていて、
びっくりしました。

ドビュッシーはたくさんのものを用いながらも、
ほんとうに新しい曲をつくったのだと、
あらためて感じました。

まだまだたくさんありそうです。
貴重な情報をありがとうございました。

また、よろしくお願いいたします。

お礼日時:2011/06/24 00:13

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