初めて自分の家と他人の家が違う、と意識した時

もちろんどの大臣も大切ですが、例えば昔なら通産、外務、大蔵が重要閣僚ポストでしたが、今も経産、外務、財務が優遇ポストなのでしょうか?
軽量、重量ポストの順番を教えてほしいです。

A 回答 (3件)

重要度という言葉の定義によっても若干の変動がありますが……



戦前からの「格」でいうと、かつてのインナーキャビネットといえる五相会議を構成した大臣は文句なく重要閣僚ですね。首相は別にして、現在も残っているのは財務(大蔵)、外務の両大臣です。そして、旧内務省の流れをくむ厚生大臣も、省庁再編前は政策における重要度は別にして一目置かれる大臣でした。

人気という点の重要度で言うと、やはりダントツは建設、農水の公共事業官庁でした。票につながる郵政相も意外と人気のあったポストです。通産大臣は、省庁としては強力な役所でしたが、大臣としての重要度は格、人気の両面でそれほど評価されなかったポストです。

省庁再編後は、官房長官の重要度が大きくあがりました。それまでは単に首相の金庫番的な位置づけでしたが、省庁間の総合調整の権限が与えられたことで、カネ以外に政策面でも重要度を増したわけです。小泉政権で「官邸主導」が演出されるようになるとますます、官房長官の役割は重要になりました。

その小泉政権では、経済財政担当大臣も重要ポストでした。何しろ丸投げ体質の首相の下では、実質的に重要な内政政策を決める場である経済財政諮問会議を取り仕切るこの大臣の重要性がいやが上にも増したわけです。その後の安倍政権では総務相の役割が増大するなど、大臣はそのポストというより属人的な理由で重要度が変化しました。その分、財務相の重要度は相対的に落ちていきました。

政権交代後は経済財政諮問会議が廃止され実権を失った経済財政相に代わり国家戦略相の重要度が上がるはずでしたが、いろいろな理由で実権のある役職にならなかったためにかえってどの大臣が重要閣僚か分からなくなってきた嫌いはあります。ただこうした歴史的な経緯をふまえると、

外務、財務、官房

が格の上で、また

厚生労働、国土交通

がその所管する政策の重要性の故に、

重要閣僚だと称して差し支えないと思います。

なお、防衛相は個人的に今の首相に近いためにその政治力が強くなっていますが、「格」「政策」「予算」いずれの面でも発展途上の役所のため、まだ重要閣僚というには至っていないというのが現状です。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました!!
分かりやすかったです!!

お礼日時:2011/07/03 20:32

官房長官は別として、財務、外務、経産といったところではないでしょうか。


防衛も省になったので重要です。
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この回答へのお礼

やっぱり昔から大切な役所は決まっていますよね。
返答ありがとうございます。

お礼日時:2011/07/03 20:36

今もそんなにかわってないんじゃないですかね。




近年の傾向で見ると、

官房長官、経産、財務がやはり明らかに経歴持ってる人ばかりで
外務、厚労、国土交通、総務もそれなりに経歴持ってる人で、
それ以外は割と初入閣組も見られる感じです。


民主党政権になってからは派閥争いやら人材不足やらで参考になりませんが。
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この回答へのお礼

民主党はほとんど初入閣でどのポストも扱いが軽くなってしまいましたよね。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2011/07/03 20:35

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