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ソクラテスにとって「知」とは何ですか?

説明しなきゃいけないんですがよくわかりません、お願いします。

A 回答 (3件)

ソクラテスの方法論はよく知られています。

単純化してしまえば以下のような感じでしょうか。相手に思うところを言わせて(`Say what you believe.')、それを出発点として、議論の内的な整合性を、要するに矛盾点がないかどうかを吟味していく、と。
ですが、彼の方法について詳細を気にするよりも、古代ギリシャに伝統的な知識観を押さえることから入る方がよいと思います。例えば、次の2点に関して、ソクラテスの知識観は伝統からそう離れてはいません。
1. 神の視点から見た場合の人間の知識の有限性:ソクラテスは善や美について知らないし、知らないと思っていると言っていますが、人々の思い込みを攻撃したのは彼が最初ではありません。例えばヘラクレイトスは、自然研究に従事して多くの知見を蒐集していた学者たちに批判的でした。
2. 善く生きることと知識の繋がり:『プロタゴラス』篇にみられる主知主義のように、知識は人間がよく生きるための本質的条件とみなされています。こういう知識観と対立するのは、生きるために必要な手段としての知識とか、生活とは無関係な遊びとしての知識といった知識観です。
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「知っていると主張できることはわずかしかないが,おもわくと知識は別のものだということ自体は知っていることの一つに数えられる」



訳文そのままではなく要約しているが,これは無知の知で有名なソクラテスが,これについては無知ではないと自身が認めた知である。これは,プラトン『メノン』中で語られたものだが,おもわくが「知」であるとも,知識が「知」であるとも言ってはいない。ソクラテスはメタ知識を「知」と言っているのではないかと解釈できる。

教師が弟子に教えられる知識は,何か医術とか建築術とか弁論術とか,専門的な事柄を対象とする知識だが゛,ソクラテスの探求したものは知識の本質であり,知識そのものを対象とする知識であると考えられる。

知識の本質である「知」はその普遍的な目的を考えると,人生の目的に重なり,幸福や徳に結び付く。したがって,行使の結果,徳であり,幸福となるはずの「知」であると思われる。
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ソクラテスの産婆術は、対話を通して、相手に真の知を獲得させるというものである。

真の知とは、ただの専門的知識ではなく、人間的行為を正しく導く高次の知識である「善の知識」とされる。真の知があればこそ、知行合一という言葉のとおり、人は自然と正しい行為をなすこととなるのである。その真の知に至るには、他人との研究である対話が必要であるとされ、具体的には以下のようなプロセスで構成される。
まず、第一段階として、ソクラテスは徳に関する質問を投げかける。相手が示した意見や立場についてはそのまま認め、そうした前提に基づいてさまざまな説明をさせる。そこで、矛盾点が顕在化してくるように仕向けたり、論破したりすることによって、相手の無知を自覚させるのである。ソクラテスは、無知の知という言葉からも窺い知れるように、無知を自覚することが真の知への探究の第一歩であると考えていたのである。

いろんなの載ってました。
ここでソクラテスとか知とか入れて探しみたらどうですか?

参考URL:http://bit.ly/gw28vX
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