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バッドエンドの映画とかアニメ、漫画などの作品が見たいと思う人の心理が知りたいです。

バッドエンド物って見終わった後、嫌な気持ちになるじゃないですか。
それなのにあえて見るという心理がよくわからないのです。
私はどっちかというとハッピーエンドの作品の方が好きです。
でもバッドエンドの作品を求める時もあります。
それで何で自分でもバッドエンドを求めるのかがわからないのです。

それで思ったのですが何で人ってバッドエンドを求めるのかなぁと疑問に思ったので質問をしてみました。
気軽に答えてくれても真剣に答えてくれてもいいです。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

下記は、質問の直接の答えではないし、裏を取ったわけでは無く偏見かもしれないので、信じすぎない程度に聞いて下さい。




悲劇的な雰囲気に浸るのが好まれた時代がかつてあったというような話を本で読んだことがあります。
※マスコミを批判する本の中で関連する話として触れられていた記憶があります。
想像になりますが、そのかつての風潮の流れがあるのかもしれません。


悲劇的な雰囲気に浸るのが好まれたというのは例えば、音楽は明るいものは流さず、失恋しただけで「もうこの世の終わりである」と頭を抱えるようなものだったそうです。
それがステータスであったとさえ書かれていたかもしれません。(ここはかなり自信がありません)
その風潮があったというのが本当なのか、あったとしたら何故なのか、現在小説やゲームでのバッドエンドを好む人がいるのと関係があるのか・・・というのははっきりしませんけどね。


ちなみに私もバッドエンドは好きではありませんね。
一時は好きでしたよ。
でも、バッドエンドだから大人向きとか教訓が多いとか思っていたのはただの勘違いなんじゃ無いかなと思うようになりました。
創作物だけではなく、日常生活からしてそもそもそうだと思います。
失敗体験だけでは無く、予定通りにいったこと、予定よりもうまくいったこと全てを振り返って学ぶべきであり、失敗していないから学ぶべきものは何も無い・振り返る必要は無いというのはおかしい気がします。
さらに言えば創作物は、教訓が一番大事なわけでもありませんしね。

そう思ったら、バッドエンドの良さというものが分からなくなりました。
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バッドエンド物って、登場人物が己の持てる能力の全てを出し切るが如く、果敢に運命に立ち向かって行くというストーリーが多いですよね。


その中途中途で仲間を見つけて協力し合ったり、小さな勝利を収めて、ささやかな希望が見えたり…。

その時代というか社会というか、自分一人の力ではどうにもならない大きな力に翻弄されながらも生き抜こうとする姿がとても魅力的かつ人間的で共感できたり、ときには自分と重ねて応援したくなったり。
逆に、自分が如何に安穏として暮らしているのかに気付かされて、胸が締め付けられたり…。

―― ここまではハッピーエンド物にもあることですが、大きな違いはと言うと「背負っているものの大きさ、重みの違い」と言えると思います。
(同じ運命でも、英語で言えば“fate”がバッドエンドならば、“destiny”がハッピーエンドに当たると思いますが、日本人的な感情が働いて、判官贔屓的にバッドエンド物の登場人物を応援したくなるというのもあると思います。
【fate と destiny について】http://www.excite.co.jp/dictionary/english_japan …


今はどうだか解りませんが、一昔前は失恋した女性達は“中島みゆきさん”の失恋ソングでドップリと暗い気分を味わって、どん底まで落ちてから、そこから這い上がるべく気持ちを奮い立たせたものだそうです。
映画や漫画にバッドエンドを求めるのにも、同様の心理が働いていると思います。

作品を鑑賞することで、登場人物達の波瀾万丈な人生を疑似体験することも一つの目的になっていますが、自分の現実の立ち位置の確認には、バッドエンド物の方がハッピーエンド物よりも分かり易く、感情移入し易いというのが要因としてあるのでは…。
つまるところ、「自分自身の幸福値を確かめることにバッドエンド物は一役買っている」のではないでしょうか。

辛いときこそ、「本当の幸福とは不幸とは何か? 生きるとはどういうことなのか?」とトコトン突き詰めて、歌や物語に登場する主人公達の苦しみを間近に感じることで、言葉は悪いですが、ここまで辛い運命に立ち向かう人がいるのなら、自分はまだまだやれるはず、頑張れるはずだと奮起する為に「活力源として求める」ということも考えられます。


他にも色んなことが考えられますが…
何だかよく分からないけれど、不安だとか悲しいと感じることは、生きていく上で経験する人は多いものでしょう。
自分では言葉には出来ない、映像化しにくい不安や葛藤が作品によって具現化され、シミュレーションすることが出来るので、安堵感が得られるという点も大きいと思います。
そういった実態の掴み辛いストレスを作品を観て泣くことで鎮められるということを経験上 実感している人が、バッドエンド作品を求めるのではないでしょうか。

これに関連すると思われる話として、
【泣こうよ.com】http://www.nakoyo.com/ では、
【涙の効用】http://www.nakoyo.com/weep0+index.id+3.htm
という記事が載っていますので、是非ご覧になって下さい。

その記事について掻い摘んで説明します。
そこで紹介されているウイリアム.H.フレイ2世博士の「感情的な涙」の調査結果によると、人は喜びよりも悲しみに涙する生き物 (1.悲しみ:50%>2.喜び20%) なんだそうです。
また、“感情的な涙にはストレス物質コルチゾールを体外に流す作用があり、それによって人は心身の健康を保つことが出来る”という話が載っています。(「ストレスと涙」でネット検索すると“コルチゾール”の記事が幾つもヒットしますので、併せてご覧になると参考になると思います。)

*****

これは私の場合ですが、バッドエンドの物語を見るときは、一縷の望みを求めている事が多いですね。
完膚無きまでにどん底なものよりも、何処かで救われている人はいないのか?とか、ハッピーエンドとは言えなくとも、望みを託せるようなサバイバーとも呼ぶべき逞しい人はいないものかと…。
―― それに期待しているからこそ見てしまうということがありますね。

悲しみの中の希望は尊く思えるから、つまりは「感動したい」ということ、これが本音になりますね。
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ハッピーエンドはウソくさい。


ハッピーエンドは作品として軽い気がします。

バッドエンドのほうが、人生を味わったという
実感があり、余韻を味わい続けられます。

すべての人生は死で終了するんだから
バッドエンドでしょう。
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この回答へのお礼

確かにハッピーエンドって終わった後はどこが引っかかる部分がありますね。
そこが嘘くさいと感じるところなんでしょうね。
参考になります。ありがとうございました。

お礼日時:2011/11/24 00:41

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