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ため息というのはなぜ出るのでしょうか?
学問的観点からお願いします。

A 回答 (1件)

換気をコントロールしているのは、延髄の呼吸中枢ですが、換気を刺激する原因には、動脈中の酸素分圧の低下、炭酸ガス濃度の上昇、肺の末梢受容体の刺激、中枢傷害、興奮、精神不安などがあります。

それぞれに、原因を感知して換気量上昇につなげるための受容体というものがあります。肺疾患などに伴う酸素分圧の低下、炭酸ガス濃度の上昇などは、頸動脈洞や大動脈受容体とよばれる末梢の受容体を介して、換気が刺激されます。ある種の肺疾患(肺血栓塞栓症など)では、必ずしも低酸素状態がなくても、肺の中にあるJ-recepterとよばれる受容体が換気を刺激します。それらに対して、中枢の異常(外傷や腫瘍など)や精神不安、興奮は直接呼吸中枢を刺激して過剰換気が起こることがあります。
ため息は、普通、特に基礎疾患のない健康な人が不安、ストレス、心配などの精神状態の時に一時的にでる大きな呼吸のことですから、そのような心理状態が呼吸中枢に直接作用するものと考えられます。不安状態が高じると不安障害ということになりますが、そういった状態での身体所見として、ため息や過換気症候群はごく普通の症状です。なぜ、そのような不安状態が生じるかと言えば、セロトニン系の調節の異常や大脳基底核、大脳辺縁系、大脳皮質などでの神経伝達がうまく行かないためではないかといわれていますが、まだ不明な点が少なくありません。ごく日常的な動作でも、それを科学的に説明するのは大変難しいことですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
しろうとなので^^;
前半は難解でしたが、
ため息についてはまだ解明されていないとのこととても勉強になりました。
また機会があったらよろしくおねがいします。

お礼日時:2001/05/02 19:43

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