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No.15
- 回答日時:
それは、物理的には時間性は存在しないからです。
もちろん、環境の認識において、時間軸は必須ですが、
その時間というものを、物質的性質から導くことはできず、
あくまで外挿要因としてしか捉えられないのです。
よく、時間軸の定性化として、「エントロピー増大」が挙げ
られたりしますが、エントロピー増大が法則性を持つのは、
統計力学的な現象表面的な定性化においてであり、
たとえば、「コップに赤インクを落とすとピンク色に拡散する」
とか、「トランプは切るほどにランダムになる」というのは
もっともそうだが、1から3のカードを切るなら、1・2・3と
並ぶ事など稀ではない‥‥エントロピーに時間を依存するなら、
その度に時間が逆行しているのか?という話になる。
ひるがえって、時間軸的に移動する事が不可能であるかと
いえば、実は普通に行われている。
相対性理論において、「運動する物体の時間は遅れる」と
されるが、「時間が遅れる」とは、“未来へずれ込む”事を
意味し、全ての物体は相対運動ごとに、異なる速度で
時間軸的に移動していると言えるのだ。
つまり、「相対運動によって時間が遅れる」という事は、
「いつも同じメンバーが同じ時空を占めている」という絶対
時空の考えが否定される事であり、タイムマシンも大きな
意味を持たなくなるという事なのだ。
更に、最初に述べたように、時間軸が「意識=経験=過去」に
依存した、自我仮設(記憶=時間的流れ)と時空仮説(空間的
広がり)の相補分化に依存している時、その「相補分化」は
任意であり、つまり昨今言われる「認識される事による、
量子的な不確定性無限からの収束」は、ホログラムのように
オーバーラップしたパラレルワールドを意味している。
先ほど述べた、「相対運動ごとに時間が遅れる」というのは、
「相対運動=互いに相手が遅れる」事を意味し、あらゆる
相対運動ごとに異なる構成の世界が派生していると言える。
そのようなフレキシブルな時空構造において、タイムマシンの
存在意義など無いに等しい(自分とは無関係に共通の未来が
存在するとか、過去の結果として現在がある、といった古典的
な決定論に陥りがちな意識においてのみ価値が感じられる)。
ありがとうございます。質問をよく検討すべきだったと反省しています。自分自身なにが知りたいのか漠然としています。
凝縮された語句に理解が及ばず,どうしたものかと思っているのです。全体の感じとしては,時間を内面的な捉えられているように思えて共感するところが有ります。
自分自身,パラレルワールドが受け入れがたかったのは,自分が認識する世界の統一性(複雑な認識は混乱の元)を求めていたためで,他者の見る世界との齟齬は日常的にもありますし,これをパラレルワールドと解釈すれば問題はない。と,おかげさまで,気付きました。
まあそれでも,パラレルワールド間の共鳴,調和は望みます。やはり困惑することがないようにという願望から。
No.13
- 回答日時:
kaitara1ですが、鉛筆が「自然に」立ち上がることはないわけです。
過去のほうが現在あるいは未来よりエントロピーが小さいのではないでしょうか。そうですね。鉛筆が自然に立ち上がることはないですね。私はエントロピーの概念がよく分っていないらしく,
エントロピー小・・・相対的に,乱雑でない・秩序がある
エントロピー大・・・相対的に,乱雑である・秩序がない
で勝手に分けているようでした。
そこで,また勝手ですが,鉛筆が立っていることと,横たえられていることとの区別を,
エントロピー小・・・相対的に,不安定である
エントロピー大・・・相対的に,安定である
で行って,「安定な状態から不安定な状態に向かうのは自然ではない」と理とりあえず納得しました。
No.12
- 回答日時:
#4です。
>ところで,「3日で30年先へ行く」のは浦島太郎の亀ですか?
実は浦島太郎の亀はタイムマシンのプロトタイプで、不完全な製品でした。
本来のタイムマシンであれば、太郎が村に戻った後に「一気に歳をとる」などということが起きてはなりません。
現在のタイムマシンではそのようの事は起こりませんが、実は性能が悪く、正直「3日で30年」の性能がでません。
亜光速に加速するまで7年を要し、亜光速から減速するにも7年を要する為、往復で最低14年の旅行時間が必要です。
たとえば、加速・減速の14年にクルージングの6年を加えて、合計20年のタイムマシン乗務でやっと40年先の未来に行く程度の性能しかでないのです。40年先に行くために、20年間をタイムマシン内で過ごすのは、代償があまりに大きいので、まったく人気が無いのが実情です。
>40年先に行くために、20年間をタイムマシン内で過ごすのは、代償があまりに大きいので、まったく人気が無いのが実情です。
人気がないのはうなずけます。興味本意ではあまりにも大きな代償です。
No.11
- 回答日時:
まちがってますか?
○ はい。間違っています。あなたの明らかな間違いは過去・現在・未来という単なる言葉に囚われているからです。「因果律はくらませない。」は原因と結果の連鎖が正しいといっているのです。それを一般の人がわかりやすく時系列的に過去・現在・未来と表現しているだけなのです。
未来から過去に戻ろうが、過去から未来に行こうが、それを原因にして次の結果が現れるというだけなのです。わかりますでしょうか? 例えば、未来から過去に戻ったとして、その状態が原因になり、次の結果が現れるだけということなのです。時計的時系列がありきではなく原因結果の連鎖が主体ということなのです。その主体を覚えておく手段として時計やカレンダーがあるのです。
だから、どのような状態でもあなたの行動に対する「因果律」に応じた世界があなたの前に現れるだけなのです。このように言えば、タイムマシンは問題なく存在できますね。
実際の世界でもに時間は循環してますので例えば、100万年前も100万年後もすぐ近くにあるのですよ。時間で物事を見ると間違いということがそのうちに判るようになるかな。
ありがとうございます。間違いがはっきりしました。言葉にまだこだわるようですが,過去,現在,未来という概念は,客観時間の中で使い,主観時間(時間という言葉も問題ありかも知れませんが)の中で援用しないとすれば,すっきりします。
客観過去へ旅立つ私。私の未来に旅立つのだという思いは,客観過去なる世界へ,私を原因とした結果を過去にもたらすことになるということですね。
旅立つ前にあった,過去と,旅立った私の結果である過去は,もし因果があるとすれば,前者が原因,後者が結果というわけけですね。
二つの過去ではなく,それらは一系列上にありますね。
しかし,このときタイムマシンは,かつて過去であった時空に似た時空には行くけれども,原因から結果するほうにすすむにすぎないということですね。
原因から結果の方向に進むマシンは受け入れられます。
No.10
- 回答日時:
未来を現在にして過去に存在する。
これが可能なのは一度に全体を見る絵画ですね。時間を絵画として経験する意識存在があれば可能だという事を質問者は明らかにしたわけですね。
時間と空間の開始から終了にいたる全てを、その外から意識する意識存在ですね。
そういうのを私たちヨーガの一派は根源意識と仮に呼称しています。呼称を超えた存在です。
そういう意識を実現すればいいのですね。
時間空間の中のマシーンでは不可能ですが、時間空間を出ればいいのですね。そういうことを私たちは修行しています。
ラージャ・ヨーガの一つSelf-Realization Fellowshipですが。
マシーンでは仰せのように無理です。
ありがとうございます。時間を超時空から眺めればタイムマシンは可能ということですね。
また,身体に縛られ,時空の中から抜け出せない存在でありながら,その意識は時空に縛られず,本来時空の外の存在であるはずだから,本来的なあり方を修業によって習得しようとされているのですね。
根源意識は時空に縛られず,あらゆる時空に潜在しているのでしょうね。
No.9
- 回答日時:
過去へ行ったら、その過去は未来の自分が行った
過去になるから、元の過去とは違ったものにならない
ですかね。
つまり過去には行けない、と。
ただ過去は見ることは可能でしょう。
遙か離れた星を視る、てことは、何億年も昔の姿を
見ていることなんですから。
だから、光より速く跳んで、遠くに出かけ、そこから
地球を視たら過去が見えるはずですよね。
光よりも速い素粒子が発見されたと二、三日前の
新聞にありました。
ここだけの話。
私、タイムマシンを造ったことがあります。
ホントです。
但し、過去には行けません。行けるのは未来だけ。
そして、30年未来に行くのに30年掛かってしまう
という致命的な欠陥があります。
でも未来に行けるんですからタイムマシンと呼べるでしょう。
(小松左京 より盗作)
ありがとうございます。「過去に行けない」は同じ理由で同意します。「過去を見ることは可能」も納得できます。
ニュートリノが話題はこの質問のきっかけです。しかし,タイムマシンに言及するのは時期尚早であろうという思いです。
30年未来に行くのに30年掛かってしまうタイムマシン。いいじゃないですか,行けないマシンよりは。
No.8
- 回答日時:
よくたとえられますが机の上に立ててある鉛筆をゆすって鉛筆を倒すところを動画がとる場合、どの方向に倒れるかはわかりません。
しかし撮った動画を逆回しすると必ず鉛筆は立ち上がってきます。この例では過去にさかのぼると過去は確定的であるということになります。しかし実は鉛筆が机の上に立っているのは誰かが意図的にそうした以外には考えられません。つまり過去の出来事も実に確率が低いこと、つまりエントロピーが小さいことだったわけです。ビッグバンの問題とも一致します。宇宙は誕生した時エントロピーは小さかったはずですが一体誰によって(あるいはどのような仕組みで)エントロピーが小さい状態が用意されたのか、だれにもわからないということではないでしょうか。 再回答ありがとうございます。動画のたとえが分かりやすいです。はじめはなるほどと思いましたが気になることがあります。
立っているという事象と,揺れ動いていという事象と,倒れているという事象に分けますと,不確定的なのは揺れ動いている事象だけですので,これだけをとってみると,はたしてエントロピーの増大方向に時間が進んでいるといえるのかという疑問が生じました。
たとええとしてはよいけれども,エントロピー解釈を適用すべきでない事象なのでしょうか。
No.7
- 回答日時:
例えば、『粘土が一つ』あったとします、仮にその一つの粘土を『宇宙』とします、
その一つの粘土は丸(過去)→三角(現在)→四角(未来)の順序でしか形が変化できないとします、この粘土の形の不可逆的な変化を『時間』とします、
そして、粘土は前後左右上下のどの方向へも自由に転がせるとします、この移動の自由度を『空間』とします。
これが主観的時間だと思います。
次に粘土(宇宙)が、丸(過去)、三角(現在)、四角(未来)の形それぞれあらかじめ別々に三つ用意されていて、順番に丸→三角→四角の順序で見せられているとします。
これが客観的時間だと思います。
自分は宇宙は主観的時間が正しくて宇宙は粘土と同じように一つの宇宙が過去→未来の不可逆的な順序で形をただ変えているだけだと思っています。
宇宙が粘土みたいに三つあるとは思えません。
宇宙が粘土のように三つあったらエネルギー保存則に反する気がします。
もし、タイムトラベルできるとしたら映画バックトゥザフューチャーのような、時空を飛び超えるようなタイムトラベルは宇宙が未来過去と別々に複数存在しないと仮定した場合は不可能だと思います。
もし、タイムトラベルできるとしたら、自分を除いた宇宙自体または指定した空間の時間を逆に進ませて過去を作ることが出来た場合だと思います、もし指定した空間の時間を一瞬で逆に進ませることができて過去を一瞬で作れたら時間を飛び超えたような感覚になるかもしれません。
一つの宇宙(粘土)が不可逆的に形を変えているのが時間だとしたら、過去と未来は形によって区別できても、その素材となる宇宙(粘土)は本来一つのエネルギー保存された一つの宇宙(粘土)だと思います。
そう考えると過去の素材も未来の素材も、今現在の同じ一つの宇宙(粘土)でしかないと思います。
再回答ありがとうございます。不可逆的に進行するという強い時間観念がありますので,私も一つの宇宙しか受け入れられません。
それで,すでに定まっている客観過去への旅は(もし可能なら)主観未来への旅であり,そのことによって生じるもうひとつの過去という解釈はとらず,むしろすでに定まっているとされる過去を,修正するという立場になります。
No.6
- 回答日時:
確かに、「タイムマシンで『これから』過去に行く」と言うと、それは時間的には過去に行くことだけれど、『これから』ということは未来でもありますね。
また、時間軸の過去に行こうが、未来に行こうが、その場所で自分が経験しているのはつねに今この瞬間の過去や未来に居るという現在でしかなく、時間軸を移動しようと今この瞬間(現在)しか経験できない以上は、未来に行こうが過去に行こうがその時間軸が今この瞬間の現在になってしまい、経験するのは絶対に現在になってしまう以上は、考え方によってはタイムトラベルは不可能なのかもしれませんね。
ありがとうございます。 タイムトラベルは不可能。それもありですね。
たぶん,時間について同じような認識をされているのでしょうね。我々は今この瞬間からはどうしても抜け出すことができません。そして,今この瞬間のなかに過去と未来を築いていきます。
このような主観的時間認識と,ふつうの客観的時間認識の折り合いをつけたいと思うのです。私の時間認識はこの二つが調和していないと感じています。
空間を旅するように,広がる時間を旅するようなことが(過去にさかのぼるのが可能かどうかは別として,少なくとも少しずつ未来に進んでいるとする普通の考えが)考えられるのは,客観的時間認識の中での話です。
このとき時間は私の外に広がっていなければならない。しかし時間は内にあるのだと思っている。このへんをすっきりさせたいと思うのです。
No.5
- 回答日時:
タイムマシンは未来に行くことができる機械です。
乗組員の時間の進行を遅くすることで「3日で30年先へ行く」などができます。過去は見ることができますが、その時点に何らかの行為をすることができません。
したがって、一度未来に行ってしまうと二度と現在に戻ることが出来ないので、余り実用的ではない機械です。
もくぞうさんありがとうございます。
過去に行くことも,干渉もできないとすると,過去は変えられないという自然科学的なお立場だと思います。
行ったきりのタイムマシンの非実用性はもくぞうさんならではのユーモアですね。
ところで,「3日で30年先へ行く」のは浦島太郎の亀ですか?
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