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先頃温州で大事故を起こしたパクリ列車も在来線を走る線区だったようですが、現在動車組のほとんどは、専用の新線でなく、在来線を走ってますね。私は北京-ハルビンの和諧号に乗りましたが、しょっちゅう貨物列車とすれ違ったりするので、こりゃ「新」幹線でも何でもないな、と思いました。とはいえ在来線でも少なくとも250km/hくらいで走る以上、信号機は線路脇にあるやつではなく、運転台に数値で現示されるタイプでしょう。で、昔ながらの100キロ程度の列車は今も、赤黄青のを見て走っている(2方式混交)のか、というのが質問です。
それと、高速列車はやはりCTCで制御されているのでしょうか。もしそうなら、そのCTCのパネルには、高速列車も在来列車も全て位置表示されるのでしょうか。“和諧号だけ表示したって安全管理上ほとんど意味がないから、そうだろうな”とは思いますが、なにせ中国のことなので。
かの国がどれほどこういったシステムに関して正しく公開しているやら心もとないですが、事情通の方おられたら、教えてください。その際出典も併記してくださるようお願いします。

A 回答 (1件)

  高速鉄道については特に情報統制もないようで、車両の性能特性についての記述が出


てきたりもします(http://wenku.baidu.com/view/dfc5783467ec102de2bd …
が、鉄道趣味が発達していないせいか、素人向けには情報整理されていないようですね。

 信号システムについても、高速新線の事ばかりで高速運行を行う在来線のシステムの
記述があまり見当たりませんでしたが、捜索したところ、ETCS(ヨーロッパの統一列車
制御システム)の項目のところに、北京~上海の高速化された在来線区間で高速列車の
車内信号と、低速列車の信号機システムを混在させたシステムを採用している(ヨーロ
ッパのシステムを中国用に改変して使用)という意味の記載がありました。高速運転の
在来線では同種の方法を採用しているものと推測されます。但し、事故現場は旅客専用
の高速新線(最高速度が250km/hと若干低いので在来線と誤報されたのだと思います)
で、保安装置もより高規格なものが採用されています。

http://en.wikipedia.org/wiki/European_Train_Cont …

 CTCは下記の52ページなどを見ると2007年時点で5000キロの在来線に採用されています。

http://www-wds.worldbank.org/external/default/WD …

 というわけで、「全く安全装置がない」的な噂はさすがにファンタジーで、原設計が
欧州向けの機器が、東アジアの多雨湿潤な気候で異常をきたしたとか、欧米でも採用事
例が少ない制御システムゆえに(東欧から順次導入されている)、システム設計上の構
造上の問題が露呈した(ある条件でフェイルセーフが無効になる等)というのが実態か
と思われます。同種のシステムを世界標準をする等の動きもある事から、面子にとらわ
れずに対応することで色々と良い結果を生むと思うのですが。
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この回答へのお礼

驚くほど精緻かつ丁寧にお答えくださり、感激です。リンクしていただいた情報もじっくり読ませていただきます。
そういえば、ヨーロッパにも混在区間はあるんですね。
期待以上のご回答、誠にありがとうございました。

お礼日時:2011/07/29 21:35

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