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2H→2(H^+) +2e
2e+O→O^-2
2(H^2)とO^-2が静電気力でくっついてH2Oとなるから水はイオン結合している
と言う風にはなぜ言えないのですか?

ごく最近化学を勉強しはじめて全然わかりません。すみませんが教えてください。

A 回答 (5件)

高校化学では次のように分類されています。


・イオン結合……金属&非金属のクーロン力による結合。
・共有結合……非金属&非金属の共有電子対による結合。

しかし、実際の結合はこのように完全に分類できるものは少なく、
両方の性質を持っています。
塩素 Cl2 のように同種の原子の結合では100%共有結合です。
しかし、HClのように電気陰性度が違う異種の原子の結合では、
共有電子対はClの方に偏在し、分子として極性をもちます。
このような分子は完全な共有結合とは言えず、多少のイオン結合性を
持った共有結合ということができます。

同様に、H2Oも非金属同士なのでベースの結合は共有結合ですが、
電気陰性度の差が大きいため、ある程度のイオン性を持ちます。
とくに、水素原子はF,O,Nと結合すると、原子核が露出するので、
イオン性が高くなり、これが他の原子の非共有結合電子対と結合します。
これが水素結合です。
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この回答へのお礼

参考書にもそういう説明がありました。とりあえずそういう風に理解します。ありがとうございました。
 回答くださったみなさんありがとうございました。

お礼日時:2011/07/15 16:46

水分子においてHとOが結合しているのはH原子とO原子との間に出来る分子軌道のためです。



この分子軌道には結合性軌道と呼ばれるものが存在しここにH原子とO原子からの電子が入ることによって分子が安定して存在できます。正の電荷を持った原子核の間に電子の存在する結合性軌道(電子密度の高い領域)が存在する事により結合が保たれます(ここで原子核と電子が引き合う力はもちろん静電気力です)。

原子そのものがイオン化して静電気力で互いに結びつき、分子を形成するという単純な考え方は現代の化学(特に量子化学)では主流ではありません。
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これまでの回答者さんが言うように水はイオン結合ではないです。



でも水がイオン結合をしているというのは面白い観点です。
1つ訂正はイオン結合だと仮定するとH+とOH-の結合の可能性が高いです。水にはイオン積というのがあって、水の一部は酸性塩基性に関わらずH+とOH-に電離しています(H2O ⇔ H+ + OH-)。これを見るとイオン性もありますよね。これは水に限らずアルコール、アミンのOH、NHも同じで、H+を少し吐き出します。

ただ、この平衡は圧倒的に左に偏っているのでやはり水は共有結合性だと思います。ちらっと登場しましたが、水(アルコール、アミン)が水素結合をするのはこの少しのイオン性に起因しています。
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・水の結晶(氷)をX線などを使って原子の配置を解析すると


H^+とO^2-がイオン結合をしているイオン結晶だと考えるよりも、
H2O分子が集まってできた分子結晶だと考えた方がより観測結果に沿ったものとなる。

・イオン結晶性の物質は高沸点であると予想されるが、水の沸点は100℃と低い。

・イオン結晶を加熱して液体にしたものは電気を通しやすい性質を持つが、
純粋な氷を加熱して液体にしたもの(純水)は電気を通しにくい。

などなど、イオン結合していると考えると観測結果に合わないことだらけだからです。
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水の中に O^2- というイオン種はないと思います.

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