染色体

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質問者：himikan04
質問日時：2011/07/16 11:40
回答数：3件

もともとあった染色体の一部がなくなったら、同じものを再現し、移植して元通りにできないのですか？

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回答 (3件)

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No.3

回答者： aokisika
回答日時：2011/07/20 14:13

類似の質問を何回も繰り返していますが、質問の目的は何でしょうか？

最初は質問者さんが遺伝に起因する病気に罹患しており、治療方法を探しているのかと思いましたが、どうやらそうではないようですね。

たとえば小説のネタを探しているのであるなら、全身のＤＮＡに入り込む新しいウイルスが発見されたことにして、そのウイルスを利用した治療方法が発見されたことにすればよいわけです。ウイルスを使うことが危険か安全かはやってみなければわからないので、小説であるならやってみたら安全なものができたということにすればよいだけです。

小説であるなら、正常時の体からクローンを作りそこに脳を移植することにすればよいでしょう。脳を移植するためにはとてもたくさんの神経をつながなければならず、手術に時間がかかるうえ、手術後のリハビリにも多くの時間を割かないと体を動かせるようにはならないと思いますが、小説であるなら「できた」ということにすればよいわけです。

ただし、正常時の細胞をどうやって手に入れたのか、つじつまの合う状況設定が必要となります。普段使っているヘアブラシに半年前の髪の毛がついていることは考えにくいですし、半年前に行った別荘に置いたままのヘアブラシは当然掃除されていてきれいになっているでしょうし・・・。

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No.2

回答者： aokisika
回答日時：2011/07/16 14:06

たとえば腎臓は腹部の背中側の左右に２個ありますから、このうちの１個を移植することができます。

しかし、染色体と言うのはすべての細胞の中に入っています。

たとえば右手の人差し指の先端から１０ｍｍのところにある細胞の中の染色体に異常が生じていても、先端から１１ｍｍの細胞や９ｍｍの細胞の中の染色体に異常がなければ遺伝病は生じません。染色体の異常による病気が発症したということは、先端から１０ｍｍのところの細胞の中の染色体だけでなく、１１ｍｍのところにある細胞の中の染色体、10.5ｍｍのところにある細胞の中の染色体、10.1ｍｍのところにある細胞の中の染色体、10.01ｍｍのところにある細胞の中の染色体、さらに右手の人差し指だけでなく、右手の中指の先端から１０ｍｍのところにある細胞の中の染色体・・・、さらに左手の人差し指、中指・・・、さらに右足の人差し指、中指・・・、さらにおへその右側１０ｍｍのところにある細胞の中の染色体、10.1ｍｍのところにある細胞の中の染色体・・・、おへその上へ１０ｍｍのところにある細胞の中の染色体、10.1ｍｍのところにある細胞の中の染色体・・・

というぐあいに、全身の数十超個あるすべての細胞の中の染色体に異常が生じなければなりません。ということは染色体を治すには全身の数十超個のすべての細胞の中にある染色体を治さなければなりません。
移植をするためには顕微鏡で見ながら移植をしなければならないので、右手の人差し指の先端から１０ｍｍのところにある細胞を切り取ってきて顕微鏡の中で染色体を移植し、次に10.1ｍｍのところの細胞を切り取ってきて顕微鏡で見ながら染色体を移植し・・・ということを、全身の数十超個あるすべての細胞について行なわなければなりません。
この場合、全身を細胞の大きさにまでバラバラに切り刻むことになりますから、元の人間の形に戻すことができません。被験者は死んでしまいます。

というわけで、染色体を移植するということは不可能です。

ついでに言うと、クローンを作って脳を移植しようとすると、そのクローンは元の染色体に異常がある体の染色体を使って作りますから、できたクローンにも染色体異常が当然あります。染色体異常のない体に移そうとしてもそういうことはできません。

クローンを作るために全部の染色体が必要であるのかどうかは良くわかっていません。染色体には遺伝情報を含んでいないように見える部分がたくさんあるため、この部分がなくてもクローンが作れるのかもしれません。しかし染色体のある部分に異常があるために病気を生じているのだとしたら、その部分は生命に必要な部分だということですから、その部分を省いた染色体でクローンを作ろうとした場合、すぐに死んでしまったり重篤な病気を生じたりする可能性が高いと考えられます。