これ何て呼びますか

日本語の複文について質問です。

複文は、主節、従属節の主語が同じ場合とそうでない場合や、テンスが同じ場合やそうでない場合があるとおもうのですが、それが具体的に理解できません。
どういった文だと主語やテンスが同じで、どういった文だとことなるのかをおしえていただけないでしょうか?

A 回答 (2件)

質問に的確に答えられそうもありませんが、以下の説明を少しでも役に立ててください。


1.主語
状況や文脈次第で主語は決まります。複文の一般法則は見つけられないように思います。
(1)子どもが手を上げて道路を渡った。
(2)母が家に戻って、私は遊びに出かけた。
(3)お父さんは会社へ行って、お母さんは買物に行きました。
(4)電気が点いて、家の中が明るくなった。
(5)駅に行ったらみんなが待っていた。
(6)傘を持って行ったが雨が降らなかった。
付帯条件を示す(1)の場合主語は共通です。時間を示す(2)の主語は共通の場合は省きますが異なる時はそれぞれに異なる主語をおきます。並列を示す(3)、理由や目的を示す(4)、条件を示す(5)、逆接を表す(6)などは異なる主語を持つ場合が多いようですが、もちろん共通の主語を持つ文章も作れます。共通の場合は少なくともどちらかの主語は省略されます。

2.テンス
日本語には英語文法と同じようなテンスはありません。もちろんテンスはありますが形式的に決まるものでなく状況や文脈に応じて使い分けられます。たとえば;
「~た。」は完了や過去を表すが、どちらかは状況や文脈で決まる。
「~る。」は未来か一般的事実を表すが、どちらかは状況や文脈で決まる。
「~ている。」は現在や動作継続中を表す。
(1)切符を買った人は入場して下さい。
(2)切符を持っている人は入場して下さい。
「買った人」は既に買った人もこれから買う人も含みます。すなわち過去も未来も表します。動作の完了の用法です。(2)は(1)と同じ意味になります。動作の継続(所有)の用法です。

(3)切符を買う人は誰もいなかった。
(4)切符を買っている人は誰もいなかった。
(5)切符を買った人は誰もいなかった。
それぞれ(3)、(4)、(5)は同じ意味になります。すなわち「買う」も、「買っている」も、「買った」も主節と同じ過去を意味します。(3)は事実、(4)は動作中、(5)は過去の用法です。
結局日本語文法は英語と同じ形式では説明できません。形式が同じで意味が異なったり、形式が異なっても意味が同じだったりするのは都合がいい面も悪い面もあります。それだけ日本語は奥が深いことになりますが、外国人には難しい言葉だと思います。
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この回答へのお礼

お礼遅くなって申し訳ありません。
大変詳しい説明ありがとうございます!
とても参考になりました。

お礼日時:2012/01/24 01:53

文法的に見ると、日本語は必ずしも主語を必要としませんし、テンスに応じた動詞の変化もしません。



なので、主語やテンスが明記されていない場合は、それぞれの文の意味を文脈も含めて読み取って判断するしかありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。がんばってみます!

お礼日時:2012/01/24 01:53

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