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2歳の娘がいます。

毎日放射能のことを考えない日はなく、
寝不足で休みたいですがその時間があれば、部屋の水ぶき、その他掃除にあて、
食物からの内部被曝にも気をつけ、娘には可哀想ですが外遊びもあまりしていない状況です。

現在都内ですが、ホットスポットと呼ばれる地域に住んでおり、
また近くの公園とかはかなり放射線量が高い(地表で0.5μSv)ので
やむを得ず現状に至っている訳ですが、私自身だいぶ身体が疲れてきてしまっています。

最近、一時避難のことばかり考えています。
もちろん過去に受けたものは消せない、
だけど少しでも放射線量の少ない地域に行き娘を休ませたくて。
少しの期間でも西日本や九州方面に行けたらなと。

ですが、よくネットで
1.西日本の方が放射線量が高いから、行ったところでむしろ被曝する。

2.核実験全盛期の頃は今よりももっともっと放射線量が高かったから、これくらいで不安になることはない。

との書き込みを見かけます。

そこで教えて頂きたいのですが、

1.について。
確かに地形的な要素で元々放射線量が高いのは理解しています。しかしそれと今回の事故で空気中に舞っている、あるいは地表に落ちている放射性物質とは別次元のお話ではないのかなと思うのですが、どうなんでしょうか?
そもそも西日本のそれは外気被曝であって、内部被曝ではないですよね。
この説を支持する方、そうでない方、詳しく教えて頂けませんか?
(黄砂のお話抜きでお願いします。)


2.について。
核実験の時代の大気中の放射線量って、そんなに高かったのでしょうか?
0.5μSvとか計測していたのでしょうか?
私は比べ物にならないくらい今の方が危険だと思っていたのですが
勘違いなのでしょうか?(むしろ勘違いであって欲しいくらいです)
昔の方が高かったと言われるソースを教えてください。


多少精神的にも参っていますので、もしかして読みづらい部分もあるかと思います。
この疑問について回答下さると大変助かります。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (10件)

こんにちは



 貴女がとても放射線被曝をご心配しておられるので私見ですが、述べさせて頂きます。
私はある時期とある国の原子力関連施設で業務をしていましたが、その頃の経験から拙い知識をひもときながら、思い出しながら書いています=誤っているところがありましたらご容赦下さい。

今回の原発事故により核反応生成物はかなりの種類が生成され飛散していると考えています。
通常、235Uに対して遅い中性子(熱中性子と言います)を照射して核反応を起こさせますと、それによって生じる核分裂片は殆どが放射性核種ですが、この生成された放射性核種は下に述べるような改変形式を取って安定します。その一例を示しますと。

例として 140Xeが生成された核分裂片としますとこの 140Xe(質量数 140のキセノン)は

 140Xe  →  140Cs → 140Ba → 140La → 140Ce(安定)
       β‐      β-     β-     βー

というように、β崩壊を繰り返しながら、安定のCeとなるのですが、この様な事象を放射性壊変と言います。

熱中性子による235Uの核分裂では、凡そ70種類余のこのような壊変系列が知られています。
どう言うことかと申しますと,例としてヨウ素の131を例に挙げますが

原子炉内でウランUに中性子nを当てますと、U( n  f )と書きますが生成される核種はその一つが 131Te です。 即ち U ( n  f ) 131Te となります。
すると実は 131Te は放射性なのですね、ですから Te は安定したくてβ線を出してヨウ素 131Iになっていきます。この131Iも同様に不安定ですからβ線を出してXeになります。するとキセノンも不安定ですので、今度はγ線を出して安定しようとするのですね。これを壊変系列で書きますと
131Te → 131I →131mXe  → Xe と書けます。 つまり、ヨウ素と言ってもそのまま          β線    β線     γ線    

終わってくれず、次々と放射線を出して安定に向かうのです。

で、放射性のキセノンとなり、崩壊を継続すると言うことです。
要するにヨウ素の半減期は凡そ8日でキセノンに変わります、キセノンは凡そ12日で安定化しますという意味です。何を言いたいかと言いますと、放射性同位元素は、ただ一回分裂すればお終いというものではないと言うことです。色々な書き込みを見ますが、その殆どはこの程度なら安全であると言うものです。私も、成人であれば何ら問題となる線量ではないと考えています。しかし、放射性同位元素を少しかじったり、放射線生物学をある程度学んでいればどのレベルでどのような固体が危険に晒されるかは凡その方が理解できていると思います。

1 西日本が原発由来の放射線量が高いのですか?私は初めて知りました。
  勿論既に地球を何周りもしているでしょうし、拡散はしているでしょうが、東に比較し高濃度で存在していることは無いと思いますが?、寧ろ西が安全なのではないでしょうか。



2 あなたの仰るとおり、自然放射能と今回の放射能を纏めて考えてはいけません。
事故前のバックグラウンドは自然に存在する放射性核種からのものが殆どでした。殆どと言いますのは、核実験やその他の人工の放射性同位元素の存在を無視出来ないからです。

今回問題にすべきはこれまでのバックグラウンドを除外すると余計に被曝する線量はどの程度かと言うことですね。良く書き込まれているのが自然放射線と同レベルと書かれているのを見ます。
事故前が年間1mSvで、現在も年間1mSvならば何も問題有りませんね。

では西日本と東日本について考えてみましょうね。

外部被ばくと内部被曝ですが、放射性同位元素が存在しますと当然それから放出される放射線を体外から被ばくすることとなります。外部被ばくですね。これは東日本も西日本も関係なく同じものです。ホットスポットの少ない西日本はそれは東日本と比較しても外部被ばくの危険性は少ないと思いますが、空気中に拡散していますのでゼロとは言えないでしょう。未だ九州や沖縄の線量や放射性同位元素をみていませんので何とも言えませんが、拡散しているのは確かでしょう。が,極めて少なくてそれこそ問題にならないであろうと思います。
ゼロでなければ内部被曝の確率もゼロでは有りません。勿論前述の通り東日本よりも圧倒的に少ないでしょう。外国で核実験を行った際、勿論日本においても測定はされていますが、現在国内で測定されている量は桁違いに大きいですよ。

昔の方が高かったと言うことは無いと思います。敢えて言うなら、地球が形成され始めた頃未だ人類もその先祖も姿を見せなかった頃は高い放射線量だったとは思えます。

私は、政府の定義する安全基準値なるものを信用していません。何しろ根拠がないのですから。
中でも今までも放射性同位体は食物に入っていたよとか、500Bq/Kg以下なら食べても安全だよとの断言が信じられませんから、出来るだけ避けています。

余り考えすぎてストレスで倒れてもいけませんが、今後のことを考えますと

乳幼児及び妊娠可能な婦人については 可能な限り被爆を避けること。
飲食物はできるだけ汚染されていない物を選択すること。が大切ですね。

政府は直近に障害が認められる線量ではないと言っています。急性障害は起こしません!それ程の量ではありませんから、
晩発性の障害については言及を避けています。にもかかわらず基準値が高すぎるでしょうと言うのが私の感想です。

極端に恐れる必要はありませんが、と言っても安全な線量であると言うことは絶対にないと考えています。 安全で有ることを説明し得る絶対的な根拠がないですから、やはり可能な限り被曝量を低く抑えることでしょうね。あなたが西日本に行くことが可能であって、不都合がなければ私は子供さんが居られるのでそうする方が良いと思いますね。

この様なことを言うと、むやみに危ないと言いふらしているとか、風評被害の大元締めのように表現されることがありますが、気楽に移動できるなら西日本かな、外国でも
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放射線のことで心配なされているようですね。


放射線については素人なのですが、都内で暮らすと排気ガスや自動車事故の危険性のほうが
よりリスクが高いと思います。また、今ならストレスが一番のリスクかも・・
事故直後に国外逃亡を図った一部の都内大学の教授たちも今は大学に戻り教鞭を取っているので
私としてはまあそれほど恐れるレベルではないかと思っています。

放射能汚染対策に関しても心配なさっておられるかと思いますので、
少しアドバイスさせてください。

Q:なぜアルギン酸ナトリウムはストロンチウムの吸収を防ぐことができるのか?
A:アルギン酸はカルシウムと結合(アルギン酸カルシウム塩)すると水に溶けなくなります。
 人工イクラはこの原理で作られています。ストロンチウムはカルシウムに似た元素なので
 同様に水に溶けないアルギン酸ストロンチウム塩を形成することで吸収されず体外に
 排出され吸収を防ぐことができます。
 しかーし、ココで気づかれたかもしれませんが一時的なアルギン酸摂取は問題ありませんが
 長期間の大量摂取はカルシウム不足を引き起こすことが容易に推測されます。

☆ちなみに国産アルギン酸メーカーであるKIMIKAは南米チリ産の海藻から抽出しているので
 放射能汚染の問題はありませんよ。

Q:宇宙飛行士が愛用のクレイが良いのか?
A:上にも書いたようにカルシウムとストロンチウムは似ているため、人体は間違えて
 ストロンチウムを吸収してしまうので、カルシウムを多めに摂取していれば
 ストロンチウムを取り込む量が減るので、カルシウム製剤を使用するのは正解だと思います。
 しかし、わざわざ異様に高い外国の粘土(クレイ)を食べるくらいなら安い国産の
 カルシウム製剤で十分でしょう。
 ただし、都内レベルの汚染でそこまで対策する必要がるのかは素人なので判断できません。

NASA宇宙飛行士の補助食として使われたクレイのHPを見ましたが
http://www.californiaearthminerals-japan.com/
被爆対策サプリメントとか、宇宙飛行士はストロンチウムやセシウムで被爆しているだの
無茶苦茶なことを書いていてびっくりです。宇宙空間では重力がないため骨への負担が減り
その結果、骨がもろくなるからその対策にカルシウムを補給するので、決して
ストロンチウム対策ではありません。JAROに連絡しないといけないですね。
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少し、きつい言い方かもしれませんが、ホットスポットに住んでいらっしゃる小さいお子さんのいる家庭は、神経質だといわれるほど、対応策を考えてあげるべきです。



放射性物質の甲状腺ガンになる確率は、大人で5倍前後・乳幼児で100倍前後といわれています。

ですから、可能な限り、遠くへの引っ越しがベストなのでしょうが、できない方もいらっしゃるわけです。
そのような場合は、セシウムについては、ゼオライトがありますし、ヨウ素に関しても、ピュアヨウ素などが市販されています。

これらに関しては、みなさん、すでに、ご存知と思いますので、低身長などの原因ではないかとも言われているストロンチウムの除染について書きます。

ストロンチウムはカルシウムと同じような動きをするため骨に入りこみます。そのため、カルシウム不足になるとか言われています。

チェルノブイリで、被曝した妊婦さんから低身長や手や足の形成不全の子供たちが生まれた原因の一つであるとも言われています。いわゆる骨が育たなくなってしまうという事です。
耳のないウサギ問題もありましたが、あれも、耳の骨が育たなかったのかも知れませんね。

一般的には、ストロンチウム90は体内に入ると骨の癌や白血病の原因となるといわれています

しかし、怖がっていばかりいるというのが、もっとも、身体に影響があります。とくに、妊婦さんには、心配してほしくないものです。
ストロンチウムは、一般に、取り除くことや予防が可能だといわれています。

体内に入る前であれば海藻類から取れるアルギン酸が有効であると言われています。
動物実験でもヒトの臨床でもストロンチウム90の腸管からの吸収を50~80%減らすことが報告されています。

通常であれば4時間ごとに10gのアルギン酸ナトリウムを取るとよいとも言われていますが大量の被爆者の長期間の臨床データーがないという事から、まったく意味がないという研究者もいます。

この辺は、僕も確認していないので、知りたい人は、論文などを検索してください。

ただ、残念なことに。アルギン酸は海藻に含まれるアルギン酸ナトリウムがおおいですので、現在、海藻類から大量の放射性物質が出ている事を考えると、かえって逆作用になることも考えられますので、あまり、お勧めはできません。

ストロンチウムを取り除くために海藻を食べて他の放射性物質で被曝してしまったら大変ですよね。

お勧めできるのは、やはり科学的なデーターや論文がそろっていて長期間の臨床テストをした結果、確実にストロンチウムのカルシウム問題を解決可能だといわれているものになりますが、そういう意味では、California Earth Minerals のクレイであれば、長い間使用されていますし安全にストロンチウムの体内被曝を取り除けると思います。

このクレイは、宇宙線という放射線被曝を受けるNASAの宇宙飛行士の常備食にも指定されているようです。
詳しくは、この会社の日本語ホームページ California Earth Minerals Japan を確認して直接聞いてみてください。

http://www.californiaearthminerals-japan.com/

他には、ストロンチウムのキレーションという方法もありますが、医薬品なので、お子さんや妊婦さんには、お勧めできません。
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本当にご心配ですね。



私自身は、GM管での放射線(空間被爆量)を毎日行って言えるのですが、
今、現在関東の殆ど(東京含む)は、低レベル放射性物質が、”空気中に
飛散し続けている”現状です。

つまり空気中から、セシウム・ストロンチウム等々あらゆる高汚染放射性物質が呼吸の度に、食事や飲料水を飲む度に、せっせと内部被曝している状態です。

私の住む場所でも、国際基準(内部被曝)1ミリSv/Y=0.100μSV/hを大きく上回り、
外出度に、N95対応マスクをしています。

国(政治家・官僚)・都・区は、有る角度から言うと「嘘」を吐いています。
しかし、言葉の「裏」を読み取るならば、「頭の良い人は、自己責任で対処してね。」
と、取れる事を言っています。

が、国の暫定基準値は、デタラメである事は間違いないです。

ここで、とあるHPを書き込んでおきますので(最後まで読んで理解出来たらその恐ろしさが分かります)


此処で書いてある、国際最大被爆量とは、「核有事の際」の意味です。

クリックすると、専門家の報告が添付されています。

さて専門家が、書いたこの文章を見てどう思われたでしょう?

今の原発を全部止めて、天然ガスでボイラーで水を沸騰させ、で蒸気を作れば、発電所施設の75~80%はそのまま使えて放射能が完全に外に出なくなり、発電量も元に戻るという事です。

あと、御用学者が「低濃度の放射線は、人体に有用」と言っていますが、3年も前に、国際機関でその危険性が指摘されているのに、いい加減にして欲しいです。

ちなみに、私の住んでいる区に放射性物質簡易測定のポスティングを行いましたが、問い合わせは0件です。
1~10年後苦しみのたうち回って死んでいく人や、脳の異常等、膵臓などの異常と倦怠感、これも自己責任なのです。

2011/07/16の台東区ひさご通り、ファミリーマート店内最大空間線量0.62μSv/hでした。
        外が0.22μSv/hでした。丁度、配送センターからの品と枠のパレットが異常な数値で、近づくのが嫌だったので、その部分は測定していません。 そのあと少し下がり0.22μSv/hでした。

今注意している事は、飲料水です。逆浸透膜の措置では、ストロンチウムは全部通過します。
Kクラ等は、謳い文句だけで、実際調べると、200Bqを軽く超えていました。

本当に自己責任です。

参考URL:http://www.kaientaikoubou.com/gaigar.html
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先日読んだ本に書いてあったのですが、チェルノブイリの避難区域は0.23μシーベルト以上です。


それでも、多くの犠牲者が出続けたとあります。
お住まいの地域が0.5以上あるのであれば、過去の事例を見ても避難すべき区域です。
迷っている場合ではありません。
また、「隠された被ばく」という本に書いてありましたが、内部被ばくは別に存在するのですよ。
その上、万一肺に入れば確実に癌化します。
確率論で、寿命が1か月縮まるとか、そういう問題のレベルではありません。

私は、あなたの今後の生活については無責任な発言しかできません。
しかし、親子ともに健康あっての生活ではないでしょうか。
1か月でも様子見で避難できませんか?
1か月後の情報は今とは違っている可能性はあります。



ネットで検索してでてくる数字でも、以下の通り。
http://blog.sankouan.sub.jp/?eid=1066309

チェルノブイリ事故での避難基準は、「1mSv/年」超えで移住権利、移住を自分で選択するようになっている。「5mSv/年」を超えると「移住義務」となる。
これに対し、日本政府の避難基準は20mSv/年である。
1mSv/年をμSv/hになおすと単純計算では、0.114μSv/hになる(5mSv/年=0.57μSv/h)。
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ずいぶんご苦労されているようですね。

お見舞い申し上げます。
特に小さいお子さんがおられるので気になっているのだと思います。無闇に安全を強調したり、逆に不安を煽ったり、色々な情報が混在して、どれを信用してよいか分かりにくいですね。ただ、きちんとした根拠なしに安心したり不安になったりしてもお子さんの安全は守れませんので、ここは冷静に、合理的に判断して頂きたいと思います。
「リスク」を合理的に判断するには、何はともあれ「定量的」に評価する必要があります。つまり、何がどれくらい危険なのか数値を元に、その意味を判断するということです。例えば、0.5μSv/hという数字を何かの基準と比べてみてもそれが実際にどれくらい危険なのかは分かりませんよね。
空気中のダスト等に放射性物質が検出されたのは3月から4月にかけての限られた期間だけで、現在はほぼ全ての放射線は地表に落ちて固定された放射性物質から出ていると考えられます。これは都内だけでなく、福島市内や飯舘村でも同様です。屋内はもちろん、屋根や庇の下や水を通さない滑らかな表面には残留していないでしょうから、1日の内で0.5μSv/hの線量に曝される時間はそれほど長くないと考えられます。とは言え、個人の生活パターンや局地的な線量率は分からないので、ここでは一番危険なパターンとして先の回答者が計算してくれている、24時間ずっと屋外に留まって年間4.4mSvを被ばくするとして検証してみましょう。

低線量の被ばくは、癌になる確率を増やすことが知られています。これまで世界中で放射線施設周辺や放射線作業従事者、放射線医療の受診者などを対象に多くの調査が行われていますが、100mSv/年未満の被ばくでは統計的に有意な発癌率の上昇は見られず、因果関係は証明されていません。ところが、それ以上の被ばくでも100mSV/年に対して0.5%程度という低い割合なので、これを統計的に立証するのは元々困難です。そこで、どんなに少ない被ばく量でも、被ばく量に比例して発癌率が上昇すると仮定して対策を取るというのが国際的な合意となっています。これに従えば、5mSV/年の被ばくによる発癌率の上昇は0.025%となります。
日本人は死ぬまでに約半数が癌になりますが、癌の原因の約1/3はタバコ、1/3はそれ以外の生活習慣、残り1/3は完全な「運」とされています。つまり、タバコを吸わなければ癌になる確率を30%以上低くでき、加えて生活習慣に気を配れば70%近く下げることができますが、どんなに努力しても16%程度(約半数の更に1/3)は癌になる確率が残ってしまいます。
さて、どこに引っ越したとしても被ばく量をゼロにはできませんが、仮に5mSV/年からゼロにできたとして、癌になる確率は16%程度に対して0.025%しか下げることができません。はっきり言えば誤差の範囲であり、統計的には「意味が無い」という評価になります。
なお、食物などからの内部被ばくについては線種や体内に残留する時間によって影響が異なるため、核種ごとに等価線量の換算値が定められています。この等価線量の合計が例えば年間5mSvだとすれば、その影響は同じ線量の外部被ばくと同じです。内部被ばくと外部被ばくを全て合計した値で考えればよいでしょう。

以上が5mSV/年程度の被ばくによるリスクです。これに対して、例えば引っ越しなどで生活環境が変わればそれによる(放射線以外の)リスクは遙かに大きく変わると思われます。大きくなるか小さくなるか、またそれがどの程度かは現在の環境と引っ越し先の環境次第でしょう。いずれにせよ、0.025%程度の発癌リスク(実際にはずっと少ないでしょう)を理由に引っ越しをするというのは私は合理的ではないと感じます。

なお、放射線によるリスクは被ばく総量に比例するので、短期間だけ避ける(あるいは余計に被ばくする)というのは放射線リスクに対してはほとんど効果がありません。ただ、不安によるストレスや運動不足、野菜不足などはそれこそ5mSV/年程度の放射線よりずっと大きなリスク要因となります。どこかに旅行でもして、気持ちを落ち着けることができるのであればかなり効果があると思います。
子供は親の不安を敏感に感じ取るので、まずは親御さんが落ち着いて、普段通りお子さんに接するのが何よりもお子さんの安全に寄与すると思います。
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>1.について。


>そもそも西日本のそれは外気被曝であって、内部被曝ではないですよね。
>(黄砂のお話抜きでお願いします。)

西日本で放射性物質が大量にばらまかれてという情報はないですから、内部被曝の要因となるようなものはそんなに多くはないと推測されます。
しかし、東日本地区の放射線量の上昇要因は間違いなく福島原発からの飛散物ですので、飛散物の状態によっては内部被曝の危険性を考慮する必要があると思います。

>2.について。
>核実験の時代の大気中の放射線量って、そんなに高かったのでしょうか?

残念ながら全く逆のようですね。
放射線量の情報は見つかりませんでしたが、セシウム137の降下量の情報はありました。

産経ニュース
1960年代と同水準、米ソ中が核実験「健康被害なし」 東京の放射性物質降下量
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110428/trd110 …

この記事の中の表をよく見ると東京には60年代で年間最高で1,000Bq/m2程度降下しましたが、

今回の大爆発で東京に5,300Bq/m2程度降下しました。それもたった1日で・・・
文部科学省:環境放射能水準調査結果(定時降下物)[平成23年3月21日9時~平成23年3月22日9時採取]
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/det …


60年代東京は1,000÷365=2.7Bq/m2
今回の大惨事に巻き込まれた東京は5,300÷1=5,300Bq/m2
一日当たりの降下量で比較すると、60年代のなんと約2千倍のセシウム137が東京にばらまかれたことになります。

核実験時代の2千倍の放射性物質が東京に、茨城には1万倍?


>私は比べ物にならないくらい今の方が危険だと思っていたのですが
>勘違いなのでしょうか?(むしろ勘違いであって欲しいくらいです)

あなたの勘は正しかったようです。
この現実を、あなたなりに受けとめて、あなたの歩む道をぜひご自分でお決めください。

と、いうのも今回の人類史上最悪のフクシマ大惨事に関して放射線の影響はかなり大変なものとなるだろうと予測できても、現時点でその詳細を把握している人は皆無です。
わからないという現実に対して、いままでの情報などから、自分で判断するしかないのが実情です。

そこで、あなたが判断するに際しての情報整理を行ってみませんか?

住居周辺が0.5μSv、その地域で常に屋外に身を置く場合0.5*24*365=4380、年間4.4mSv
その地域では地面付近の線量が高くなるはずですので、子供はより多くの数値になる可能性があります。
屋内では当然線量が低下しますが、0.5に押し上げている放射性物質が徐々に人の出入りと共に屋内に侵入することが考えられます。

世界的には年間1mSv未満が基準となっているようです。
チェルノブイリでは年間5mSVで避難しているようです。

これらの情報からは、直ちに影響は出ないだろうが将来的に安全と言い切ることはできないレベルだと多くの人は判断すると思いますよ。

先にも申しましたが、放射線の影響はわかりません。しかし、できるだけ被曝しないことが望ましいとされています。

現時点で、急性症状が出るような状況ではないとほとんどの人は理解していますが、将来的な実害は誰にもわかりません。

こういう不確定な状況の中で判断を迫られるのはつらいことだと思いますが、これも現実です。

私が0.5の地域に居住していたとしたら、女房と子供だけでも、できるだけ早くその地域外に住まわすことを最優先に考えるでしょう。

貴方はどのように判断されますか?
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1について


外部被曝と内部被曝を同様に扱うのは間違いです。
それは、内部被曝においては、等価線量を考えなければならないからです。
たとえば、甲状腺等価線量とは、放射性ヨウ素を体内に取り込むことにより、甲状腺に集積する放射性ヨウ素からの被曝線量のことであり、線量係数の年齢による違いから、この値は小児(1歳児)において、最も大きくなります。
簡単に言うと甲状腺について、1歳児は成人の10倍の被曝量になります。

被曝にどこまでなら安全というものはありません。
被曝量に比例するリスクがあります。
政府の避難地域になってない地域では、被曝のリスクと避難するリスクとを、各人が天秤にかけなければなりません。

京大の小出氏は、「被曝で発がんの可能性は増える。1mSvは2,500人に1人が癌で死ぬという数字。20mSvなら125人に1人。こどもは5倍だから25人に1人が癌で死ぬ数字。」
とおっしゃっています。

参考URL ドイツ放射線防護委員会の提言
http://icbuw-hiroshima.org/wp-content/uploads/20 …


2について
核実験の時代の方が、放射性物質が降下していたというのはまったくのデマです。
例えば、東京で3/21,22に雨で降った放射性物質セシウムは、60年代当時の年間降下量の約2.8倍でした。
つまり当時の約3年分の放射性セシウムが2日間の雨で降下したのです。

参考URL
http://www.47news.jp/CN/201103/CN201103250100075 …

参考URL
http://twitpic.com/4wy6hm
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生活していく上でリスクはたくさんあります。

放射線被害はいまトレンドなので大きく注目されますが、どこに引っ越しするにしろ、お子さんのお友達がいなくなるとか、虐めにあうとか引越し先が不便だとか別のリスクが発生する可能性があります。ほかにも引越しに伴う、良くないことがあるでしょう。そのあたりを良く考えて引越しの要否を考えられたらよいと思います。
でもどうしても放射線のリスクは耐えれれなければ、つくばの放射線科学センターの日本各地の自然放射線のサイトをはりつけておきました。「自然放射線の量 43ページ」
 経済的に余裕があるのならば1ヶ月くらいお試し避難をしてみて町の様子を確認されることが良いと思います。

参考URL:http://rcwww.kek.jp/kurasi/page-41.pdf
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>近くの公園とかはかなり放射線量が高い(地表で0.5μSv)



まず 0.5μSv とは 0.5μSv/h、つまり 1 時間当たりの量だと思われますが、それだけで「かなりの」と考えるのは早計です。

日本に於ける自然放射線量は 1.5mSv/年と世界平均の 2.4mSv/年よりも低いのですが、そのうちの半分は核爆弾や原発などなかった大昔から大気中に含まれるラドンを呼吸で吸入することによって受ける内部被爆であり、1 割強ほどはそのラドンやラドンが核分裂して生じるラジウム及びセシウムを吸収した植物を食べることによって受ける内部被爆です。(それ以外は地中のラドンや宇宙からの放射線による外部被爆)

さて、0.5μS/h ほどあると思われる自宅近辺を歩く時間は 1 日あたり何時間ほどですか?

仮に 2 時間とした場合、年間 365×2 時間ですから 1 千時間にも満たず、0.5μSv×千時間/年=0.5mSv/年にも満たない被爆量となり、地球上の何処に逃げようとも大気中のラドンを呼吸して得る被爆量よりも少ないものです。

0.5μSv/h という観測値が大気放射線量であって自宅近辺であろうと屋内であろうと変わらないものであったとしても、その年間被爆量は (睡眠中の呼吸量減少を考慮して概算しても) 世界平均の 2 倍程度にしかなりません。

ちなみに「世界平均の 2 倍」ですから世界には同程度の自然被爆を余儀なくさせられる地域が幾らでもあることになりますし、ラジウム温泉に浸かる以外にも飛行機で海外旅行する際の高空域やレントゲン照射その他、通常よりも高い放射線を被曝する要因は幾らでもあります。

放射線の健康障害は総量数十mSv/年という値になって初めて甲状腺癌などとの因果関係を指摘できる程度になるものであり、年間十mSv 程度ではストレス障害の方が遙かに大きな問題になるものです。


(1) についての御質問ですが・・・

同じものです。

放射線とは何かを Wikipedia 等で御調べください。

どの物質の放射線であろうとアルファ、ベータ、ガンマの 3 種類しかなく、その 3 種類はプルトニウムだろうと炭素 (C14) であろうと、どの物質から放射されようとも同じものです。・・・ちなみに C14 は遺跡から発掘されたものの年代測定に使われるもので、もともと大気にあるものですので、身の回りの殆どのものが C14 放射能を含んでいます。

>そもそも西日本のそれは外気被曝であって、内部被曝ではないですよね。

外気被曝の意味するものが判らないのですが、大気中に放射能があるのであれば、呼吸によって内部被爆を起こします。

地表や物の表面に放射能が付着している場合は風で舞い散らない限りは呼吸による内部被爆を起こすものではなく、靴底を介した被爆となりますが、アルファ線のような紙一枚で遮断できるような放射線は無視できますし、大気に舞い散る放射能の量も極めて少ないものですので、直接肌に触れる砂遊びのようなことでもしない限りは心配する必要もないでしょう。

ただし、幼児の砂遊びは地面に直接触れるものですし、鼻や口から体内に入る可能性も高い所作ですので、福島市が学校校庭の土を剥ぐ除染措置を行う決定をしたのも無理からぬことでしょう。


(2) についてですが

残念ながら昔は精度の高い放射線測定器がなかったこともあって、あくまでも推定値でしかないとも言えます。

しかし、爆発させて地球大気に撒き散らした放射能の総量は判るので、それが地球大気圏に拡散して消滅していくまでの過程をシミュレーションすることによって、どの地域にどの程度の放射能が残るかを推測することができます。

世界平均では非常に低いものですが、当然のことながら原爆実験地域や核爆弾 (核燃料) 製造地域では極めて高い放射能濃度を示すものであり、「安全地域」とされた海域で被爆した第五福竜丸事件のように当時の科学知識では予測不能であった琴も数多いことと思います。

ソースに関しては下記参照 URL など様々な文献がネットに公開されており、海外文献も含めれば膨大な数を見出すことができます。


結論として「都内からの一時避難」は全く意味がありません。

避難しようとしまいと被爆量に大差はありませんし、既に「多少精神的にも参っています」と仰られているように「避難した方がよいのではないかという不安から生じるストレス」の方が遙かに大きく健康を害している筈です。

実際、都内から避難してみたものの環境の変化に起因するストレスで逆に身体を壊したり、避難後の対人関係でストレス性障害を負ったという例が報道されていますので、避難のために移転を考えるのはストレスを増やすだけのマイナスにしかなりません。

参考URL:http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.ph …
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